［TGS 2013］PS4版「アサシン クリード4　ブラック フラッグ」プレイレポート。前作からパワーアップした“海戦”を紹介しよう

　ユービーアイソフトは，現在（2013年9月20日）開催中の東京ゲームショウ2013にて，同社が2014年2月22日に発売予定であるPlayStation 4版「アサシン クリード4　ブラック フラッグ」のプレイアブル出展を，ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア（以下SCEJA）のブースで行っている。

　海賊たちが暴れまわっていた「海賊の黄金時代」末期の西インド諸島（＝カリブ諸島）が舞台となる本作は，「アサシンクリードIII」（PC/PS3/Xbox 360/Wii U)でも登場した“海戦”に大きく力を入れているのが特徴だ。今回，TGS 2013で試遊できるデモ版では，海戦から上陸戦までの流れを楽しむことができたので，プレイフィールをお伝えしよう。ちなみにプレイしたのは，2014年2月22日に発売予定のPlayStation 4版になる。


　TGS 2013のデモ版は，主人公エドワード・ケンウェイを操作し，海岸沿いにある砦を制圧することが目的となる。まずは，エドワードの船「ジャックドー号」の舵を取り，砦に上陸するまでの安全を確保するため，こちらに向かって攻撃をしてくる塔を破壊する必要がある。


　前作では，威力が低い代わりに小回りが利く速射砲と，高い威力と攻撃範囲を持った側面砲撃を使って，塔から飛んでくる砲撃を回避ながら接近して攻撃をしていたが，デモ版では，高い弾道を利用した長距離攻撃ができる「臼砲」が船に搭載されていたので，遠くから正確に狙いを付けて素早く塔を破壊することができた。
　
　ただし，着弾までにタイムラグがあるので，移動している敵には不向きだ。砦付近には，敵船が数隻おり，砦に近づくにはこいつらも相手にする必要があるのだが，移動する敵を臼砲で沈めるのは至難の技なので，船を相手にする場合は，速射砲と側面砲撃をうまく使おう。

　このように海戦では，移動する敵には速射砲と側面砲撃，塔など固定されている標的には臼砲，と使い分けることが重要になりそうだ。


　厄介な塔と敵船を無力化したら，いよいよ上陸戦の開始だ。砦に船を寄せていざ上陸すると，すでに砦内部では，先行した仲間と敵の守備隊が大乱戦を繰り広げていた。どうやら上陸後のルートはいくつかあるようで，今回筆者は，乱戦のど真ん中を突っ切るようなルートを選んでしまったためか，次から次へと敵に絡まれてしまい，暗殺対象である司令官のもとにたどり着くまで非常に手こずってしまった。

　ルートによっては誰にも見つからず司令官のところまで辿り着けるようだが，せっかくなので地上戦も楽しんでおこうと，このまま乱戦に身を任すことにした。これまでのシリーズ同様に，本作でもカウンターが非常に強力なのだが，通常攻撃でも先手さえ取ってしまえば，そのまま流れるようなコンボで敵を倒すことができ，さらに銃撃などを絡めると，カウンターでは味わえないクールな戦闘が楽しめるので，それぞれを使い分けて，カッコいい戦闘を演出してみるといいだろう。


　そんなことをしている間に司令官を発見したのだが，すでにこちらの存在がバレていたので，そのまま斬ったり斬られたりの泥沼な戦い……。なんとか倒すことができたが，これが暗殺なのかと言われるとまた微妙なところではある。
　
　デモ版はここまでとなり，最後にリザルト画面でミッションのスコアを確認することができる。試遊時間は10分と短く設定されているが，臼砲と大砲の使い分けによって海戦がやりやすくなったことや，戦場がシームレスに移行してくれることもあって，時間内にクリアすることは十分可能だ。SCEJAブースに足を運ぶ予定がある人は，砦攻略に挑戦してみてはどうだろうか。

「アサシン クリード4　ブラック フラッグ」公式サイト