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キングダムカム・デリバランス公式サイトへ
  • DMM GAMES
  • Warhorse Studios
  • 発売日:2019/07/18
  • 価格:通常版:7360円(税別)
    限定版:1万800円 (税別)
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[E3 2016]リアルな世界観が特徴の「Kingdom Come: Deliverance」。実在の古跡をモチーフにした修道院は当時の修繕状況まで再現
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印刷2016/06/15 21:17

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[E3 2016]リアルな世界観が特徴の「Kingdom Come: Deliverance」。実在の古跡をモチーフにした修道院は当時の修繕状況まで再現

 Warhorse Studiosが開発中のアクションRPG「Kingdom Come: Deliverance」PC / Mac / PS4 / Xbox One)のライブデモが,E3 2016における同社ブースで公開された。

今回デモを紹介してくれた,左からWarhorse StudiosのミュージックデザイナーAdam J. Sporka氏,PRマネージャーのTobias Stalz-Zwilling氏,そしてコミュニティ担当のRick Ragnese氏
画像集 No.002のサムネイル画像 / [E3 2016]リアルな世界観が特徴の「Kingdom Come: Deliverance」。実在の古跡をモチーフにした修道院は当時の修繕状況まで再現

 「魔法もドラゴンも登場しない中世ヨーロッパ」が描かれたKingdom Come: Deliveranceは,15世紀初頭の東欧ボヘミア地域を舞台としており,プレイヤーは戦禍で身寄りを失った若き鉄鍛冶屋としてゲームを始めることになる。そこからは,兵士になって身を立てて一軍を率いる身になろうが,吟遊詩人として生きていこうが,さらには希代の盗人として成り上がろうがプレイヤーの選択次第と,ゲームの自由度は非常に高い。
 また,NPCの農夫が仕事から帰ってくると居酒屋でくつろいでいたり,プレイヤーがポーションを作るためには,必要な薬草を採取して,それらを煮つめるといった複雑な手順が必要だったりと,とにかくリアル志向な世界観が特徴の作品となっている。

画像集 No.003のサムネイル画像 / [E3 2016]リアルな世界観が特徴の「Kingdom Come: Deliverance」。実在の古跡をモチーフにした修道院は当時の修繕状況まで再現
画像集 No.004のサムネイル画像 / [E3 2016]リアルな世界観が特徴の「Kingdom Come: Deliverance」。実在の古跡をモチーフにした修道院は当時の修繕状況まで再現

実在した修道院でクエストを遂行。当時の状況まで再現するリアルへのこだわりに注目


 今回のライブデモで明らかになったのは,防具や武器に関する詳細と,修道院に潜入するクエストの2つ。その内容を紹介したムービーを入手したので,まずは確認してほしい。


 簡単ながら解説を加えておくと,まず防具は,頭と胴体,腕,そして足の4か所に分かれたパーツで構成され,それぞれに重さや強度といった細かな設定が設けられている。「生身の状態であれば,プレイヤーキャラクターもNPCも受けるダメージやスタミナなどは同じ」とのことで,それを変化させていくのが防具や武器になるわけだ。
 例えば,いわゆるバケツ型のヘルムを装着したフルプレートアーマーであれば,防御力が劇的に向上する代わりに,視界は落ちるしスタミナも減るといったマイナス要素が加えられる。当然ながら,革製のアーマーや布の衣服だと動きやすくなるが,その分,相手の攻撃には弱くなる。

 武器の場合も同じで,フルプレートアーマーの敵に対しては,スラッシュ(斬撃)系の剣などはほぼ無力であり,相手を叩きつけて骨を折ったり,内臓を破裂させたりできるブラント(打撃)系の斧やメイスなどのほうが有効だ。
 火炎や氷結の属性といったファンタジー系のゲームにありがちな武器の付加価値は,リアル志向の本作では期待できない。剣は剣,斧は斧であり,その性能を変えるのは,どれだけ良く“砥がれているか”の一点だという潔さである。

画像集 No.005のサムネイル画像 / [E3 2016]リアルな世界観が特徴の「Kingdom Come: Deliverance」。実在の古跡をモチーフにした修道院は当時の修繕状況まで再現

 今回のデモでは,こうした防具や武器を選んで,剣闘士のように戦い合うトーナメントに飛び入り参加するシーンも紹介された。実際に自分が戦うだけでなく,戦っているNPCの勝敗で賭けをすることも可能だという。自分の対戦相手に賭けて,わざと負けるというズルい金儲けもできるそうだが,その場合はかなりの確率でほかのNPCに察知され,損をした人が差し向けた暗殺者につけ狙われるといった,ネガティブな方向のクエストが追加されることになる。

画像集 No.006のサムネイル画像 / [E3 2016]リアルな世界観が特徴の「Kingdom Come: Deliverance」。実在の古跡をモチーフにした修道院は当時の修繕状況まで再現

 ちなみに,今回紹介してもらったクエストの内容は,要人から「修道院に隠れている,顔に傷のある男を探し出してくれ」というもの。当時のヨーロッパでは武装した状態で修道院に入ることは許可されなかったらしく,そのためプレイヤーは修道僧のリーダーに,自分も修行を積みたいという嘘をついて紛れ込み,実際に修道僧の見習いとして与えられた仕事をこなしながら,何日もかけて目的の人物を探し出すことになるそうだ。

 風景やオブジェクトの質感が非常にリアルに描かれている本作だが,この修道院はWarhorse Studiosのオフィスから15分ほど離れた場所にあるという実在の古跡をモチーフにしているという。
 文献によると,15世紀初頭は聖堂が修繕中であったとのことで,実際に木製の骨組みやクレーンなどが回りに設置されているなど,本当にゲームに必要なのか分からないほど,当時の様子を忠実に描き出そうという姿勢で取り組まれている。

画像集 No.007のサムネイル画像 / [E3 2016]リアルな世界観が特徴の「Kingdom Come: Deliverance」。実在の古跡をモチーフにした修道院は当時の修繕状況まで再現

 本作は,3つのエピソード形式で発売され,ストーリーが進行すると活動できる範囲も広がっていく。残念ながら,そのエピソード第1弾のリリース時期は2017年になってしまったのだが,こうした独創的なゲーム作りを行うインディーズ系のスタジオを応援したいというゲーマーは少なくないはず。もうしばらく,その開発を長い目で見守りたいところだ。

「Kingdom Come: Deliverance」公式サイト

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