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【PR】俺の国造りは誰にも邪魔させない。「ブラウザ キングダムライジング」は内政と戦争を大胆に分割した三国志・シミュレーションRPGだ
つい先日(2013年6月3日),マーベラスAQLの新作ブラウザシミュレーションRPG「ブラウザ キングダムライジング」(以下,ブラキン)のプレオープンサービスがスタートした。
ここ最近のマーベラスAQLといえば,「閃乱カグラ」シリーズや「ヴァルハラナイツ3」などが好調で,コンシューマゲームのパブリッシャという印象が強い。しかし,2009年にサービスが開始され,川上量生氏率いるドワンゴのスタッフまでもが会社ぐるみでハマッたという(関連記事)ブラウザシミュレーションRPG「ブラウザ三国志」(以下,ブラ三)も,実は同社が運営しているタイトルだったりする。
今回紹介するブラキンは,このブラ三とかなりゲームの輪郭が近いタイトルである。どちらも,プレイヤーが三国志世界における一人の君主となり,城を拠点に都市を発展させ,資源を生産し,武将の育成や兵力増強を進めて合戦に挑むという,いわゆる“村ゲー”あるいは“トラビアン系”と言われるジャンルの作品だ(以下,本稿ではこういったゲームをまとめて村ゲーと呼ぶ)。
「ブラウザ キングダムライジング」公式サイト
しかし後発となるブラキンは,ブラ三を踏まえつつも,プレイフィールが大きく異なるものに仕上げられている。象徴的な例を挙げるとするなら,ブラキンは「内政と戦争が明確に切り分けられている」という点だろうか。今回は,そこに焦点を絞りつつ,5月16日から6月3日まで実施されていたオープンβテストでのプレイを通じて,本作のシステムや遊び方,どういった人に向いているか,という点をお伝えしていきたい。
“領地侵攻”に怯える日々よ,さようなら
「ブラウザ キングダムライジング」は内政派要注目作品だ
ブラキンは,基本プレイ料金無料のブラウザシミュレーションRPGだ。プレイヤーは三国志世界の君主の一人となり,最初に割り当てられた拠点を中心に都市を発展させ,カードで表現された武将達を育てて合戦(戦争)を勝ち抜いて仲間達と共に天下統一を目指す。
本作ではシーズン制が採用されており,1シーズン(約4か月)で最も多くの「覇権旗」を所有していた同盟が覇者となるルールだ。覇権旗は,合戦における上位ランクインの報酬や,覇権旗の争奪戦を行う「同盟戦」(合戦のルールの一つ)で獲得できるという仕組みである。
なお,シーズンが終了した場合でも,プレイヤーは次シーズンに自らが育てたすべての武将(カード)を引き継げる。
この内政画面で施設を建て,木を伐採したり糧を育てたりといった具合に資源を生産し,それをもとに槍兵/弓兵/騎兵といった兵力を強化していく |
上に挙げた兵士達を束ねるのが,カードで表現された武将達だ。曹操や劉備といったおなじみの武将達が,個性豊かなスキル(技/能力)を持って登場する |
さて,前述のとおり,本作では「内政と戦争が明確に切り分けられている」という点が,ブラ三やそのほかの村ゲーと異なっている。「こちら」に掲載した運営開発陣へのインタビューでも触れられているが,この点についてもう少し噛み砕いて説明しておこう。
一般的な村ゲーでは,広大なマップに各プレイヤーの拠点が点在する形で配置され,プレイヤーが自拠点をクリックすると,施設の建設などで都市を発展させられる「内政」画面に切り替わる。
プレイヤー同士の拠点間にある領地は中立状態で,これを武力で制圧していくことにより,内政の対象となる領土を拡張していく。中立状態の領地とほかのプレイヤーの領地は,“所有されているか否か”という状態の違いだけであり,近くに敵対勢力の領土があれば,もちろん侵攻なども可能である。
一言でいうと,全体としての“マップ”はプレイヤー間で共有されているのだ。
一方でブラキンには,一般的な村ゲーでいうところの広域マップのようなものが存在しない。プレイヤーの拠点の近くになんらかのプレイヤーがいることになってはいるのだが,実際にはいないのだ。「舞台は共有しているが,マップは共有していない」といったほうが分かりやすいだろう……とも思ったが,そうでもなさそうなので以下の画面を見てほしい。
これは,マウスホイールを使って内政画面をズームアウトしたところ。中央は筆者の都市で,その周辺にほかのプレイヤーを示すアイコンが表示されている。
しかし,実際に内政画面で,プレイヤーを示すアイコンの方向に内政マップを拡張していっても(拡張できる!),ほかのプレイヤーとはぶつからない。プレイヤー達が一緒にプレイしていることは間違いないが,自分以外のプレイヤーは,「ここ!」と座標で示せる場所にはいないのだ。
こうした「マップを共有しない」という特性によって,本作においてプレイヤーの内政マップは,ほかのプレイヤーからいかなる侵略も受けない。
この手のゲームは箱庭ゲーム的な遊び方のできる内政と,戦略シミュレーションゲームのような戦争とを両方楽しめるのがミソ。しかし,内政マップが常に敵の脅威にさらされているという点に不満を覚える向きも多かった。もちろん,それこそが村ゲーのだいご味であるという見方もあるし,それは否定しないが,ともあれ本作では,マップをほかのプレイヤーと共有しないという方式をとることで,前述のような不満を解消しているのだ。
というわけで,こういった特性を踏まえつつ,内政,武将,合戦という三つの要素に分けて本作を見ていこう。
本当の意味でどっしりと腰を据えて楽しめる「内政」
“2×2”グリッドの施設を使いこなして資源を大量生産
君主としての仕事の第一歩は,内政だ。
内政においてプレイヤーは,まず木/石/鉄/糧という四つの資源を効率良く,迅速に蓄えるべく都市の成長を目指す。木,石,鉄はそれぞれ,マップにある森林,岩山,鉄鉱山に隣接するグリッドに,対応する施設を建設することで生産できる(糧を得るための施設は,どこにでも建設可能)。
なお,生産施設を始め,内政におけるすべての施設の建設には資源が必要で,さらに命令を出してから建設が完了するまでには一定の時間がかかる。この時間を有料通貨を使って短縮できるのは,一般的な村ゲーと同じだ。
これがゲーム開始直後の内政画面。中央にあるのがプレイヤーの城だ。マップにはグリッドが切られており,青いグリッドがプレイヤーの領地で,それ以外が空き地を表している |
各生産施設は,資源と時間を使うことでレベルを上げて,生産量を上げられる。このあたりも定番 |
序盤は,生産施設を可能な限り増やし,各生産施設のレベルを上げるのが君主の主な仕事になる。それに付随する行動として必要となるのが,領地(青いグリッド)の拡大だ。
マップにある空き地は,「出兵」してそこにいる兵士を殲滅することで領地にできる。出兵は,まず手持ちの武将(カード)で部隊を作り,そこに別途施設で生産した兵士達を登録。そして内政マップの空き地をクリックして,「出兵」を選ぶことで行える。なお,最初のうちは兵士がいない(兵士の訓練施設を作っていない)ので,武将だけで出兵することになるだろう。
詳細は次の「武将編」で触れるので,ここでは簡単に出兵の手順を示しておく。
空き地をマウスオーバーすると,☆マークが表示される。☆の数が多いほど,強い武将と多くの兵士が殲滅に必要になる(難度が高い) |
空き地をクリックして[出兵]を選択。空き地の兵士を倒せば,そこが自らの領地となる |
もちろん領地の拡張には制限があり,基本的には領地を一つ獲得するには1の「名声」が必要となる。名声は6時間に1ずつプレイヤーに与えられる。なお,この時間は「銅雀台」という施設を建設し,施設レベルを上げることで短縮可能だ。
さて,このようにして領地を拡大しながら各種施設を建てるわけだが,重要なのが,伐採所/採石所/製鉄所,そしてそれらを貯蔵するための倉庫の大型化だ。
これらの施設を建設するには通常1グリッドあればいいが,大伐採所/大採石所/大製鉄所を建設するには4(2×2)グリッドが必要となる。例えば大伐採所を作るには,まず四つの伐採所を建設し,それらのレベルをすべて5にあげればいい。
ここで最初に「四つの伐採所を作る」というのが大きなポイントとなる。伐採所を作るには隣接するグリッドに森林が必要なので,「近くに森林があり,かつ四つの伐採所を固めて作れる」場所を探す必要があるのだ。
本作ではあらかじめ「大○○所」を作れる場所がいくつか用意されているので,そこをうまく利用したい。これを序盤から頭に入れて生産施設を建てておくことで,資源の貯蔵効率をかなり高くできるだろう。
画面右下に,四つのグリッドすべてが森林に隣接している場所がある。大伐採所が作れそうだ |
ここに伐採所を四つ建てて,それぞれをレベル5まで上げる |
その後,四つのうちの右下(4グリッドでできる菱形の下位置)の施設をクリックすると,大伐採所の作成メニューが表示される |
これで大伐採所ができた。生産能力は1グリッドの施設とはケタ違いである。この伐採所自体もレベルが上げられることを覚えておこう |
【その他,内政で建設できる施設】
武将達は「ブショーダス」と呼ばれるガチャで入手
2種類の合成を使いこなしてスキルを付与/強化すべし
本作には三国志でおなじみの個性豊かな武将達が数多く登場する。劉備,曹操,孫権から筆者の好きな貂蝉ちゃんまで,その数なんと100人以上。彼らは,BP(ブショーダスポイント)や有料通貨のCP(チャージポイント)を使って「ブショーダス」と呼ばれるガチャを使用することで獲得可能である。
オープンβテスト時点では実装されていなかったが,今後はTP(トレードポイント)を使ってほかのプレイヤーとの取り引きも可能となる予定だ。
戦闘や武闘所で経験値を積むと,武将はレベルアップする。レベルが1上がると5のポイントが得られ,これを攻撃力/防御力/移動力/知力といった項目に割り振ることで,武将を成長させていくわけだ。
上記のような武将の基本的な“強さ”や,スキルの使い勝手の高さは,基本的にはレアリティに比例すると考えていいだろう。スキルには,大きく分けて攻撃系/防御系/内政系があり,「弓兵科の兵士,武将の攻撃力(あるいは防御力)が○%上昇する」「拠点の鉄の生産量が○%上昇する」など,その種類はさまざま。
前述のとおり,1部隊につき3人の武将をアサインでき,その場合はスキルの効果も重複する。スキルは合戦において,ときには部隊(武将+兵士)の強さを倍以上にもしてくれるという,かなり重要な要素だ。
さて,スキルを使いこなすうえで重要となるのが,武将の「合成」である。
合成には,通常合成とスキル付与合成(および,これと対となるスキル削除合成)がある。通常合成は,ベースとなる武将の経験値とスキルレベルを上げるため,スキル付与合成はその名のとおり,武将に新たなスキルを付与するためのものである。
不必要なカードは,どんどんお気に入りの武将の強化に使うために合成していこう。
【通常合成】
【スキル付与合成】
話が少し前後するが,兵舎で生産可能な槍兵/弓兵/騎兵には,槍兵<弓兵<騎兵<槍兵……という具合に3すくみの関係が設定されている。
実際に内政において,NPC城で陣を張っている相手方の兵士の構成が分からない場合は,まず「斥候」を偵察に送って報告を見る。それをもとに武将や兵士の兵科を決めて出兵することで,殲滅の確率を大幅に高めることができる。これは,次に紹介する合戦においても有効な考え方だ。
同盟メンバーと連携して大陸制覇を目指す
……が,合戦は無理に参加しなくてもいい
同盟単位でいくつかの勢力に分かれて行う大規模戦闘,それが合戦である。内政と合戦が明確に切り分けられた本作において,合戦は公式のスケジュールに則って発生し,進行する。
合戦は,開始のアナウンス後,まず「勢力投票期間」の4日間に,自らがどの勢力に参加するかを選択するところから始まる。例えば今回のオープンβテストで行われた「虎牢関の戦い」では,董卓側,袁紹側のどちらかを選ぶことになった。
前述のとおり合戦は,同盟単位で所属勢力が決まるので,同盟のメンバーは同じ勢力に入るような仕組みになっている(ただし,プレイヤーが選んだ勢力に必ずしも入れるわけではない)。
そして勢力が決定したら戦場マップが表示されるので,そこでプレイヤーは[合戦]メニューから[合戦に参加する]ボタンを押す。そうすると,マップのどこかにプレイヤーの「出城」が作成されるという運びだ。
合戦の期間は,原則10日間。合戦ごとに勝敗条件が設定されるので,場合によっては合戦の期間内に条件を満たすことで決着がつく場合もある。
本作における合戦は,内政における武将/兵士の運用ができる人であれば,実は――基本的な操作そのものは――それほど難しいものではない。
自分の出城を拠点に,武将と兵士による部隊を使って空き地を領地化する,領地に施設を建設する,NPCの城を奪う,という行動が基本となる。これに,敵の領地(あるいは城)に出兵する,敵の出兵から領地(あるいは城)を守る,同盟のメンバーと連携する,といった要素が加わる形になると考えていいだろう。
空き地を領地化したり,NPC城を落としたり,敵勢力と戦ったりすることで,プレイヤーには「合戦ポイント」が入る。この合戦ポイントによって,個人ランキングや同盟ランキングが決定し,それに合わせた報酬が合戦後に得られるという仕組みである。
もちろん報酬は,天ブショーダスに挑める「天覇チケット」や各種ポイントなど,魅力的なものばかりだ。
空き地を領地化してくのが,合戦ポイント集めの基本。レベルの高い(☆の多い)土地を領地化すれば,それだけ多くの合戦ポイントが得られる |
合戦は内政と異なり,すぐ近くに敵の城があり,敵も同じように領地を広げてくる |
ほかの同盟メンバーとは,書簡(メール)や,掲示版,画面最上部のチャットなどを使ってコミュニケーションをとる。強固な敵の城や,重要NPCの城(合戦のテーマに合わせて登場する有名武将達の住まう城)などに,プレイヤー単体で挑むのはかなり難しい。うまく連携してNPC城への侵攻進路を選んだり,合流攻撃を仕掛けたりする必要があるだろう。
軍令台(範囲内で発生した戦闘においてプレイヤーと同盟メンバーの攻撃力が上昇する)などの施設を建てて,合戦を有利に進めたい |
内政においても合戦においても,NPC城はまず内部の兵士を倒し,その後衝車や投石機で破壊することで自陣のものにできる |
さて,前述のとおり合戦は,プレイヤーが参加するか否かを主体的に選択できる。内政をじっくり遊びたいだけだという人は,無理に参加することもない。とはいえ,同盟に何らかの貢献をしたいと思ったならば,資源を「寄付」しよう。これによって合戦ポイントは入るし,同盟メンバーは同盟資源を使って戦場に合戦用施設を建てられる。
本作はそういう意味でも,本当に「内政に専念して楽しむこともできる」タイトルなのだ。
のんびりやるか激しくやるかはプレイヤー次第
村ゲー経験者もプレイフィールを確認してほしい
オープンβテスト版をプレイしてみて,内政と合戦を切り分けた本作が,独特の楽しさを持っていることを実感できた。内政が面白く,かつ自分が手塩にかけて育てた内政マップをほかのプレイヤーに侵略されないというタイトルを待ちわびていた人は,潜在的にはかなり多いのではないだろうか。
そんなブラキンは,すでにプレオープンサービス中だ。ゲームデータは今後スタート予定の正式サービスに引き継ぎ可能なので,本作に慣れておきたい人は,早めに始めておくと良いだろう。
また,プレオープンを記念した,ゲーム内アイテムのプレゼントキャンペーンや各種イベントが実施されているので,そちらもお見逃しなく。
「ブラウザ キングダムライジング」公式サイト
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