イベント
[TGS 2013]「deep down」ステージイベントでは4人マルチプレイによる大迫力のドラゴン戦が披露。F2Pモデルでサービスされることも明らかに
このイベントは,同ブースで初日から行われている実機プレイ披露企画「一遊入魂」の一つとして実施されたもの。ステージでは,4人による迫力のマルチプレイが披露された。
東京ゲームショウのために用意したという最新トレイラーの上映後,まず披露されたのは,試遊バージョンによるシングルプレイの模様だ。
試遊バージョンの詳細については,こちらのプレイレポートに詳しいが,本作のダンジョンは一定のアルゴリズムに基づいて自動生成される仕組みとなっているため,挑むときは毎回構造が異なる。今回のステージで見られたダンジョンは,筆者がプレイしたときよりも明らかにモンスター「ホッグ」の出現数が多かったが,デモンストレーターは効果的に大ダメージを与えられるスキルを駆使して,激しい戦闘の連続を切り抜けていた。使用回数が限られているスキルをどの場面で使っていくのか,この判断が攻略のカギになりそうだ。
ちなみに,試遊バージョンではプレイヤーキャラクターの武器は槍のみだったが,製品版では片手剣や両手剣などのバリエーションが用意されるとのこと。
実機プレイを担当したカプコンの田岡次郎氏 |
写真はスキル選択画面。元々試遊バージョンではスキルを選択できない仕様にする方向だったそうだが,会場の試遊台でもこの画面を確認できる |
ダンジョンに入った途端,目の前にホッグが登場 |
絶え間なくホッグと遭遇し,激しい戦いを繰り広げる |
炎を吹き出すトラップが数多く仕掛けられたマップだった |
続いて,実機による4人マルチプレイが行われた。田岡氏に加え,ステージ裏からスタッフ2名,そしてステージ上ではカプコンの宮下輝樹氏がPlayStation Vitaによるリモートプレイで参戦することに。
PS Vitaでマルチプレイに参加した宮下輝樹氏 |
4人のプレイヤーが協力してドラゴンに立ち向かうはずが,開始早々に1名が力尽きるハプニングも |
ここで目を引いたのは,カプコンが開発した最新ゲームエンジン「Panta Rhei」(開発コードネーム。関連記事)が描き出す,精細なグラフィックスだ。ドラゴンの口から放たれる炎のゆらめきや,その炎がマジックアイテムによる竜巻の影響で散り散りになっていく様子がはっきりと見て取れた。
この炎の表現について小野氏は「炎はポリゴンの板ではなく,粒子が動いている」と説明。PS4の性能により,PS3では描けなかった微細な表現が可能になったという。
竜巻のほかには,氷の盾を作ってドラゴンの炎(ブレス)を防く,時間を止める,といったシーンが見られた。
時間が止まっている間はドラゴンやほかのプレイヤーが停止する。さらに,その状態で投げた炎のマジックアイテムは,放たれた直後に空中で停止。そして時間が再び動き出すと同時に,炎が勢い良く放たれていた。これを見た来場者からは,自然と拍手が巻き起こった。
実機プレイの終了後,小野氏がβサービスについての話題を杉浦氏に振ったところ,杉浦氏は「なるべく(PS4の)ローンチの近くで」と回答。
また,「こちら」の記事でお伝えしたとおり,本作のビジネスモデルは「Free-to-Playモデル」であり,ソフトがダウンロード配信となることも明らかにされた。
杉浦氏は「カプコンはさまざまなオンラインゲームを展開していますが,中でも本作はかなり力を入れて頑張っています。これからもぜひ注目していただければと思います」と意欲を語る。
続いて小野氏も「deep downは,PS4の技術チームのみなさんと,カプコンの本社スタジオががっちりタッグを組んで取り組んでいるタイトルです。なるべく早いうちにオンラインプレイを体験していただける機会を設けますので,期待してください」とコメントし,イベントを締めくくった。
「deep down」公式サイト
- 関連タイトル:
deep down
- この記事のURL:
(C)CAPCOM.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED.