「FFXIV：暁月のフィナーレ」の既存17ジョブの変化を確認。大胆に変わった召喚士に要注目

■遠隔物理DPS

　遠隔物理DPSは全体的に与ダメージの引き上げが行われた印象だ。とくに，踊り子は新しいアクションが大きなダメージソースとなっており，ジョブ間での与ダメージの差が詰まりつつある。また，機工士はこれまでの操作感を維持しつつも新しいアクションが追加され，詩人はリキャストタイムや効果時間を長くすることで，詩やDoTの管理をしやすくする調整が入っている。



●吟遊詩人


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■特性


　吟遊詩人に，「光神のフィナーレ」というアビリティがLv90で追加された。光神のフィナーレは，付与された“コーダシンボル”の種類数によって，自身と周囲のパーティメンバーの与ダメージを上昇させる％が変わってくるというもので，コーダシンボルは「賢人のバラード」で“賢人のコーダ”が，「軍神のパイオン」で“軍神のコーダ”が，「旅神のメヌエット」で“旅神のコーダ”がそれぞれ付与される。3種類の詩をうまく組み合わせることが，与ダメージの上昇につながりそうだ。
　なお，これらの詩はリキャストタイムが80秒から120秒に延びたが，効果時間も30秒から45秒へと増えているので，詩の管理はある程度の余裕ができるだろう。

　さらに，「エイペックスアロー」からつながる威力500の前方直線範囲攻撃の「ブラストアロー」が用意された。エイペックスアローは，“ソウルボイス”が20以上溜まっていれば撃てるため，ソウルボイスをどこまで溜めて，次のブラストアローにつなげるかで，与ダメージが変わってくるだろう。

　そのほか，「バトルボイス」が効果時間が20秒から15秒になった一方，リキャストタイムも180秒から120秒へと短縮されたことで，戦闘中にバトルボイスを使う場面が増やされた印象だ。

　また，「アイアンジョー」や「コースティックバイト」「ストームバイト」「バーストショット」での“ストレートショット実行可能”の効果時間が10秒から30秒へと延び，とくにストームバイトによるDoTは効果時間が45秒となったため，DoT管理も時間に余裕ができそうだ。



●機工士


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■特性


　機工士の見どころの1つは，Lv90で追加される前方直線範囲物理攻撃の「回転のこぎり」だ。威力は「ドリル」と同じ550だが，リキャストタイムは60秒とドリルの20秒より長くなっているため，最大チャージ数が2となった「整備」とどう組み合わせるかが与ダメージを上昇させる鍵になるだろう。

　さらに，「オートマトン・クイーン」が使用するアビリティとして「クイーン・コレダー」が追加された。これは特性“クイーンズ・ガンビット”の効果によって，「オーバードライブ・クイーン」を実行するか，バッテリーが尽きる直前に，いつも通り「クイーン・パイルバンカー」を撃ちこんだあとに続けてコレダーが実行されるというものだ。オートマトン・クイーンが自発的に打つので，操作感がこれまでとあまり変わらない点も扱いやすい。威力も750と高く，パイルバンカーと合わせて，これまで以上の大きなダメージソースになることは間違いない。

　そのほか，Lv82で「スプレッドショット」が「スキャッターガン」へと変化し，“ヒート”の上昇が5から10へと向上。さらに，Lv84で得られる“アクション威力アップ”特性により，「ヒートスプリットショット」と「ヒートスラッグショット」，それに「ヒートクリーンショット」の威力が上昇する。また，Lv88で「タクティシャン」のリキャストが120秒から90秒へと短縮するため，活躍する機会はさらに増えそうだ。



●踊り子


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■特性


　踊り子は，「テクニカルステップ」に，「テクニカルフィニッシュ」からつながる威力360の範囲物理攻撃「ティラナ」が追加された。ティラナは，攻撃だけでなく，自身と“クローズドポジション”の対象者に対して，“スタンダードフィニッシュ”と“エスプリ”を60秒間付与するといった，これまでのスタンダードフィニッシュと同様の効果を付与する。

　さらに「インプロビゼーション」は，範囲内にいる自身およびパーティメンバーに15秒間，回復力100の継続回復の効果を付与する効果に変更された。また，インプロビゼーション実行中は，“踊りの熱情”が付与され，3秒ごとに最大4までスタック数が上昇する。
　そして，インプロビゼーションから「インプロビゼーション・フィニッシュ」へとつながり，実行時に自身と周囲のパーティメンバーにバリアが張られるようになった。
　バリアの効果量は，踊りの熱情のスタック数により異なり，スタック数が最大4のときはバリアが最大HPの10％でなかなかに強力だが，インプロビゼーション実行中は攻撃が行えないため，慎重に使いどころを見極める必要がありそうだ。

　そのほか，「フラリッシュ」を使用することで実行可能となる威力300の前方範囲物理攻撃「扇の舞い【終】」や，「攻めのタンゴ」から実行できる威力600で前方直線範囲物理攻撃「流星の舞い」が加わり，与ダメージがかなり向上している。とくに，流星の舞いは必ずクリティカルヒットかつダイレクトヒットするので，攻めのタンゴの効果と相まって，与ダメージが大きくなりそうだ。