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あのリチャード・ギャリオット氏が久々の新作RPG「Shroud of the Avatar: Forsaken Virtues」を発表。Kickstarterで出資者を募集中
「Avatar」や「Virtue」などという単語からも判断できるように,本作はギャリオット氏の看板作品でもある「Ultima」シリーズの精神的な後継作品となるようだ。UltimaはElectronic Artsが保有する登録商標なので,そのままタイトル名に使うわけにはいかないようだが,本作は「アバター」(古いウルティマ用語で“アバタール”)であるプレイヤーを新しいマジカルワールドへと誘うことになるという。
ゲーム内容は,プレイヤーがさまざまなNPC達と出会って自分で何をすべきかを考え,プレイヤー自身の意思に従ってゲーム世界に没入していくという,Ultimaシリーズの「Virtueシステム」を色濃く受け継いだものなるようだ。
Kickstarterで公開された映像を見ると,移動時には大陸全土を大きく表示するマップが表示され,各集落やダンジョンへ潜入するときは,キャラクターの背後にカメラを近づけたアングルでプレイすることになるようだ。
MMORPGではないものの,プレイヤー同士でシングル用キャンペーンを楽しむというCo-opモードや,プレイヤーハウジング,PvP対戦などといった要素も盛り込まれる,正統派にして非常に濃密なゲームとなることが期待できそうだ。
1997年の「Ultima Online」,1999年の「Ultima IX: Ascension」からおよそ15年もの月日が流れてはいるものの,本作の発表はすでに多くのファンにアピールできているようで,Kickstarterへの登録から3日経った時点で,すでに目標金額である100万ドル(約9600万円)の3分の2ほどを集めている。
公式サイトはすでにオープンし,ウルティマシリーズに登場する吟遊詩人イオロのモデルである,デイビッド・R・ワトソンさんがギャリオット氏からゲームデモを解説されるというムービーなども公開されている。
このムービーは30年を超えるシリーズの歴史を感じさせる内容で,とくに17分38秒からワトソン氏が弾き語る「Stones」にノスタルジアを感じる古参のゲーマー少なくないだろうから,こちらも合わせて見ておくといいだろう。
「Shroud of the Avatar: Forsaken Virtues」公式サイト
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Shroud of the Avatar: Forsaken Virtues
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