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印刷2019/03/26 00:00

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「劇場版 FFXIV 光のお父さん」の制作発表会をレポート。主演の2人はFFシリーズファン

 スクウェア・エニックスは2019年3月24日に,23日と合わせた2日間で同社が開催した「ファイナルファンタジーXIV」PC / PS4 / Mac)のファンイベント「FFXIV ファンフェスティバル in 東京」にて,「劇場版ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」を6月21日より全国で公開すると発表した。

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 ニッポンプランニングセンターは,「劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」2019年6月21日より全国で公開すると発表した。本作は,「FFXIV」をプレイする親子の実話をベースにした,プレイヤーブログの内容を映画化したものだ。主演は息子役の坂口健太郎さんと父親役の吉田鋼太郎さんが務める。

[2019/03/25 00:00]

画像集 No.002のサムネイル画像 / 「劇場版 FFXIV 光のお父さん」の制作発表会をレポート。主演の2人はFFシリーズファン
 会場では,その制作発表会が行われ,劇場版でW主演を務める役者の坂口健太郎さん(以下,坂口さん),吉田鋼太郎さん(以下,吉田さん)がゲストとして登場。FFXIVプロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏(以下,吉田氏)とのトークコーナーが行われたので,その模様をレポートしよう。

 第50回プロデューサーレターLIVEにおける“お知らせ”からの流れで発表された劇場版。会場のディスプレイに特報映像が流れると,来場者からは驚きの声が漏れた。製作陣は,全スタッフがドラマ版から続投。エオルゼアパートの撮影には,原作者のマイディーさんも参加しているという。さらに,映画の長さ合わせて脚本はすべてリライトされているとのことだ。

FFXIVコミュニティーマネージャー室内俊夫氏(左)と,FFXIVプロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏。原作者マイディーさんからのコメントを室内氏が読み上げた
画像集 No.007のサムネイル画像 / 「劇場版 FFXIV 光のお父さん」の制作発表会をレポート。主演の2人はFFシリーズファン

 ゲストとして坂口さんと吉田さんが発表され,2人がステージに登場すると,観客席から再び大きなどよめきと歓声が沸き上がる。最初にコメントを求められた2人は,「原作がすごく面白いドラマだと思いました。FFXIVはプレイしていてすごく楽しいです。このゲームの良さをしっかり伝えられるような,父親と子供の愛情を,ヒューマンの部分を描いた映画作品にしたいです」(坂口さん),「テレビ版で尊敬する大杉 漣さん(昨年2月に死去)のやっていらっしゃった役をやることになり,とても光栄で,とても責任が重大です。でも頑張ってやっていきたいと思っております」(吉田さん)と返答した。

坂口健太郎さん
画像集 No.003のサムネイル画像 / 「劇場版 FFXIV 光のお父さん」の制作発表会をレポート。主演の2人はFFシリーズファン

 続いて,映画を撮影する野口照夫監督からのビデオメッセージが流されたあと,吉田氏が2人にいくつか質問を行うことに。
 まずは,映画の出演オファーや役作りについて聞かれた2人だが,実は坂口さんも吉田さんも,ゲーム自体をかなりやり込んでいるようで,FFシリーズはほぼ全作を遊んでいるそうだ。とくに吉田さんはFF1はもちろん,FFXIVを含め,今は「FINAL FANTASY XV」(PC / PS4 / Xbox One)のDLC「戦友」をプレイしているくらいのシリーズファンなのだという。なお,どちらもそれを周知させてはおらず,今回の出演のキッカケになったというわけではないそうだ。
 坂口さんは役作りで実際にFFXIVをプレイしているらしく,楽しい役作りだったという。一方の吉田さんは,お父さんである“岩本 暁(あきら)”(名前はFFXIVにおける“あかつき”から取ったのだろうか?)が寡黙な人物なので,役作りでセリフを覚える作業はほとんどしなくていいと,冗談めかして話していた。ただ本人は,アドリブや,しゃべる演技が得意なのだそうで,それができないという難しさもあるのだとか。

吉田鋼太郎さん
画像集 No.004のサムネイル画像 / 「劇場版 FFXIV 光のお父さん」の制作発表会をレポート。主演の2人はFFシリーズファン

 また,映画の撮影の様子を聞かれた坂口さんは,家のシーンでゲーム画面を映しながら芝居をすることがあり,FFXIVを遊んでいる(FFXIVが)熟練のスタッフから,ツインタニアとの戦いなどで画面に向かって何のワードを言えばいいのか教えてもらっているという。
 そんなところにも光の戦士がいるのか! なんて思ってしまうが,プレイヤーだからこそ教えられる“活きた”ワードが映像に出てくることで,“岩本アキオ”という人物のリアルなFFXIVプレイヤー感が表現されることに期待できそうだ。

 「光のお父さん」が実写とゲーム部分をミックスした珍しい作品であることから,例えばリアルとゲーム内との違いで撮影が難しいところがあるかという質問に対して,吉田さんは「それこそがミソだ」と断言する。
 撮影の難しさというより,リアルとゲーム内との違いについての返答になったようだが,吉田さんとしては,リアルの“暁”というお父さんと,“インディ”というゲーム内のキャラクターとで,キャラクターを変えられるのでやりがいがあるし,楽しいのだという。
 坂口さんも同じように,普段は寡黙なお父さんが,インディとして嬉々としてゲームをプレイし,ゲームの世界で生きている,そんな「これって本当にお父さんなんだよな?」という姿を見ながら芝居をするのはすごく面白いと話していた。

画像集 No.006のサムネイル画像 / 「劇場版 FFXIV 光のお父さん」の制作発表会をレポート。主演の2人はFFシリーズファン

 最後に主演の2人と,吉田氏のコメントを掲載して本稿を締めよう。

「FFXIVというゲームが面白いので,その面白さをどう映像で伝えていくかというところと,(映画で)お父さんとの人間関係をどう描いていくかは,つながっていると思います。FFXIVプレイヤーの想いに負けないような,すごく面白い作品を作っていきたいと思います」(坂口さん)

「間違いなく面白い作品になっていると思います。現場で演じている私たちが言うので間違いないと思います。昨日も少年時代のアキオと,高校生になったアキオのシーンを撮っていたんですが,なぜか少年時代から大人になったアキオを見ながら涙ぐんでしまう一幕もありました。出演者がそういう気持ちになれたので,笑えるところもドキドキするところもあると思いますけど,感動で涙を流していただけるような作品になっていると思います」(吉田さん)

「FFXIVというゲームは,本当にいろいろなことが起きるゲームで,まさかユーザーの1人が発信したブログが劇場公開まで行くとは……しかも日本を代表するスターの2人に出演していただけ,これだけ多くの光の戦士の前で発表できました。6月21日に全国ロードショウになります。皆さんの期待に沿える作品になりますので,ぜひ劇場に足を運んで1回と言わず,2度,3度足を運んでいただきたいと思います」(吉田氏)

画像集 No.005のサムネイル画像 / 「劇場版 FFXIV 光のお父さん」の制作発表会をレポート。主演の2人はFFシリーズファン

「劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」公式サイト

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