イベント
ホビージャパンのオリジナルTCG「ラスト クロニクル」が発表。デジタル版のサービスも明かされた発表会の模様をレポート
「ラスト クロニクル」は,各カードに設定されたパラメータ「CA」を用いて,時代を発展させることが駆け引きの一つとなるトレーディングカードゲームだ。発表会場では,プレイを始めるために必要なスターターキットが2013年6月中旬から無料配布されることや,2013年9月にPCなどでデジタル版「ラスト クロニクル」のサービスがスタートすることもアナウンスされた。本稿ではその模様をお届けしよう。
さらに松下氏は,同タイトルの魅力を「ゲーム性やゲームのクオリティ」「小売店/流通のバックアップや顧客を飽きさせないノウハウの蓄積」「出版/ネット/キャラクタービジネス事業の連携によるメディアミックス」の3点にまとめ,長らくTCGを手がけてきた同社だからこそ,展開できるコンテンツであると説明した。
ターゲット層が高校生以上となっていることについて,一戸氏は,この世代の多くはすでにが何かしらのカードゲームを経験済みで,今では非常にクオリティの高いTCGを求めていると分析。続けて,そのターゲット層が求めるTCGに必要とされるのは「高いゲーム性とスパイスとしての運要素」「萌えだけではない高品質なイラスト」「ハードルの低いきっかけと継続手段」だとして,それぞれに対する「ラスト クロニクル」の強みを紹介した。
まず「高いゲーム性とスパイスとしての運要素」に関しては,ゲームの企画開発からプロモーションまで,すべてホビージャパンの社内で行う,クオリティコントロールの高さが挙げられた。
またシールド戦やブースタードラフト戦といった,いわゆるリミテッド戦をローンチ当初からサポートしているのも,TCGプレイヤーにとっては大きなアピールポイントとなる。
次の「萌えだけではない高品質なイラスト」に関しては,ホビージャパンの出版社としてのノウハウを生かし,イラストが美麗であることを前提としたうえで,高いクオリティを保つとのことだ。
最後の「ハードルの低いきっかけと継続手段」については,リアルカードのスターターデッキ2種類を,小売店の店頭にて無料で配布することや,記事冒頭で触れたデジタル版のサービス提供が挙げられた。もちろんデジタル版では,リアルカード版とまったく同じルールでプレイできるほか,スターターデッキも無料と,かなりプレイしやすくなるようだ。
なお,発表ではブースターパック第2弾が2013年11月29日,第3弾が2014年2月末に発売されることも明らかにされた。
プロモーションの紹介では,デジタル版の継続的なサービスのほか,ホビージャパンの雑誌における記事展開や攻略本の発売が挙げられた。
また,7月から10月中旬にかけ,全国の小売店約200店舗にて,開発スタッフが直々に遊び方を解説するティーチングイベントが実施されることも明らかになった。一戸氏によると,このイベントは全国47都道府県すべてを周るくらいの意気込みで準備されているとのことだ。
発表会の最後には現在開発中であるデジタル版の動画も公開された。
藤田氏によると,元となるタイトルこそ異なるものの,UIなどの仕様に関しては,デジタル版「マジック:ザ・ギャザリング」とそう遠くない内容になるとのことである。
「ラスト クロニクル」公式サイト
- 関連タイトル:
ラストクロニクル
- この記事のURL: