野球専門デベロッパGONG GAMES，今度はNPB承認のスマホ向け3D野球ゲームを検討中？

GONG GAMESで海外事業を統括しているTom Lim取締役

　日本では2014年5月9日に配信がスタートしたスマートフォン向け野球ゲーム「MLB パーフェクトイニング」（iOS / Android）。そのデベロッパであるGONG GAMESは，以前にも「二死満塁2013 KBO」（関連記事）というKBO（韓国野球委員会）承認タイトルを開発している，野球ゲームのエキスパート集団である。
　そんなGONG GAMESが，次は日本のプロ野球（NPB，日本野球機構）ゲームに挑戦したいと考えているとのことで，同社で海外事業を統括しているTom Lim取締役にさっそく話を聞いてみた。

日本版「MLB パーフェクトイニング」

日本版「MLB パーフェクトイニング」

　Tom Lim氏によると，野球ゲームによる日本市場への進出は，昨年から検討していたという。日本の野球ファンのために高品質な野球ゲームを提供することは，同社の目標でもあるのだ。
　日本に優れた野球ゲームが多数存在することはTom Lim氏も当然知っており，GONG GAMESが得意とするリアル系野球ゲームでは，自然なローカライズが難しいことも認識しているという。しかし，北米で好評を博したMLB パーフェクトイニングのように，その国の市場環境とプレイヤーの好みを熟知している現地パブリッシャと緊密なパートナーシップを結べば，十分勝負ができるだろうとTom Lim氏はコメントしていた。

　なお，日本のパブリッシャとの契約が実現し，実際に開発が行えるようになれば，代表的なスタジアムを完全再現するのはもちろん，プロ野球選手の顔や特徴的なモーションも緻密に表現する予定だという。日本パブリッシャとの協議を通じて，日本独自の野球文化を盛り込みたいとも語っていた。

　NPB承認の日本プロ野球ゲームで実際に遊べるのはしばらく先の話になりそうだが，MLB パーフェクトイニングを見る限り，そのグラフィックス/カルチャライズには大いに期待できそうだ。野球ゲームファンは続報を楽しみにしていてほしい。