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[TGS 2013]デッドアイランドの開発元が新たに手がけるゾンビサバイバルアクション「ダイイングライト」を紹介
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印刷2013/09/20 12:06

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[TGS 2013]デッドアイランドの開発元が新たに手がけるゾンビサバイバルアクション「ダイイングライト」を紹介

Techland プロデューサー Tymon Smektala氏
画像集#008のサムネイル/[TGS 2013]デッドアイランドの開発元が新たに手がけるゾンビサバイバルアクション「ダイイングライト」を紹介
 ワーナー・ホーム・ビデオは,新作サバイバルアクション「ダイイングライト」(原題:Dying Light)を2014年に発売する。対応プラットフォームは,PlayStation 4Xbox OnePlayStation 3Xbox 360の4機種。

 本作の開発を行っているTechlandは「デッドアイランド」PC/PlayStation 3/Xbox 360)のデベロッパとしても知られており,ダイイングライトはその精神的な後継作ともいえるタイトルだ。そんな本作をTechlandの開発プロデューサーに直接紹介してもらったので,徹夜状態の筆者がゾンビのように唸りながら執筆したレポートをお届けしよう。


夜のゾンビ,割とやべえ!


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 ゲームの舞台となるのは,ゾンビの感染者が大量発生してしまう“ゾンビアウトブレイク”が巻き起こったという設定の街。アウトブレイクの外部への流出を防ぐべく,軍隊が街を封鎖してしまうのだが,その中には生身の人間も残されていた。プレイヤーはそんな気の毒な一人として,大量のゾンビの群れの中でたくましく生き抜いていく。

 マップはデッドアイランドと比較して2〜3倍の広さを誇るオープンワールドになっており,ゲームエンジンにはChrome Engine 6を採用,DirectX 11にも対応している。実際のプレイを見せてもらったところ,移動時の自由度がかなり高いようで,壁や屋根をよじ登ったり,ロープを伝って移動したり,ビルの屋上から隣のビルへ,当たり前のように飛び移ったりできるのだ。

画像集#006のサムネイル/[TGS 2013]デッドアイランドの開発元が新たに手がけるゾンビサバイバルアクション「ダイイングライト」を紹介

 また,目に見えるモノの多くは破壊可能で,邪魔な壁やボロ家は壊したりもできる。すべての建物というわけではないようだが,巨大なビルが轟音と共に崩れ落ちるシーンも確認でき,これは圧巻だった。

画像集#005のサムネイル/[TGS 2013]デッドアイランドの開発元が新たに手がけるゾンビサバイバルアクション「ダイイングライト」を紹介
 そしてもう一つ,本作のリアルさを象徴しているのが,ゲーム内に“時間”の概念があり,それによってゾンビの能力が変化するシステム。日中のゾンビは両手を突き出したり,あるいはダラリと垂らしたり,首を傾げたりしてのろのろ歩くだけの気味が悪い存在なのだが,夜になると急変。プレイヤーを発見するやいなや一目散に駆け寄ってきたり,たとえ屋内に隠れてもドアを突き破って押し寄せてきたりするのだ。一人称視点でのプレイで,自分の死角からこれをやられると,ほんと怖い。

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 日中はオープンワールドで比較的自由に探索やミッションなどを行えそうだが,夜になると自分の身を守るので精一杯となるだろう。なにしろ,どこからゾンビが襲い掛かってくるか分からないので,朝になるのを膝を抱えてガタガタと震えながら待つしかないのだ。ゲーム内の1日は,現実世界の1〜2時間で検討しているとのことで,日中と夜間におけるメリハリの利いたプレイを楽しめそうだ。


ゾンビものなのに(?)RPG的要素も


 装備できる武器のジャンルは,ナイフ,バット,斧,スレッジハンマーなど,10種類以上が用意されている。銃器も一部あるが,閉鎖区域の中ということで弾薬などの補充が難しく,貴重品にあたる。そこでプレイヤーは,ゲーム中に発見したガラクタなどの素材で装備を改造したり,アップグレードしたりできるのだ。

画像集#010のサムネイル/[TGS 2013]デッドアイランドの開発元が新たに手がけるゾンビサバイバルアクション「ダイイングライト」を紹介

 また,各武器ジャンルには専用のアクティブスキルが用意されているほか,マイキャラ用のアクションスキルもあり,ツリー形式で習得していく。スキルの数は,今のところ40以上が用意されており,選択次第でプレイスタイルが大きく変わるという。

 一般的にゾンビものというと,大量に襲い掛かってくるゾンビをひたすら倒すゲーム展開をイメージするかもしれないが,むしろ本作では頭脳プレイを重視している。
 今回の取材ではオープンワールド内に設置した数多くのトラップを確認するミッションをプレイできたのだが,ここでもたとえば遠隔操作の電流でゾンビの動きを封じたり,閃光を発するトラップでゾンビの目をくらませたり,爆竹の炎でゾンビを誘導したり,といった攻略法があるそうだ。

画像集#011のサムネイル/[TGS 2013]デッドアイランドの開発元が新たに手がけるゾンビサバイバルアクション「ダイイングライト」を紹介 画像集#012のサムネイル/[TGS 2013]デッドアイランドの開発元が新たに手がけるゾンビサバイバルアクション「ダイイングライト」を紹介

 ときには1画面内に100体以上のゾンビが登場するシーンもあるが,頭を使うとほとんど倒さずに攻略することも可能だという。
 成長要素もフィーチャーされているが,ゲームの主眼は倒すことではなく,あくまでもサバイバルにあるというわけだ。

画像集#003のサムネイル/[TGS 2013]デッドアイランドの開発元が新たに手がけるゾンビサバイバルアクション「ダイイングライト」を紹介

 本作は最大4名でのマルチプレイにも対応しており,マイキャラがゾンビに扮するゲームモードも開発中であるというのも気になる点だ。この場合,ゾンビには人間とは別のスキルツリーが用意されており(スキル数は20種類程度),毒を嘔吐物のように床にぶちまけたりできるという。

 このように「ダイイングライト」は,ゾンビアクションでありながら育成要素もあり,さらに頭脳プレイを重視している一風変わったタイトルだ。PlayStation 4やXbox Oneのリリース後,それほど間をおかずに遊べるようになることを期待しよう。

「ダイイングライト」海外公式サイト(※年齢認証あり)

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