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[Unite 2015]ゼンリン,大阪・福岡・札幌の街並みを再現した「Unity」向けの3D都市データを無償で提供
大阪市なんば付近がデータ化された「Japanese Naniwa City」は,4月13日から配布されているほか,福岡市の天神付近をデータ化した「Japanese Matsuri City」と,札幌市の時計台付近をまとめた「Japanese Dosanko City」は5月に提供開始の予定となっている。
ゼンリンでは,2014年8月に東京秋葉原周辺をデータ化した「Japanese Otaku City」を提供しており(関連記事),今回の3都市はそれに続く第2弾となる。同社が制作したカーナビゲーションシステム向けの3D地図データを汎用の3Dモデルデータに変換することで制作されているので,ゲームの舞台に利用すれば,極めてリアルな街並みを表現できるだろう。
なお,無償提供されるデータは,原寸で625×625m四方という限定された範囲に留まるが,ゼンリンではより広い地域のモデルデータも販売しているとのこと。日本の街並みを舞台にしたゲームを作っているUnityユーザーは,これらのデータを利用してみてはいかがだろうか。
ZENRIN City Asset Seriesの公式Webページ
Unityアセットストアで大阪、福岡、札幌のデータを新たに無償提供開始
株式会社ゼンリン(本社:福岡県北九州市、代表取締役社長:?山善司、以下ゼンリン)は、実際の街を再現したゲーム開発用3D都市モデルデータ「ZENRINシティアセットシリーズ」の新しいデータとして大阪市の一部エリアを、「Unityアセットストア」で無償提供を開始しました。また、福岡市、札幌市の一部エリアを2015年5月に順次無償提供を開始する予定です。本シリーズは、2014年8月に公開した秋葉原のデータ「Japanese Otaku City」に続く提供となります。
ゼンリンは、国内では東京23区、大阪市の全域とその他の全政令指定都市の中心部、および一部欧米の都市の3D都市モデルデータを保有しています。「ZENRIN シティアセットシリーズ」は、その一部を、「Unityアセットストア」で無償公開し、個人から法人まで誰でも手軽にダウンロードできます。ユーザーは、実際の街を舞台にしたゲーム開発や、各種シミュレーションなどの開発に活用できます。
このたび、新たなデータの無償提供を開始することで、ゼンリンが提供する3D都市モデルデータを一人でも多くのゲーム開発者にお試しいただき、今後提供するデータやサービスの向上につなげてまいります。
新しく公開するデータ
■エリアと名称
・大阪市 なんば付近
「Japanese Naniwa City」 ※今回公開
・福岡市 天神付近
「Japanese Matsuri City」 ※5月公開予定
・札幌市 時計台付近
「Japanese Dosanko City」 ※5月公開予定
■提供サイズ
1パーセル(原寸で625m×625m四方)
■提供価格
無償
既に公開済みのデータ
■エリアと名称
・東京 秋葉原付近
「Japanese Otaku City」
■WEBサイト:http://www.zenrin.co.jp/product/service/3d/asset/
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Unity
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