「DEAD OR ALIVE 5 Ultimate」に，過去作のBGMが収録されることが明らかに。早矢仕洋介プロデューサーのトークショウレポート

　2013年6月23日，コーエーテクモゲームスは，9月5日に発売を予定している「DEAD OR ALIVE 5 Ultimate」（PlayStation 3/Xbox 360）の店頭体験会を，東京都内のLABI1池袋 モバイルドリーム館にて開催した。本稿では，この体験会の冒頭にて行われた，プロデューサー早矢仕洋介氏（Team NINJA）によるトークの模様をお伝えしよう。

「DEAD OR ALIVE 5 Ultimate」公式サイト

「DEAD OR ALIVE 5 Ultimate」プロデューサー 早矢仕洋介氏

　早矢仕氏は，本作を“Ultimate”と名付けた意図について，2012年に発売した「DEAD OR ALIVE 5」で行ったプレイヤーアンケートの結果を踏まえた“究極”の内容を目指したと説明した。今回追加される5体の新キャラクターのうち，過去シリーズからレオンやアインが復活したのはアンケートでリクエストが非常に高かったからとのこと。また「NINJA GAIDEN」シリーズから参戦するレイチェルと紅葉は，アンケートに項目がなかったにも関わらず，非常にリクエストが多かったという。
　なお，もう一体の新キャラクターは，かねてからコラボレーションしている「Virtua Fighter」シリーズのジャッキーだが，こちらは今回“究極”を目指すにあたり，参戦してもらうことを決めたと早矢仕氏は話していた。

　またキャラクターのコスチューム数は，シリーズ最大規模となっており，新たにデザインを起こしたものだけでなく，過去の人気コスチュームを今風にアレンジしたものも収録される。なお「DEAD OR ALIVE 5」のDLCにてコスチュームを購入している場合は，今回の「DEAD OR ALIVE 5 Ultimate」でも継続して利用できるとのことだ。

　アクションについては，新たな必殺技「パワーランチャー」を実装する。これは「DEAD OR ALIVE 5」のパワーブローと異なり，プレイヤーのテクニック次第で相手に与えるダメージを増加させられる必殺技で，早矢仕氏は「どういったコンボが，よりダメージを与えられるかを見つけていただきたい」とコメント。また氏は，「パワーランチャーは相手を打ち上げ，それを拾って攻撃を重ねる形式となるので，緊張しているとうまくコンボがつながらないかもしれません。ある意味，現場での度胸が試されます」とも話していた。

　オンライン対戦は，「DEAD OR ALIVE 5」での不具合対応の経験を生かし，最初から快適にプレイできる環境を目指すと早矢仕氏は語る。また一部ステージにて発生していたラグにも，抜本的な対策を図っているという。
　さらに「DEAD OR ALIVE 5 Ultimate」ではオンラインロビーにてタッグを組み，2対2のタッグマッチが可能になる。早矢仕氏は「タッグはシングルと違った方針で開発しているので，それぞれ違った楽しみ方ができます」と話していた。

トークコーナーの後半では，「DEAD OR ALIVE」のグッズを懸けたジャンケン大会とクイズ大会が行われた

　また初公開情報として，「DEAD OR ALIVE 5 Ultimate」には「DEAD OR ALIVE 2」「3」「4」の全BGMが収録され，自由に選曲してプレイできることが発表された。早矢仕氏は，「ぜひ，シリーズのお気に入りの曲を聞きながらプレイしてください」と，会場に集まった「DEAD OR ALIVE」ファンに呼びかけていた。

　最後に，早矢仕氏は「DEAD OR ALIVE 5 Ultimate」が，「DEAD OR ALIVE 5」のプレイヤーをはじめ，シリーズのファンのリクエストに応えるべく開発したことをあらためて紹介。同タイトルを，より多くの人が楽しめるものに育てていきたいとして，トークコーナーを締めくくった。

「DEAD OR ALIVE 5 Ultimate」の試遊コーナーでは，シングルプレイと対戦プレイを体験できた。今回は。新キャラ/新ステージを含む全キャラ/全ステージを体験可能だった

「DEAD OR ALIVE 5 Ultimate」公式サイト