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正統派RPG「Torment: Tides of Numenera」のアーリーアクセス版がリリース
本作は,「ダンジョンズ&ドラゴンズ」の異色のチャプター「Planescape」をベースに,1999年にInterplay ProductionsからリリースされたRPG「Planescape: Torment」の精神後継作とされるタイトルだ。開発するinXale Entertainmentも,InterplayのCEOだったBrian Fargo(ブライアン・ファーゴ)氏以下,同社のRPG開発ブランドだったBlack Isle Entertainmentに属していたメンバーで構成されている。
本作も,Planescape: Tormentと同様,プリレンダの背景画をメインにする2DRPGで,ストーリーが見どころとなる。ただ本作では,inXale Entertainment開発のルールセット“Tides”に乗っ取ったゲームデザインが行われており,キャラクターの相関関係は複雑化しているらしく,プレイヤーの行動1つ1つがコンパニオンたちの相性を変化させていくという。そのため,プレイ内容によってゲームの印象も大きく変わり,リプレイ性が高くなっているそうだ。
本作の舞台のベースとなるのは,テーブルトークRPG作家Monte Cook(モンティ・クック)氏による「Numenera」シリーズの一つ,「Ninth World」だ。これは文明が勃興しては,過去の記録に残らないほど消滅していくという連鎖が繰り返されている世界となっており,Ninth Worldは今から10億年も後の時代の話となっている。ただ,過去はほとんど失われているため,高度に文明化しているわけではく,魔力に溢れたファンタジーな世界だ。プレイヤーキャラクターも,Glaive(戦士),Nano(ウィザード),そしてJack(ローグ)を基本に変化させていくことになる。
現時点では,どれほどの期間アーリーアクセス版として展開されるのかは分からないが,すでにクラウドファンディングのバッカー以外でも,Steamで入手することが可能。英語版しかないのは残念だが,クラシカルなRPGのファンならチェックしておきたいところだ。
「Torment: Tides of Numenera」公式サイト
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Torment: Tides of Numenera
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