ニュース
1990年代にリリースされた異色RPGの精神的後継作「Torment: Tides of Numenera」のインゲーム映像が公開
本作は,テーブルトークRPG「ダンジョンズ&ドラゴンズ」でも異色のチャプターとなる「Planescape」をベースに開発され,1999年にInterplay ProductionsによりリリースされたRPG「Planescape: Torment」の精神的後継作品だ。開発を行うinXile Entertainmentには,Interplay Productionsの設立者でもあるBrian Fargo(ブライアン・ファーゴ)氏を筆頭に,当時のメンバーも多く所属している。
主人公は,「The Last Castoff」と呼ばれる古代人の精神生命体であり,死んでもほかの肉体に魂を宿すことによって不死の状態を得ている,神に選ばれた存在だ。記憶は継承されないので本人はその事実に気付いていないが,神を葬ろうとする勢力が出現したことにより,プレイヤーはほかのCastoff達が生きる「第九世界」に旅をしていく……というのが本作のストーリーとなっている。善と悪が混在し,敵と味方の区別も付かない中,プレイヤーはさまざまな試練に耐えながら「命の尊厳」についての問いかけられることになるのだ。
今回リリースされたトレイラーを見ると,クラシカルなグラフィックスや,文字量の多いインタフェース,そして異様な精神世界など,Planescape: Tormentを思わせる要素がたっぷりと盛り込まれていることが分かる。複雑な会話やストーリーを楽しむゲームであるため,日本語化が予定されていない本作をプレイするためのハードルは高いが,2015年第4四半期のリリースを待ちたいところである。
「Torment: Tides of Numenera」公式サイト
- 関連タイトル:
Torment: Tides of Numenera
- この記事のURL: