連載
あらゆる場面で空気を読め。スマートフォン向け状況対応能力育成ゲーム「空気読み。2」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第156回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
冠婚葬祭やテーブルマナー,タクシーや宴席で上司と同席するときの席順……などなど,世の中には「わざわざ説明されるまでもなく守るべき」とされるマナーの数々がある。とてもすべて覚えきれるものではないし,今さら誰かに聞くわけにもいかない。
しかしこれらのマナーを覚えていなくても,ほかの人の様子をうかがったり,なんとなくこうじゃないかなと場から察したりすれば,案外マナーどおりに収まるものだ。そんなデキる社会人の必須スキル「空気を読む」能力を,ゲームで楽しく,じっくり鍛えられる作品がこの「空気読み。2」(iOS / Android)なのだ。
「空気読み。2」ダウンロードページ(App Store)
「空気読み。2」ダウンロードページ(Google Play)
最初に選べるゲームモードは,基本となる「空気読み。」モード。ここではさまざまなシチュエーションが次々に表示されるので,画面内の赤いオブジェクトをタッチやドラッグで操作して,最適な行動を再現していこう。100ものシチュエーションによって,あなたの空気読み能力が嫌でも浮き彫りになるのだ。
問題の中には「いやそれはおかしい」「そんなシチュエーションがあるか!」などと叫びたくなるような“変化球”も多数入っている。だがその状況を一瞬で理解し,答えを導き出すのもまた,空気読み人なのだ。各シチュエーションには制限時間があるので,無粋なツッコミを入れているヒマがあったら,1秒でも早く空気を読もう。
ボリュームたっぷりの空気読み診断が終わると,感動(?)のエンディングと評価画面が待っている。評価項目は,いつそんな能力を試されたのかまったく分からないくらい詳細なうえ,プレイするたびに大きく変わるので,ぜひ何度も挑戦してほしい。
「空気読み。」モードを最後までプレイすると,ほかのゲームモードも解禁される。その中でも注目すべきは「読まない。」モード。その名の通り「空気読み。」とは逆に,各シチュエーションで空気を読まずボケ倒すというもの。プレイすると分かるのだが,これは「空気読み。」モード以上に空気を読む能力が必要になる難関だ。
「読まない。」以外にも,出題の中にあったミニゲームをいつでも遊べるモードや,特定の条件達成で得られた称号を確認できるコレクションルームなど、多彩なモードが用意されている。
実際に空気読み能力が鍛えられるかどうかはさておき,気軽に遊べる一方で称号集めなどのやり込み要素も充実している本作。一度やった問題をプレイすると「つぶやき」として意外な豆知識が得られるなど,本当に空気読み能力が鍛えられたりするので侮れない。ついつい吹き出しそうになるミニゲーム集として,ぜひ楽しんでみてほしい。
著者紹介:カイゼルちくわ
ゲーム攻略記事を中心に活動するフリーライター。ゲーセンに寝泊まりしたいくらいのシューティング&ガンシューティング好きだが,家に帰ればパソコンのFPS(ファーストパーソンシューティング)も遊びたがる。アクションゲームとかわいいキャラにも目がない。
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