プレイレポート
本日配信の「マリオカート8」の「追加コンテンツ第1弾」を先行体験。懐かしいけど新しい,あのコースも走れるように!
このコンテンツで新登場する各要素を配信前にプレイすることができたので,その内容を画像とともにお届けしよう。
なお,今回配信されるコンテンツは以下の通りだ。
●キャラクター×3体
- リンク
- タヌキマリオ
- ネコピーチ
●マシン×4台
- Bダッシュ
- マスターバイク
- ブルーファルコン
- タヌキバギー
●コース×8コース
- GC ヨッシーサーキット(たまごカップ)
- エキサイトバイク(たまごカップ)
- ドラゴンロード(たまごカップ)
- ミュートシティ(たまごカップ)
- Wii ワリオこうざん(ゼルダカップ)
- SFC レインボーロード(ゼルダカップ)
- ツルツルツイスター(ゼルダカップ)
- ハイラルサーキット(ゼルダカップ)
「マリオカート8」公式サイト
今回の追加コンテンツで登場するキャラクターは3体。その中でも,これまでのキャラクターがほとんどマリオシリーズから参戦している本作において,「ゼルダの伝説」シリーズからのリンクの参戦はかなり異色の存在と言えるだろう。
普段は馬(エポナ)に乗っている彼だが,同時配信のマスターバイクに乗って走る姿もなかなかサマになっている。ジャンプアクションでは,マスターソードを使ったポーズをとり,アイテムのブーメランフラワーやボムへいを取って使えば,リンクらしいアクションも楽しめるはず。
タヌキマリオとネコピーチは,それぞれ「スーパーマリオ 3Dワールド」からの参戦。注目はやはりジャンプアクションで,とくにピーチのそれはかなりキュートなもので,ファンがゲーム中にジャンプアクションを行うモチベーションアップにつながるのではないだろうか。
リンクとマスターバイク |
ネコピーチ |
タヌキマリオとタヌキバギー |
追加されるマシンは4台。「マリオカートDS」のパッケージでおなじみの,レトロな葉巻型車体「Bダッシュ」,リンクの愛馬とハイリアの盾をモチーフとした「マスターバイク」,「F-ZERO」より「ブルーファルコン」,タヌキマリオがモチーフのオリジナルカーの「タヌキバギー」だ。
タイヤとグライダーもマスターバイクにぴったりな「トライフォースタイヤ」と「ハイラルカイト」などがある。もちろんそれらは他の車体にセットすることが可能。ちなみにブルーファルコンは,設定上はタイヤのないマシンだが,本作ではタイヤが車体下にできるだけ隠されるようにデザインされている。
Bダッシュ |
ブルーファルコン |
気になるコースは,「たまごカップ」と「ゼルダカップ」で,それぞれ4コースが用意されている。各コースの特徴は以下のとおりだ。
●GC ヨッシーサーキット(たまごカップ)
ニンテンドー ゲームキューブ版「マリオカートダブルダッシュ!!」に登場するヨッシーサーキットをほぼそのまま再現したコース。ヨッシーのシルエットを模したコースレイアウトで,ちょうど背びれの部分にある特徴的な連続カーブには,本作ではパックンフラワーが配置されている。BGMはもちろんゲームキューブ版のアレンジバージョンだ。コース自体はアップダウンが少なく,空中や反重力エリアもない,純粋に走行のみを楽しめるとても走りやすいコースだと感じた。
●エキサイトバイク(たまごカップ)
ファミリーコンピュータの「エキサイトバイク」をモチーフにしたコース。オリジナルでは直線のみだったコースを細長いヘアピン状にレイアウトし,横方向だった視点は本作ではもちろん後方視点のものとなる。
最大の特徴は,コース上の坂やジャンプ台などがプレイするたびに変わるということ。スピードが落ちるぬかるみや,巨大な複合障害などの各種障害物もオリジナルのエキサイトバイクと同じものだ。ただしゲームシステム上,オーバーヒートやウイリーはないので,そこは本作に準じた走行で楽しみたい。
BGMは同作のタイトル画面の曲やゴールファンファーレをアレンジしたもの。原作では見ることのできなかった,スタジアムの全景なども必見だ。
●ドラゴンロード(たまごカップ)
「スーパーマリオギャラクシー2」のボス「ガブリュウ」がモチーフとなった追加コンテンツ第1弾のオリジナルコースで,アジアチックな城や廟をイメージした背景で統一されている。BGMもアジア風だ。
スタート直後に飛び込む竜の建造物の口が反重力エリアの入口になっていて,以降その胎内や背中の上にあたる部分をコースとして走行し,最終的にシッポの先端からスタート地点へと戻ってくる。コースは中盤から曲がりくねっていて,要所に壁がないポイントも出現するテクニカルなコースだ。リプレイ時には,背景に存在するジュゲムの像や壁画も注目してみよう。
●ミュートシティ(たまごカップ)
「F-ZERO」シリーズの人気コース「ミュートシティ」を,マリオカート8風にアレンジしたコース。レイアウトは「F-ZERO GX」のミュートシティ「ツイストロード」に近いねじれたコースで,スタートからゴールまでのすべてが反重力エリアとなっている。
コース上の連続したダッシュプレートで加速して高速で走れるほか,壁にぶつかると電撃で急減速してしまったり,ピットゾーンに入ると最中にコインが補充されたりといった,独自のギミックが盛り込まれた楽しいコースになっている。
今回の追加コンテンツに含まれるブルーファルコンと,amiiboのキャプテン・ファルコンのフィギュアを使って入手できるMii用のキャンプ点・ファルコンのレーシングスーツでプレイすれば,気分は完全にF-ZEROそのものだ。
●Wii ワリオこうざん(ゼルダカップ)
「マリオカートWii」に登場した,「ワリオこうざん」のコースをアレンジしたもので,鉱山に敷かれたトロッコの線路上を走るコースだ。アップダウンが激しく,大きくバンクした中盤は反重力のエリアになっている。トロッコはここでコースに現れるが,接触すればスピンターボでスピードアップできるので,うまく活用したい。レールをよく見て走ると,ショートカットできる場所を見つけることができるかもしれない。
●SFC レインボーロード(ゼルダカップ)
スーパーファミコンでプレイヤーを悩ませた難度の高い「レインボーロード」を,マリオカート8上で再現。七色に光るタイル上のコースや直角カーブで構成されたレイアウト,アレンジBGMなど,モチーフはあくまでスーパーファミコン版のもの。
コース幅が広いので,オリジナルほどコースアウトすることはなくなったように感じたが,ドリフト時などは注意が必要となるだろう。コース途中にいるスーパードッスンは障害物としての存在だけでなく,落ちたときにコースを大きく波打たせる力を持っていて,平坦なコースに起伏を発生させる。二つ並んだものが,同時に落ちたときと片側だけ落ちたときで,波打ち方が変わるのも面白いところだ。
●ツルツルツイスター(ゼルダカップ)
追加コンテンツ第1弾のオリジナルコース。北極に遠征したキノピオ達が作ったコースという設定で,くり抜かれた氷山を縫うようにレイアウトされており,背景では彼らが応援してくれる。
コース中に複数の分岐があり,黄色と緑に色分けされたレーンのどちらを走るかは,プレイヤーのコース取り次第だ。その名のとおり,ツルツル滑りやすいのかと覚悟していたが,さほど気になるほどではなかったのは,車で挑んだからだろうか。バイクで走るとまた違った感触が味わえるかもしれない。ともあれ,オフロード系のカスタマイズで挑んだほうが良さそうではある。コースの後半は反重力エリアなので,そこでは滑ることを気にしなくていいのだが。
●ハイラルサーキット(ゼルダカップ)
「ゼルダの伝説 時のオカリナ」などに登場する「ハイラル城」とその城下町がコースとなった。コース上のコインがルピーになっていたり,アイテムルーレットなどの効果音がゼルダシリーズのそれに変わっていたりと,ファンの心をくすぐる構成になっている。
とくに面白いのはコース中盤からのハイラル城内部で,反重力エリアにある3つのスイッチに接触してスピンターボをかけると,マスターソードへの階段(ダッシュボード)が開き,そこでリンクでジャンプアクションを決めると,このコースだけのポーズが見られるという凝った仕掛けがほどこされている。
コース上のコウモリのような敵であるバサバサはキースに,パックンフラワーがデクババになっているほか,背景のキノピオやヘイホーに混じって,ハイラル城兵士の姿も見られた。BGMはゼルダシリーズのメインテーマや「ゼルダ姫のテーマ」などの名曲をロック調にアレンジしたものだ。
また,先日掲載したamiiboの体験レポートでも簡単にお伝えした,amiiboを使ったMii用レーシングスーツについても簡単に触れておこう。これは手持ちのamiiboを使うことにより,本作でMiiをプレイヤーに選んだときに身につけられるキャラクターにちなんだデザインのスーツが手に入るというもの。
マリオ,ピーチ,ヨッシー,ドンキーコング,リンク,フォックス,サムス,カービィ,ルイージ,キャプテン・ファルコンの10種類のamiiboが対応しており,専用の画面でamiiboをWii U GamePadのNFCエリアにかざすと,使用できるようになる。
特殊な効果はなく,あくまでMiiの見た目が変わるだけではあるが,リンク以外のゲストキャラクターがマリオカート8に参戦している雰囲気を味わうことはできるので,本作を持っていてamiiboを購入する予定の人は,ぜひ試してみてほしい。
冒頭でもお伝えしたとおり,追加コンテンツ第1弾の価格は800円(税込)。なお,2015年5月には,「追加コンテンツ第2弾」(「どうぶつの森」のキャラクターなどが追加される)が,同じく800円(税込)で配信される予定。ちなみに,両方をセットにした「第1弾+第2弾 まとめてお得パック」は,1200円(税込)と少しお得な価格設定となっている。
さらに第1弾と第2弾の両方を購入すると,ヨッシーとヘイホーの色違い(8色)キャラクターが使用可能となるボーナスも用意されている。発売から約半年が経過したマリオカート8をさらに遊び尽くしたいという人は,ぜひダウンロードしてプレイしてみよう。
「マリオカート8」公式サイト
Original Game:(C)Nintendo / HAL Laboratory, Inc.
Characters:(C)Nintendo / HAL Laboratory, Inc. / Pokémon. / Creatures Inc. / GAME FREAK inc. / SHIGESATO ITOI / APE inc. / INTELLIGENT SYSTEMS / SEGA / CAPCOM CO., LTD. / BANDAI NAMCO Games Inc. / MONOLITHSOFT
※amiiboの画像は開発中のものです。実際の製品とは異なる場合があります。
また、製品特性上、個体差が生じる場合があります。
あらかじめご了承ください。
- 関連タイトル:
マリオカート8
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(C)2014 Nintendo