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懐かしのブロック崩しが現代風にリメイク。iOS向けアクション「Breakout: Boost」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第149回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,元祖「ブロック崩し」として知られるATARIの「Breakout」をリメイクした「Breakout: Boost」を紹介する。オールドゲーマーなら,起動時に表示されるATARIのロゴも相まって,懐かしい気持ちになること請け合いのタイトルだ。
「Breakout: Boost」ダウンロードページ
基本となるゲームシステムはオリジナルそのまま。画面内を動きまわるボールを下に落とさないよう,パドルをスワイプ操作で左右に動かして弾き返し,すべてのブロックに当てて消滅させればステージクリアだ。
もちろんリメイクである以上,新しい味付けもなされている。特徴的なのは,ボールのスピードをリアルタイムで調整できるところだ。プレイ中,画面左に表示されているゲージを上げ下げすることで,スピードを10段階に変更できる。
スピードが上がるほど,ブロックを壊したときの得点倍率がアップするが,もちろんその分ボールの制御が難しくなるので,パドル付近で遅く,ブロック付近で速くするのが理想だ。
また,「アルカノイド」以降のブロック崩しゲームでは定番となっている,「ボールが分裂する」「ボールの破壊力が増す」といった効果があるアイテムも出現する。
ブロックには複数回当てないと壊せないものもあるので,これらをうまく使って,効率良くステージクリアを目指そう。
ひたすらボールを跳ね返すことに集中するストイックなゲーム性にはやはり古臭さも感じるが,複雑なシステムのゲームばかりの中で出会った「幼馴染み」のような雰囲気も味わえる本作。
無料でも10ステージがプレイでき,さらに有料でステージを追加できるので,まずはダウンロードして懐かしみ,当時のやる気が蘇ってきたら追加ステージをプレイ,というのもいいのではないだろうか。
著者紹介:トリスター&馬波レイ
90年代中頃からライターとしてのキャリアをスタートし,セガ系雑誌を中心に記事執筆や取材活動に勤しむ。近年はゲーマガ編集部に所属し編集・ライターとして活動するも2012年に雑誌が休刊。現在はフリーのライターとしてゲームメディアを中心に活動中。わかりやすいルールで短時間で楽しめるスマートフォン向けゲームは,昔のアーケードゲームの匂いがして好きです。
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