このゲームの読者の評価
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あと一歩の作品 60 - 投稿者:有家(男性/40代)
- 投稿日:2013/12/23
- 良い点
- 三国志を題材にしたブラウザゲームは巷に溢れかえっているが、独自色を出そうと努力している。
■戦闘システム
いわゆる三すくみ+α。部隊を三列9マスに配置し、一列ごとに武将を計3名配置する。自動戦闘が行われるが組み合わせ方で結構結果が変わる。ただ、中盤まではレベルを上げて力押しでいける。
■インターフェイス
予想以上に動作が軽く、扱いやすさは洗練されている。視覚的にも変化が掴みやすい。ただ、メイン画面が一画面に収められておらず、端の施設を見るにはスクロールさせなければならない。画面をクリックしてマウスを動かせばストレスなく画面が動かせるものの、そこだけが少し煩わしかった。
■グラフィック
KOEI三国志風のリアル調で、綺麗どころやイケメン、おっさんとバリエーションが多い。ただし、キャラクターデザインはKOEIの三国志を踏襲している(もちろん、流用などではなく新しく描き直されている)ので、オリジナリティはない。その分、イメージからひどく外れたキャラクターは見当たらなかった。なお、公式サイトにあるアニメ調のキャラはどこにもいない。
■課金
課金通貨にあたる黄金は課金によってチャージできるが、少しずつならゲーム内で手に入ることができる。また課金設定はVIPシステムが採用されて効果によって細かく段階が分けられ、プレイスタイルに沿った効果が得られる。
■親切さ
ゲーム開始からのチュートリアルが充実して、困ったり迷うことはしばらくの間はない。指示通りにすれば、LV30までは半日もかからず進む。
■賑わっている
チャットでの戦闘参加の呼びかけややりとりは活発。
■意欲的なシステム
武将募集、造酒、事件などにより特色をつくりだそうとしている。そのためにとっつきにくい印象を受けることも。しかし、特に難しい内容ではないので、やってみて少し理解が進めば問題ない。 - 悪い点
- ■戦略性の乏しさ
戦場はマス目のタクティカル・バトル風だが、戦略は何もない。ただ一マスずつ進んで相手に重なって自動戦闘がスタートするだけ。一マスずつクリックさせるのも面倒。
■チュートリアルの拘束時間
このゲーム、ずっとチュートリアルが続く。確かに親切でわかりやすいのだが、言うがままにやらされるだけの状態が何時間も続いて、個人的にはそれですっかり嫌になった。やることも建物のレベルを上げて、飛ばせない戦闘を何十回も繰り返すことに。
■ボイス
最初の女性君主(主人公)選択時に流れる声が、非常に脱力する微妙な発音。それ以降、聞かなくていいのが助かった。
一方、BGMは悪くない。
■google日本語入力
開始前の君主名入力時、google日本語入力だとアルファベットしか入力できない。IMEなら可能。またゲーム開始後のチャットは、なぜかgoogle日本語入力でOK。フラッシュの仕様だと思われるが、ちょっと不便だった。
■戦闘システム
結局は、上級兵種、訓練度、上級武将、そのスキルが重要になる。兵種のジャンケンの法則も工夫がないため奥深さは皆無。 - 総評
- ストレスがあまりない操作性と親切なチュートリアル、そしてコンテンツを追加しようとする意気込みは評価できる。ただ、ゲームの楽しみや意欲に繋がっていないようだ。ストーリー上での敵対NPCはただ行き先に置かれているだけで、戦闘へと駆り立てるストーリー的な魅力にも乏しく、戦闘を繰り返す面倒さを覆す面白みもない。
それでも、ゲームとしての完成度は高いので、時々やる暇つぶしとしては有用。個人的には三国志というありふれた題材と、大将軍というセンスのカケラもないタイトルで評価をだいぶ割り引いてゲームを始めただけに、それなりに楽しめた。
楽しむには、あまりハードルを上げないことが大切。 - プレイ時間
- 1週間〜1ヶ月
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 3 2 4 2 3
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