The Creative AssemblyがFree-to-Playの新作「Total War: Arena」を発表。歴史要素が強いMOBAタイトルか

　The Creative Assemblyが，オンライン専用ゲーム「Total War: Arena」の制作を発表した。これは，サンフランシスコで開催されたゲーム開発者会議，Game Developers Conference 2013に合わせ，3月28日に明らかにされたもの。

「Total War: Arena」公式サイト

　情報はまだ乏しいが，同社タイトルらしいストラテジー性に，オンラインゲームで人気の高い「MOBA」（Multiplayer Online Battle Arena）の要素を加えたFree-to-Playタイトルになるようだ。イギリスのゲーム情報サイトEurogamerにはインタビュー記事が掲載されているが，それによると，ゲームにはギリシャやローマのような古代文明が登場して10人対10人のチーム戦が楽しめ，1人のプレイヤーは最大3つのユニットを操作できるという。

　ほとんどのMOBAタイトルは，剣や魔法を使うファンタジー色の濃いものになっているが，Total War: Arenaでは，例えば局地戦に強いLight cavalryや，長距離攻撃が得意なArcher，攻城戦で力を発揮するArtilleryなど，歴史的要素の強いユニットが登場するようだ。異なる文明の混成部隊を結成できるのかなど，細かい部分は未発表だが，ユニットの巧みなコンビネーションによって優劣が決まるという，MOBA的な要素は用意されるだろう。

　発売時期も未発表だが，対応機種はPCとなっており，βテストなども行われる予定だ。開発はイギリス本社で行うとのこと。これまでとは違うファン層を開拓できる可能性も高く，今後の発表に注目したい。