ニュース
inXile Entertainmentが発表したRPG「Torment: Tides of Numenera」が,Kickstarterでの公開から,わずか6時間で目標をクリア
Kickstarter「Torment: Tides of Numenera」企画ページ
1990年代から2000年代初めにかけて,テーブルトークRPG「ダンジョンズ&ドラゴンズ」をベースにした,さまざまな名作RPGタイトルをリリースしたInterplay Entertainmentだが,このinXileは,そのInterplay傘下のスタジオ,Black Isle Studiosの元メンバーと,Interplayの創業者であるブライアン・ファーゴ(Brian Fargo)氏が設立したインディーズ系のメーカーだ。1988年にリリースされた古典的RPG「Wasteland」の続編となる,「Wasteland 2」を2012年にKickstarterで発表し,目標額の3倍を超える300万ドル近い資金を集めたことでも話題になった(関連記事)。
Torment: Tides of Numeneraは,Black Isle作品の中でも名作とされる,「Planescape: Torment」(1999年)の“精神的な続編”であり,ダンジョンズ&ドラゴンズ公式ルールブックではなく,モンティ・クック(Monte Cook)氏が新たに制作した「Numenera's Ninth World」というテーブルトークRPGをベースにしている。クック氏は,ダンジョンズ&ドラゴンズの出版元であるTSRに在籍した経験を持ち,「ダンジョンズ&ドラゴンズ 第3版」の開発にも関わったファンタジー作家。それだけに,inXileとクック氏のタッグは多くのRPGファンを熱狂させているようだ。
詳しいストーリーなどは明らかにされていないが,Torment: Tides of Numeneraは,「命」をテーマにした,奥深い精神世界が描かれる作品になり,2014年12月のリリースを目標に開発が進められているとのことだ。
- 関連タイトル:
Torment: Tides of Numenera
- この記事のURL: