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[TGS 2014]PS4の表現能力の高さを見せつける美しさに脱帽。レースゲーム「DRIVECLUB」を遊んでみた
ブースに出展された体験版は,制限時間10分で3つのコースを自由に走行できるというもの。コースはチリ,インド,ノルウェーがあり,車種はコースごとに決まっているという仕様だ。登場する車はコースの順にFerrari F12 berlinetta,Aston Martin V12 Vantage S,Mercedes-Benz SLS AMG Coupe Black Seriesの3台。
体験版は1人プレイに特化したもので,残念ながら本作のメインともいえるソーシャル的な要素はなく,車に乗ってレースをし,走る感覚を味わうという内容にとどまっていた。とはいえ,PS4で表現されたコースは,レースゲームにも関わらず周囲の景色に見とれて運転がおろそかになってしまうほどの出来映えで,走行中に昼間から夕刻を経て夜になるという演出が挿入されたときは思わず「ほほーっ」と声を上げてしまったほどだ。正直,レースなんか忘れて,そのまま走り続けたくなった。
操作は「R2」ボタンでアクセル,「L2」ボタンでブレーキと,レースゲームとしてオーソドックスなもので,「○」ボタンでのサイドブレーキによるドリフトが可能だったり,コースの壁に派手にぶつかると車が一回転したりするなど,見た目はシミュレータ的ながら,アーケードライクなプレイフィールも備わっている。なおインストラクションには,ボタンでDRS(Drag Reduction System)やKERS(Kinetic Energy Recovery System)も使えるとあり,その手の仕組みが搭載された車の登場にも期待がかかるところだ。
レース中面白かったのは,ドリフトや特定のコース上の特定の場所を正しく走る,スリップストリームに入るなどのテクニックを成功させるとスコアが入るという点。これはレース中のテクニックを競う「フェイスオフ」に関わる要素のようで,路肩を長時間走ったり,クラッシュしたりすると減点されてしまう。この体験版では,レースの結果自体に反映されている様子はなかったが,車を正しく運転できているかどうかの目安にはなっていた。
今回の体験版は,映像の美しさやエンジン音などの凝ったサウンドを体験させるのが主だったわけだが,それだけでもプレイした人を十分に納得させられる説得力のある完成度を誇っていた。この見た目でほかのプレイヤーと気軽に走ることができるというなら,早くそれを体験してみたいものだ。10月9日の発売がますます待ち遠しくなった。
ちなみに,PlayStation Plusユーザーには,本作の「PS Plus エディション」が無料で配信されることも覚えておこう。
「DRIVECLUB」公式サイト
4Gamer「東京ゲームショウ2014」特設サイト
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DRIVECLUB
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(C)Sony Computer Entertainment Europe. Developed by Evolution Studios
- DRIVECLUB (初回封入特典:オリジナルカラーのクルマ3台(RUF R12 R/ McLaren 12C/ Mercedes SLS AMG Coupe Black Series)
- ビデオゲーム
- 発売日:2014/10/09
- 価格:¥5,310円(Amazon) / 5957円(Yahoo)