企画記事
「ファイナルファンタジーXIV」超初心者向けガイド。チャットの使い方もダンジョンの進み方もこれで分かる
「FFXIV」は,オンラインゲームに不慣れな人だと,遊んでいるだけでは分からないこともたくさんあり,筆者の知り合いにも「操作方法が分からない」「チャットの打ち方が分からない」とこぼす人がいる。もちろん,公式サイトにゲームマニュアルはあるのだが,ゲームの中では完全に説明されていないこともあるのだ。
せっかく新規プレイヤーが増えたタイミングでもあるので,今回はゲーム序盤に知っておきたいポイントを,「チャットの使い方」「コンテンツファインダーの使い方」「ロール」「装備の重要性」の4つに絞って紹介したい。ゲームを始めたばかりで不安な人や,苦戦している人の参考になれば幸いだ。
ちなみに,「FFXIV」にはLv35まで無料で遊べる「フリートライアル」が用意されている。チャットの一部機能やアイテムのトレード,パーティの募集ができないなど,細かい制限はあるが,ゲーム本編を進める上では問題ないので,興味がある人は,新規プレイヤーが多いこのタイミングでフリートライアルを遊びはじめてみてはいかがだろう。
また,3月18日から3月31日までPS Storeで「FFXIV」が30%オフになるセールも開催されているので,購入も検討してみてほしい。
「ファイナルファンタジーXIV」が30%オフになるセールがPS Storeで3月31日まで開催
スクウェア・エニックスは2020年3月18日〜3月31日,PlayStation Storeで販売中のダウンロード版「ファイナルファンタジーXIV」の価格が30%オフになるというセールを開催中だ。この春,多くのプレイヤーが待つ「エオルゼア」へ出かけてみようという人は,この機会をお見逃しなく。
「ファイナルファンタジーXIV」フリートライアル
「ファイナルファンタジーXIV」プレイガイド
「ファイナルファンタジーXIV」公式サイト
チャットの使い方
「FFXIV」では,ほかのプレイヤーとコミュニケーションを取るために「チャット」を使用することになる。なので,PS4版で遊んでいる人もUSBキーボードは用意しておいた方が良い。チャットには,さまざまなモードが存在しており,話したい相手や,シーンによって使い分ける必要がある。ここでは,基本となるチャットモードを5つ紹介したい。
●今回紹介するチャットモード
チャットモード | 届く範囲 | 初期設定の文字色 |
---|---|---|
Say | 自分の近く(約20m)にいる人だけに届く | 白 |
Yell | Sayよりも広範囲(約100m)に届く | 黄 |
Shout | 同じエリア全体に届く | オレンジ |
Party | パーティメンバーのみに届く | 水色 |
Tell | 指定した個人に届く | ピンク |
チャットモードの詳しい内容に入る前に,そもそもチャットモードの切り替え方法が分からない人も多いと思うので,簡単に説明しておこう。一番分かりやすいのは,チャット欄の左にある吹き出しマークから,使いたいモードを選択すること。その他に,キー入力や,テキストコマンドからも変更できる。
チャットモード | キー入力 | テキストコマンド |
---|---|---|
Say | 【Alt】+【S】 | /say |
/s | ||
Yell | 【Alt】+【Y】 | /yell |
/y | ||
Shout | 【Alt】+【H】 | /shout |
/sh | ||
Party | 【Alt】+【P】 | /party |
/p | ||
Tell | 【Alt】+【R】 (届いたTellに返信する場合) |
/tell 相手の名前@ワールド名 |
/t 相手の名前@ワールド名 |
●Sayチャットモード
Sayは,「その場にいる人と話したい時」に使用するチャットモード。知り合いとばったり会ったり,その場で意気投合した人と雑談をする際などに使用することが多い。約20m範囲にいる人“全員”に見られているので,その点には注意。
●Yellチャットモード
Sayよりも広範囲,約100mの範囲にいる人全員に届くチャット。使う場面はかなり少なく,「大人数で集まっている場所で発言する時」ぐらいだ。
例えば,ユーザーイベントや,大人数でフィールドを移動する時など,Sayでは全員にチャットが届かない危険がある場合などに使われる。
●Shoutチャットモード
距離に関係なく,今いるエリア全体に届くチャット。パーティの募集・加入をする時,エリアで探し物をしている時など,「キャラクターの位置は分からないが,同エリアにいる人へチャットを届けたい場合」に使用する。フリーカンパニー(ギルド)やユーザーイベントの告知などに使う人も多い。
便利な反面,大勢に見られる可能性が非常に高いので,通常会話に使うことはほぼ無い。立て続けに使うと,「うるさい」と言われてしまうこともある。
●Partyチャットモード
パーティメンバーにしか見えないチャットモード。距離や場所は関係なく,パーティを組んでいれば違うワールドの人ともチャットすることが可能だ。ダンジョンやレイド攻略など,パーティを組む際はほぼ必ずこのチャットモードを使うことになる。
●Tellチャットモード
1対1の個人チャットモード。決まった人と会話をしたい時や,周りに見られると困るチャットなどはこのモードを使う。
コンテンツファインダーの使い方
「FFXIV」には,「コンテンツファインダー」(以下,CF)というコンテンツの攻略メンバーを自動でマッチングしてくれるシステムがある。これが本当に便利で,ダンジョン攻略をする際などに,メンバー募集をする必要が一切ないのだ。使い方は,行きたいダンジョンやレイドを選択して,申請ボタンを押すだけ。攻略メンバーが揃ったら,コンテンツ内へ自動で移動してくれるので,ダンジョンの入り口で待つ必要もない。マッチングするまでは自由に動けるので,ストーリーを進めたり,別ジョブのレベル上げなどもできる。
新規プレイヤーが序盤で挑むコンテンツは,今となっては6年ほど前のコンテンツなので,マッチングまでは若干時間がかかってしまう。しかし,ベテランプレイヤーもランダムでコンテンツに突入する「ルーレット」形式の申請を行っていたりするので,気長に待っていれば突入できるはずだ。
ちなみに,マッチングまでの時間はロール(詳細は後述)によって違いが出やすく,筆者の体感では
タンク>ヒーラー>>>>>>>DPS
といった具合でタンクが一番早く,DPSが一番時間がかかる。
パーティの先頭を走るタンク,仲間の命を預かるヒーラーは責任が重く,DPSに比べて人口が少なくなりがちで,その分マッチングしやすい。不足ロールボーナスなどのメリットもあるので,サクサクゲームを進めたい人はこの2ロールでメインクエストを進めると良いだろう。
ロール
「FFXIV」は,「タンク」「ヒーラー」「DPS」の3つのロール(役割)がジョブ(クラス)ごとに決まっている。パーティで戦闘する際には,そのロールで決められた役割をこなさなければいけない。とくに通常ダンジョンではタンク1人,ヒーラー1人,DPS2人という少人数でマッチングされるので,それぞれがロールの仕事をしっかりこなさないと,攻略が難しくなってしまう。ここでは,それぞれのロールが具体的にどう動けばいいかを説明しよう。使っているジョブがどのロールか分からない人は,下記の表で確認しておいてほしい。
タンク | ヒーラー | DPS | ナイト (剣術士) |
白魔道士 (幻術士) |
モンク (格闘士) |
竜騎士 (槍術士) |
戦士 (斧術士) |
学者 | 忍者 (双剣士) |
侍 | 暗黒騎士 | 占星術師 | 吟遊詩人 (弓術士) |
機工士 | ガンブレイカー | 踊り子 | 黒魔道士 (呪術士) |
召喚士 (巴術士) |
赤魔道士 | 青魔道士(リミテッドジョブ) |
---|
●タンク
襲ってくる敵のヘイト(敵視)を自分に集め,敵の攻撃から仲間を守るのがタンクの役割だ。ダンジョンでは,基本的に3体ほどの敵が同時に襲ってくるが,その全員の攻撃を自分に向けるのが最低限の仕事となる。
●ヒーラー
味方を回復することがヒーラーの役割だ。上記にも説明してある通り,敵の攻撃はタンクに集中するので,タンク役のパーティメンバーを中心に回復魔法を詠唱しよう。
●DPS
とにかく攻撃し続けて,ダメージを与えることがDPSの役割だ。ウェポンスキルにはコンボがつながる物や,近接物理DPSに限って「側面」「背面」で攻撃すると威力が上昇するものもあるので,スキルの説明をしっかり読んで,より多くのダメージを稼ぐことでパーティに貢献しよう。
装備の重要性
キャラクターを強くするには,強い武器や防具,アクセサリーを装備しなくてはいけない。ゲーム序盤なら,自分のジョブレベルと同程度で装備できる物を選ぶのが重要だ。「FFXIV」には,装備を強化したり鍛えたりするシステムは存在しないので,ジョブレベルが上がったら新しい装備に買い替えたり,ダンジョンでドロップした装備に着替えたりする必要がある。装備はNPCのショップや,マーケットボードでプレイヤーが出品している物を買うのが基本となる。クラフターのレベルを上げていれば,自分で作ることも可能だ。
現在のバージョンでは序盤のレベル上げが簡単になっているので,あっという間にレベルだけ上がって装備更新が追い付かないかもしれない。しかし,この装備更新を疎かにすると,自分だけでなくパーティメンバーにも迷惑をかけてしまうことになる。
そこで,装備の重要性を知るために,NPCのショップで買えるレベル20帯の装備と,レベル40帯の装備で簡単な比較をしてみた。
●タンク
あまりに序盤のダンジョンだと数字の差が分かりにくいので,レベル41のダンジョン「城塞攻略 ストーンヴィジル」に行って比較してみた。レベル20で着られる装備だとHPが2337,レベル40で着られる装備だとHPが2723で,ここでまず目に見えて差がつく。防御力も倍以上違う。
試しに,最初の敵グループに突入してみた。3体の敵,それぞれに1回ずつ攻撃されると,レベル20装備では670ダメージ,レベル40装備では570ダメージを受けた。微々たる差のように感じるかもしれないが,HPの差も相まって,レベル20装備の場合まったく余裕がない。通常攻撃だけでも4回受けきれないので,回復魔法をもらえないとあっという間に死んでしまう。
●ヒーラー
今度は白魔道士で「ケアル」の回復量を比較してみる。レベル20装備で350ほど,レベル40装備では480ほど回復する。先ほどのタンクの受けるダメージも考えると,100の違いはかなり響いてくるはずだ。もし,レベル20装備でやってきたタンクとヒーラーが偶然マッチングしたら,攻撃を受ける度にその半分ほどしか回復できないことになる。
●DPS
DPSでは,レベル1の木人を竜騎士で攻撃してダメージの差を比較してみる。レベル20装備では,フルスラストが668ダメージ,レベル40装備では862ダメージとなった。
ゲーム序盤では,装備の更新を促してくるアナウンスは一切ないので,自主的に強い装備へ変えていかなくてはいけない。バレなきゃ良いだろうという考えの人もいるかもしれないが,パーティメンバーは全員装備している物を確認できるので“バレる”。説明したようにコンテンツを攻略するうえで,装備の差は顕著にあらわれるので,こまめな装備更新をオススメする。
以上が,ゲーム序盤で知っておきたいポイントだ。この4つを押さえておけば,エオルゼアを冒険するうえで困ることはかなり減るだろう。ゲームをはじめたばかりなら,名前の横に若葉マーク(ビギナーマーク)が表示されるので,親切にしてくれる先輩プレイヤーも多いはずだ。
拡張パッケージが3本出ていることもあって,メインストーリーだけでもかなりの大ボリュームとなっている。じっくり物語を楽しみながら,エオルゼアライフを満喫してほしい。
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