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100名以上の腕自慢が秋葉原に集結した「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」第一回公式大会レポート。無差別戦の優勝はまちゃぼー選手
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印刷2014/04/10 00:00

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100名以上の腕自慢が秋葉原に集結した「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」第一回公式大会レポート。無差別戦の優勝はまちゃぼー選手

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 2014年4月6日,東京・秋葉原のゲームセンター「東京レジャーランド 秋葉原店」にて,アークシステムワークスのアーケード用格闘ゲーム「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」第一回公式大会が開催された。
 2014年2月に稼動を開始したばかりの本作だが,その初の公式大会というだけあって,当日は気合の入った腕自慢達が勢ぞろい。総勢100名以上によるトーナメントが行われ,大いに盛り上がった。その模様を写真と共にレポートしていこう。

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「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」公式サイト



平成生まれのタッグに限定した「新人戦」

 
 はじめに行われたのは,出場者を“平成以降の生まれ”に限定した「新人戦」だ。アーケード版の「GUILTY GEAR X」の稼動が2000年(平成12年)のことなので,その頃から遊んでいたような歴戦の格闘ゲーマー――つまり筆者のようなロートルは参加できない。というわけで,筆者としては若い世代が果たしてどれだけ集まるのか,という点が気になっていたのだが,蓋を開けてみれば会場には参加希望者が殺到。当初予定していた出場枠16チームには収まらず,36チームまで枠を拡大しての開催となった。

ギルティファンですし詰め状態の会場。女性プレイヤーも多く,野試合台でも対戦が盛んに行われていた。女性専用の野試合台が作られたほどだ
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来場したプレイヤーには,記念品としてポストカードの配布も行われた
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実況は,お馴染みGODSGARDENの神園氏が務めた

 大会は,2on2の早稲田式で,A,B,C,Dと4つのブロックに分かれ,それぞれ勝ち上がったチームが決勝トーナメントでぶつかり合うという形式で行われた。新人戦とはいうものの,集まったプレイヤー達は古参勢顔負けのやり込みをみせ,常にハイレベルな試合が繰り広げられた。そんな中,ベスト4に残ったのは以下のチームだ。

■「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」第一回公式大会「新人戦」ベスト4チーム
  • ひろゆきチーム:みずがみ選手(ザトー)/ゆきちゃん選手(スレイヤー)
  • 横浜フリーダムチーム:ハセ選手(ファウスト)/こうし選手(ミリア)
  • 親子チーム:ごんざぶろう選手(アクセル)/がぞう選手(ファウスト)
  • とるしきチーム:とるそ選手(ミリア)/きっし選手(メイ)

※早稲田式……団体戦の一方式。先鋒同士,大将同士といった組み合わせで同時に試合を行い,チームごとの勝ち星が多いほうが勝ち抜けとなる。また同点だった場合は,勝者同士による決定戦で勝敗を決する。試合数の多い団体戦をスピーディに進行できる方式として考案された。今は亡き「プレイシティキャロット早稲田店」が発祥であることから,この名前で呼ばれている。

 新人戦の決勝戦は,着実に勝利を積み重ねてきたひろゆきチーム対,互いにピンチを救いあいながらトーナメントを駆け上ってきた親子チームによって行われた。
 先鋒戦は,ゆきちゃん選手(スレイヤー)対がぞう選手(ファウスト)。接近戦が強力なスレイヤーだが,ファウストのリーチの長さとトリッキーな動きにかき回されてしまい,がぞう選手がストレートで勝利。
 大将戦,みずがみ選手(ザトー)対ごんざぶろう選手(アクセル)の対決では,ザトーの凶悪な攻めに捕まり,ごんざぶろう選手は序盤からピンチを迎える。しかしそこからの怒涛の粘りでこれを逆転。結果,2-0のストレートでひろゆきチームを下し,親子チームが第一回新人戦覇者の座に輝いた。

先鋒戦に挑む,ゆきちゃん選手(左)とがぞう選手(右)
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みずがみ選手(左)対ごんざぶろう選手による大将戦
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新人戦覇者となった親子チーム。がぞう選手(左)とごんざぶろう選手(右)
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新人と古参が入り乱れた「無差別戦」。制したのはまちゃぼー選手

 
 大いに盛り上がった新人戦後は,出場制限のないシングルトーナメント「無差別戦」がいよいよスタート。その参加者は,新人戦を上回る109人にものぼり,かなり大規模なトーナメントとなった。レギュレーションは,ベスト8までは1試合先取の,ほぼ一発勝負。ベスト8以降は2試合先取となる。攻めが強力な本作においては,一つのミスが敗北につながるため,強豪であっても勝ち上がるのは簡単ではない。まさに誰が勝ってもおかしくない激戦の結果,見事ベスト8に進出したのは以下のプレイヤー達だ。

■「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」第一回公式大会「無差別戦」ベスト8
  • ネモ選手(ファウスト)
  • ナゲ選手(ファウスト)
  • がぞう選手(ファウスト)
  • まちゃぼー選手(ソル)
  • はせがわ選手(イノ)
  • HEVEN選手(ヴェノム)
  • サバ選手(カイ)
  • りゅうひ選手(ソル)

 蓋を開けてみれば,優勝候補と目されたネモ選手(ファウスト),まちゃぼー選手(ソル)を筆頭に,新人戦覇者がぞう選手(ファウスト)が勝ち残り,キャラ分布的にはファウストとソルが多く残った結果となった。
 レギュレーションが2試合先取となったことで,ベスト8以降は互いに1本取りあったフルセットまでもつれこむカードが続出し,ギャラリー達も壮絶な試合内容を,緊張した面持ちで眺めていたようだ。
 この激戦を制して決勝戦に臨んだのは,まちゃぼー選手(ソル)とHEVEN選手(ヴェノム)だ。稼動当初はカイを使っていたまちゃぼー選手だが,使用キャラをソルに変えてもその強さはさすがの一言で,HEVEN選手を終始圧倒し,ストレート勝ちで無差別戦覇者の栄光を手にした。

ベスト8一回戦に行われた,ナゲ選手(左)対ネモ選手のファウスト同キャラ対決。お互いに残り体力わずかの状態から,コンボを決めるナゲ選手だったが,なんとその最中にファウストの爆弾に巻き込まれネモ選手が逆転勝利。その劇的な勝利に,ネモ選手が思わずガッツポーズを決める一幕も
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無差別戦の決勝は,HEVEN選手(左)とまちゃぼー選手(右)で争われた
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見事,無差別戦覇者の座を手に入れたまちゃぼー選手
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ゴールデンウィークは京都が熱い。次回公式大会は京都a-choにて開催

 
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 およそ7時間におよんだ公式大会は,20:00を回ったところで表彰式まですべての日程を完了。最後に本作のゼネラルプロデューサー石渡太輔氏と,プランナーのパチこと関根一利氏が登壇し,締めの挨拶が行われた。
 ここで明らかとなったのが,先に記事を掲載したアップデートに関する情報だ。4月8日に行われたアップデートVer.1.02では,これまでボスキャラクターとして登場していた「ラムレザル=ヴァレンタイン」がプレイアブルとなるほか,システムやバトル関連の機能追加,バランス調整などが行われる。

 また,公式大会についても第二回の開催が予告され,こちらはゴールディンウィーク中の5月3日から5日に,京都のゲームセンター「a-cho」にて開催される。また「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」だけでなく,「BLAZBLUE CHRONOPHANTASMA」「ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド」も種目とされるとのことなので,腕に自信のある関西方面のプレイヤーはぜひ参加してみてほしい。

「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」ゼネラルプロデューサーの石渡太輔氏と,プランナーの関根一利氏
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