イベント
[TGS 2013]「子供向けだとしても,ドラマを訴えたい」。制作総指揮の名越稔洋氏が作品の魅力を語った「ヒーローバンク」ステージイベント
イベントでは「ヒーローバンク」制作総指揮の名越稔洋氏と,PR担当の南木助手氏,そしてコロコロコミック編集者の益江宏典氏が,同作に関するトークを行った。ここではステージの模様をレポートしていこう。
ステージではまず,名越氏が登場して「ヒーローバンク」の魅力を解説。本作は子供をメインターゲットにした作品だが,同氏曰く「子供向けだとしても,ドラマを訴えたい」とのことで,一切の妥協無く制作に取り組んでいるとのこと。「龍が如く」よりもスケールの大きいプロジェクトになっていると,名越氏は話していた。
また本作には,キーワードとして「お金」が登場するが,ストーリーでは「お金を稼ぐ」ことの大切さや,そもそも「稼ぐ」とはどういう事なのか,というメッセージを盛り込んでいきたいとも語っていた。
名越氏の解説の後,コロコロコミック編集部の益江宏典氏がステージに現われた。益江氏は「ヒーローバンク」を紹介する記事と,同誌にて連載される漫画版「ヒーローバンク」の編集を担当している人物。またそれだけではなく,ゲームの中身についても一部関わっているのだという。
そんな益江氏だが,「ヒーローバンク」については,泣ける話もありつつ,大金をかけて戦う場面もあるなど,場面ごとのギャップに面白さを感じたとコメントしていた。
「ヒーローバンク」をプレイしての感想を求められた益江氏は,「(格闘シーンで)殴られるとお客さんがお金を投げてくれるんですよね。お金が欲しいと思った時は,わざと殴られたりすることもあって,ちょっと変わってて面白いなって思いました」とコメント。
今後の展開を訪ねられると,名越氏は「漫画,ゲームとありますが,その中でベストな選択をしていくことが一番大切だと思います」と話していた。益江氏も,「セガさんと組んだことで色々な事ができるんだなと,ワクワクしています」と,今後の展開に期待を寄せていた。
また,ここでPR担当の南木氏が登場。まず,6月に行われた次世代ワールドホビーフェアについて触れ,たくさんの人に「ヒーローバンク」をプレイしてもらうことができて嬉しい,とコメント。さらに,夏休み期間中に行われたコロツアー2013でも非常に好評を得たとしていた。
さらに,格闘家の角田信朗さんが歌う「ヒーローバンク」の主題歌「かせげ! ジャリンコヒーロー」も紹介。併せて,初公開となるPVも上映された。
こんな感じでステーズは進んでいき,あっと言う間にイベントは終了。
最後には,益江氏が「来年,再来年と漫画「ヒーローバンク」を連載できるように頑張っていきたいと思います」とコメント。
さらに名越氏も,「キッズ向けのタイトルとして,新たな挑戦を始めます。『龍が如く』を通じ,新しい企画を立ち上げる上で得たノウハウは,『ヒーローバンク』にも応用していきたいですね。小学館さんと一緒にやらせてもらえるということで刺激もたくさんありますし,僕自身,凄く楽しいです。小学館さんは子供のことをよく知ってますし,ここまでは許される許されないの線引きも明確に分かってらっしゃいます。それは,良いものが出来る絶対的な条件だと思います。ぜひ期待していて下さい」と挨拶して,ステージを締めくくった。
「ヒーローバンク」公式サイト
- 関連タイトル:
ヒーローバンク
- この記事のURL:
(C)SEGA