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100名以上の腕自慢が秋葉原に集結した「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」第一回公式大会レポート。無差別戦の優勝はまちゃぼー選手
2014年2月に稼動を開始したばかりの本作だが,その初の公式大会というだけあって,当日は気合の入った腕自慢達が勢ぞろい。総勢100名以上によるトーナメントが行われ,大いに盛り上がった。その模様を写真と共にレポートしていこう。
「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」公式サイト
平成生まれのタッグに限定した「新人戦」
はじめに行われたのは,出場者を“平成以降の生まれ”に限定した「新人戦」だ。アーケード版の「GUILTY GEAR X」の稼動が2000年(平成12年)のことなので,その頃から遊んでいたような歴戦の格闘ゲーマー――つまり筆者のようなロートルは参加できない。というわけで,筆者としては若い世代が果たしてどれだけ集まるのか,という点が気になっていたのだが,蓋を開けてみれば会場には参加希望者が殺到。当初予定していた出場枠16チームには収まらず,36チームまで枠を拡大しての開催となった。
来場したプレイヤーには,記念品としてポストカードの配布も行われた |
実況は,お馴染みGODSGARDENの神園氏が務めた |
大会は,2on2の早稲田式※で,A,B,C,Dと4つのブロックに分かれ,それぞれ勝ち上がったチームが決勝トーナメントでぶつかり合うという形式で行われた。新人戦とはいうものの,集まったプレイヤー達は古参勢顔負けのやり込みをみせ,常にハイレベルな試合が繰り広げられた。そんな中,ベスト4に残ったのは以下のチームだ。
■「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」第一回公式大会「新人戦」ベスト4チーム
- ひろゆきチーム:みずがみ選手(ザトー)/ゆきちゃん選手(スレイヤー)
- 横浜フリーダムチーム:ハセ選手(ファウスト)/こうし選手(ミリア)
- 親子チーム:ごんざぶろう選手(アクセル)/がぞう選手(ファウスト)
- とるしきチーム:とるそ選手(ミリア)/きっし選手(メイ)
※早稲田式……団体戦の一方式。先鋒同士,大将同士といった組み合わせで同時に試合を行い,チームごとの勝ち星が多いほうが勝ち抜けとなる。また同点だった場合は,勝者同士による決定戦で勝敗を決する。試合数の多い団体戦をスピーディに進行できる方式として考案された。今は亡き「プレイシティキャロット早稲田店」が発祥であることから,この名前で呼ばれている。
新人戦の決勝戦は,着実に勝利を積み重ねてきたひろゆきチーム対,互いにピンチを救いあいながらトーナメントを駆け上ってきた親子チームによって行われた。
先鋒戦は,ゆきちゃん選手(スレイヤー)対がぞう選手(ファウスト)。接近戦が強力なスレイヤーだが,ファウストのリーチの長さとトリッキーな動きにかき回されてしまい,がぞう選手がストレートで勝利。
大将戦,みずがみ選手(ザトー)対ごんざぶろう選手(アクセル)の対決では,ザトーの凶悪な攻めに捕まり,ごんざぶろう選手は序盤からピンチを迎える。しかしそこからの怒涛の粘りでこれを逆転。結果,2-0のストレートでひろゆきチームを下し,親子チームが第一回新人戦覇者の座に輝いた。
新人と古参が入り乱れた「無差別戦」。制したのはまちゃぼー選手
大いに盛り上がった新人戦後は,出場制限のないシングルトーナメント「無差別戦」がいよいよスタート。その参加者は,新人戦を上回る109人にものぼり,かなり大規模なトーナメントとなった。レギュレーションは,ベスト8までは1試合先取の,ほぼ一発勝負。ベスト8以降は2試合先取となる。攻めが強力な本作においては,一つのミスが敗北につながるため,強豪であっても勝ち上がるのは簡単ではない。まさに誰が勝ってもおかしくない激戦の結果,見事ベスト8に進出したのは以下のプレイヤー達だ。
■「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」第一回公式大会「無差別戦」ベスト8
- ネモ選手(ファウスト)
- ナゲ選手(ファウスト)
- がぞう選手(ファウスト)
- まちゃぼー選手(ソル)
- はせがわ選手(イノ)
- HEVEN選手(ヴェノム)
- サバ選手(カイ)
- りゅうひ選手(ソル)
蓋を開けてみれば,優勝候補と目されたネモ選手(ファウスト),まちゃぼー選手(ソル)を筆頭に,新人戦覇者がぞう選手(ファウスト)が勝ち残り,キャラ分布的にはファウストとソルが多く残った結果となった。
レギュレーションが2試合先取となったことで,ベスト8以降は互いに1本取りあったフルセットまでもつれこむカードが続出し,ギャラリー達も壮絶な試合内容を,緊張した面持ちで眺めていたようだ。
この激戦を制して決勝戦に臨んだのは,まちゃぼー選手(ソル)とHEVEN選手(ヴェノム)だ。稼動当初はカイを使っていたまちゃぼー選手だが,使用キャラをソルに変えてもその強さはさすがの一言で,HEVEN選手を終始圧倒し,ストレート勝ちで無差別戦覇者の栄光を手にした。
ゴールデンウィークは京都が熱い。次回公式大会は京都a-choにて開催
ここで明らかとなったのが,先に記事を掲載したアップデートに関する情報だ。4月8日に行われたアップデートVer.1.02では,これまでボスキャラクターとして登場していた「ラムレザル=ヴァレンタイン」がプレイアブルとなるほか,システムやバトル関連の機能追加,バランス調整などが行われる。
また,公式大会についても第二回の開催が予告され,こちらはゴールディンウィーク中の5月3日から5日に,京都のゲームセンター「a-cho」にて開催される。また「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」だけでなく,「BLAZBLUE CHRONOPHANTASMA」「ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド」も種目とされるとのことなので,腕に自信のある関西方面のプレイヤーはぜひ参加してみてほしい。
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