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BenQ,格ゲー向け液晶ディスプレイの27インチモデル「RL2755HM」を8月28日に発売
メーカー想定売価は,3万7800円前後(税込)とされている。
4GamerでRL2460HTのレビューを掲載したときには,格闘ゲーム向けの画像モードはシャープネスが強調されてキャラクターの輪郭がはっきりしているほか,輝度が低く抑えられていることで目が疲れにくく,「期待どおりのプレイ感が得られる」と評価していた。RL2755HMの格闘ゲーム向けモードが,どのような設定になっているのかは定かでないものの,同じような調整を施されている可能性は高いと思われるので,謳い文句の機能には期待できそうだ。
液晶パネルは非光沢タイプのTN液晶パネルで,画面解像度は1920×1080ドット,垂直リフレッシュレートは最大76Hz。視野角は左右170度,上下160度。応答速度は1ms(grey-to-grey)で,最大輝度は300cd/m2といったスペックとなっている。
ビデオ入力インタフェースはシンプルで,HDMI入力(バージョンは未公開)×2と,Dual-Link DVI-D入力×1,アナログRGB入力(D-Sub 15ピン)×1の3系統。2W+2Wのステレオスピーカーも内蔵している。なお,RL2460HTが備えていたHDMIパススルー出力機能は備えていない。
機能面もシンプルで,画質関連の自動調整機能としては,暗部の視認性を高める機能「Black eQualizer」と,オーバードライブ機能「Advanced Motion Accelerator」(AMA)が挙げられている程度。27インチサイズの液晶パネル採用と格闘ゲーム&RTS向け画像モードといった特徴以外の機能や仕様は,必要最小限の機能に絞った製品のように思える。
RL2460HTの大画面モデルというよりも,「RL2455HM」に格闘ゲーム向けモードを採用して,27インチサイズに大型化した製品といったところだろうか。
PCに接続してゲーム用途に使うというよりも,テレビ代わりに据え置き型ゲーム機を接続して,フルHD解像度の格闘ゲームやアクションゲームをプレイするのに適した製品といえそうで,格闘ゲーマーや据え置き型ゲーム機用のディスプレイを求めている人なら,選択肢に加える価値がありそうだ。
●RL2755HMの主なスペック
- パネル:27インチ,TN方式,ノングレア(非光沢)
- バックライト:LED
- パネル解像度/最大垂直リフレッシュレート:1920×1080ドット/76Hz
- 輝度(通常):300cd/m2
- 表示色:約1677万色
- コントラスト比:1000:1
- 視野角:左右170度,上下160度
- 中間調応答速度:1ms
- 接続インタフェース:HDMI入力×2,Dual-Link DVI-D入力×1,アナログRGB入力(D-Sub 15ピン)×1,3.5mmミニピンサウンド入力×1,3.5mmミニピンヘッドフォン出力×1
- チルト(上下回転):対応(−5〜+20度)
- スイーベル(左右回転):非対応
- ピボット(縦回転):非対応
- 高さ調整:非対応
- 消費電力:33W(通常時),0.5W以下(スタンバイ時)
- サイズ:639.9(W)×478.7(D)×214.3(H)mm
- 重量:5.5kg
- 保証期間:3年
- 発売日:2015年8月28日
- メーカー想定売価:3万7800円(税込)
RL2755HM 製品情報ページ
ベンキュージャパン株式会社(本社:東京都港区 以下:BenQ)は、液晶ディスプレイの新製品として、27型ゲーミングディスプレイ「RL2755HM」を8月28日より新発売いたします。
「RL2755HM」は、格闘ゲーマー向けに多彩な機能を充実させたRLシリーズでは初の27型ゲーミングディスプレイです。プロゲーマー監修の格闘モードを搭載し、よりプレイをしやすい環境を提供した画面モードをプリセットで装備した、格闘ゲームプレーヤーのニーズに応える製品となっております。RLシリーズでは初の27型を採用し、表示領域が広がることで、より競争力のあるゲームプレイが可能となる他、プロゲーマー推奨の画面環境でプレイすることができるので、国内外の格闘ゲーマーから注目を集めています。
また、眼に対する負担を軽減するフリッカーフリー技術やブルーライト軽減機能、暗いシーンの視認性を高めるBlack eQualizerカラーエンジン技術の搭載、色の鮮明さ(Color Vibrance) 機能やHDMI端子2系統搭載、1ms(GTG)の高速応答性、従来モデルにはなかったヘッドフォンフックの装備や新設計の台座の採用など、より快適で、アイケアまで行き届いたまさに格闘ゲーマーのためのゲーミングディスプレイとなります。
機種名 | カラー | 発売日 | メーカー希望小売価格 | 店頭想定価格(税込) |
RL2755HM | ブラック | 2015年8月28日 | オープン価格 | 37,800円前後 |
「RL2755HM」の主な特長
27型フルハイビジョン液晶ディスプレイ
アスペクト比16:9、解像度1920 x 1080のパネルを採用した、27型フルハイビジョンゲーミングディスプレイです。従来のディスプレイと比べ、超ハイコントラストにより、暗いシーンをより暗く、画像の細部を潰すことなく映し出すことが出来ます。また、低消費電力、水銀の不使用により環境にも配慮されたディスプレイとなります。
フリッカーフリーバックライト搭載
液晶ディスプレイを使用した作業を長時間続けることで起こる頭痛、眼精疲労、視力障害などは、バックライトのフリッカーによる目の疲れが要因の一つとも言われています。RL2755HMでは、バックライトのフリッカーを効果的に取り除くことで、長時間のゲームプレイにおいても、目の負担を軽減し、集中力を持続することが可能となり、ライバルに差をつける大きな武器となります。
プロゲーマーが監修する格闘モード
格闘ゲームの伝説プレーヤーである、Justin Jwong Wong氏監修のもと、格闘モードを共同デザインし、代表的なストリートファイターIVにおいて、ゲームをプレイしやすい環境を提供した画面モードをプリセットで装備しました。格闘ゲームをプレイするにあたっては、キャラクターが重要なポイントとなります。ゲーマーは、戦闘中のキャラクターをハイライト表示したチューニング設定の格闘モードを活用して、より競争力のあるゲームプレイをすることができるようになります。
色の鮮明さ(Color Vibrance)
色の鮮やかさを調整することで、敵を見やすい状態にすることができます。数値を調整することで、より立体的になり、敵が見やすくなったり、照準が合わせやすくなったり、背景の色などくっきり、はっきり鮮明なカラー表示をすることが可能です。
GTG 1msの応答速度
BenQ独自の高速応答テクノロジーであるAMA(Advanced Motion Accelerator)を搭載。中間階調域では1ms(黒白黒:5ms)という高速応答を実現。不鮮明さを排除したスピード感のあるゲーム体験を可能にしました。イライラする不鮮明さやゴーストが少なくなることで、素早い動きやドラマチックな展開が、滑らかに描画されます。ゲームの運命を遅いディスプレイにゆだねずに、自分でコントロールできます。
暗い場面の視認性を高めるBlack eQualizer機能
どんな技術のあるゲーマーでも、暗いシーンでの視認性の悪さは、ゲームの勝敗を分ける原因となります。Black eQualizerカラーエンジン技術は、今までにない可視化を目指して開発されました。Black eQualizerを設定することで、ゲーム中の見えにくい暗所や逆に明るすぎる範囲の輪郭・明るさを明瞭にし、隠れている敵や障害物を素早く見分けることができるようになりました。
ディスプレイモード
ディスプレイモード機能を搭載。ディスプレイモードを設定することで、簡単に異なる8つの画面サイズモードへの調整が可能です。(17型(4:3,5:4)、19型(4:3, 5:4)、19型ワイド(16:10)、21.5型ワイド(16:9)、22型ワイド(16:10)、23型ワイド(16:9)、23.6型ワイド(16:9)、24型ワイド(16:9))
ブルーライト軽減モードを搭載
HDMI端子x2を搭載し、マルチメディアに対応
「RL2755HM」の仕様
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RL2755HM :http://www.benq.co.jp/product/monitor/rl2755hm
- 関連タイトル:
XL,XR,RL
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