バンダイナムコゲームスは,PlayStation Vita用ソフト「
テイルズ オブ ハーツ R」を
2013年春に発売すると発表した。
本作は,2008年12月に発売されたニンテンドーDS用ソフト「
テイルズ オブ ハーツ アニメムービーエディション/
CGムービーエディション」をベースに,メインシナリオの
フルボイス化や
新規イベントアニメの追加,
3D化されアクション性の増した戦闘システムの実装など,多岐にわたって手が加えられたタイトルだ。冒険の舞台となる広大な世界は
フィールドマップが採用され,プレイヤーが自ら歩き回れるようになるという。
そのほかにも,オリジナル版ではNPCだった
カルセドニー・アーカムが,本作では操作可能な
プレイアブルキャラクターになって登場するなど,NDSで遊んだ人も新たな楽しみが見つけられそうだ。
第1報となる今回は,そんな本作の新要素や登場キャラクターの情報をお届けしよう。
また,プロモーションムービー第1弾も公開されているので,合わせてチェックしてほしい。
「テイルズ オブ ハーツ R」ゲーム情報
◆プロローグ
少年シングは、少女コハクの感情の源『スピリア』を誤って壊してしまう。心を失ってしまったコハクを救うため、シングは感情の欠片を探す旅に出る。
辺境の村に祖父と二人で暮らす少年「シング」は、今日も祖父との剣の修行に打ち込んでいた。初めて祖父から一本をとったシングは、その褒美として祖父より神秘の武具「ソーマ」を譲り受ける。
ソーマを譲り受けた後、シングは祖父の外出中に祖父を訪ねてきた少女、「コハク」と出会う。初めて会う村人以外の異性に戸惑いつつも、その笑顔に惹かれていくシング。
しかし、コハクはシングの目の前で謎の女魔道士に襲われ、そのスピリアに術をかけられてしまう。シングはコハクを救うため彼女のスピリアにスピルリンクするも、誤って彼女の感情(スピルーン)を砕いてしまう。
コハクへの償いと、コハクの笑顔を取り戻したいという思いから、シングは祖父から譲り受けたソーマを手に初めて村の外へ旅立つのだった。
− 遥かに散った 君の心を 君とみつける −
◆リ・イマジネーション
・ポイント1
『フルボイスで彩られるメインシナリオ』
オリジナル版では重要なシーンだけボイスが再生されておりましたが、今作ではメインシナリオをフルボイス化!
実力派人気声優たちによって彩られたシナリオは、細かなニュアンスが表現され、キャラクターたちの魅力がアップ!
・ポイント2
『美麗なグラフィックと新規イベントアニメ』
イノセンスRの開発を踏まえ、さらに進化したグラフィックを目指してキャラクターの頭身や顔の調整、背景マップのクオリティアップを行いました。
さらに、「テイルズ オブ」の特徴とも言えるアニメーションも、大幅追加!
オリジナル版のものに加えてハーツR用に新規10シーン以上追加!
より物語を深くお楽しみいただけるようになっております。
・ポイント3
『パーティキャラとして、『カルセドニー』が参戦
●〜プライドの塊、結晶騎士団隊長〜
カルセドニー・アーカム
CV:神谷浩史
オリジナル版ではノンプレイヤーキャラだった、シングのライバルである結晶騎士『カルセドニー』が操作可能に!
スピーディーな剣技で、シングを助けてくれます!
・ポイント4
『敵を逃がさない「チェイスリンク」で縦横無尽に空を駆けるエアリアバトル』
「テイルズ オブ」と言えば魅力的なキャラクターだけでなく、アクション性の高い戦闘システムも重要なポイントです。ハーツRではオリジナル版の戦闘を3D化して、さらに新システムを追加しています。
敵を攻撃中、条件を満たすと、チェイスリンクモードになります。
チェイスリンクモード中は、敵を宙に大きく吹き飛ばす攻撃、一瞬で敵との間合いを詰める『チェイスムーブ』を出せるようになります!
このシステムにより、縦横無尽にバトルフィールドを舞う派手なエアリアルコンボを繰り出せるようになっております!
秘奥義カットインも新規描きおろし!
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・ポイント5
『広大な世界を感じられるフィールドマップ』
王道のRPGとして、フィールドマップを採用!
広大な世界をプレイヤー自ら歩き回れるようにする事で、世界の広大さと冒険感を体感できるようになっています。
用語集
●スピリア
自然界のあらゆるものに宿る精神と意志、または心そのものを指す、生命の根源。
●スピルメイズ
スピリアが生み出す思念の迷宮。
その奥にはスピルーンや自身の思念、過去の記憶、意識・無意識といったさまざまな事象が秘められている。
●デスピル病
人間のスピリアが暴走する謎の奇病。
精神をでたらめに暴走させ、さまざまな症状を引き起こす。
●ソーマ
スピリアを癒す治療具や祭具として珍重されていた神秘の武具。
現存するソーマの多くは攻防一体の形をとっている。
●スピルリンク
ソーマを使い、スピルメイズに入る行為。
キャラクター紹介
●シング・メテオライト
CV:柿原 徹也
・年齢:16歳
・身長:167cm
・体重:54kg
『約束する。オレは逃げない。命をかけて、コハクを守る。』
辺境のシーブル村で、ソーマ使いの祖父ゼクスとともに暮らす少年。
海岸に流れついたコハクとヒスイの兄妹に出会ったことで、生まれて初めて、村の外の世界へ旅立つことになる。
好奇心旺盛で危険なことにも首を突っ込みたがる性格だが、ひたむきで強いスピリアを秘めている。
●コハク・ハーツ
CV:井上 麻里奈
・年齢:17歳
・身長:158cm
・体重:45kg
『わたしとみんなが信じてるのはシングの「想い」なの』
スピリアに宿る「彼女」の声に導かれ、ソーマを求めて兄のヒスイと旅をしている少女。
謎の女魔道士インカローズからの逃亡の果てに、シングのもとに現れる。
本来は闊達で物怖じしない明るい少女だが、精神の源スピリアが四散し、感情のほとんどを喪失。
世界中に散らばったスピルーンを求めシングと旅するうちに、彼と心を通わせていく。
●ヒスイ・ハーツ
CV:松風 雅也
・年齢:18歳
・身長:184cm
・体重:70kg
『コハクを助けたいって気持ちだけは本物みたいだな……それだけは認めてやる』
妹コハクを守るため、彼女とともに故郷の村を出奔した青年。大切な妹のスピリアが砕かれる原因を招いたシングを恨み、冷たい態度をとっているが、本来は情に厚い性格。
妹に対してあきれるほど過保護で、シングとコハクの仲が接近していくことに不満を抱いており、ことあるごとにジャマをしようとする。
●ベリル・ベニト
CV:千葉 紗子
・年齢:18歳
・身長:148cm(自称155cm)
・体重:38kg
『ストーリーには、劇的な結末を求めるのが芸術家のサガなの!』
宮廷画家を目指す自称・未来の巨匠。
家出同然で故郷の村を出たものの、商人に騙されお尋ね者に身を落としたり、シングたち同様イネスにソーマの代わりにコキ使われたりと苦労が絶えない。
本人は天才芸術家らしくニヒリストを気取っているが、元々お人好しで抜けているところがあるため、今ひとつクールに決まらない。
●イネス・ローレンツ
CV:伊藤 静
・年齢:24歳
・身長:168cm
・体重:54kg
『「イヤ」なんて言う権利は、ありませ〜ん。文句は貸しを返してから言ってね♪』
運び屋「日々寧日」の社長。
提供したソーマの代金に、シングとヒスイの身柄を担保として彼らを行商に同行させ、タダ働きの従業員としてコキ使っている。
一見すると優しげなお姉さんだが、巨大なソーマを軽々と振るう怪力の持ち主で、ピンチを前にしてもどこか余裕を感じさせる様子には、一筋縄ではいかない凄みが垣間見える。
●クンツァイト
CV:郷田 ほづみ
・年齢:外見20才(実年齢は不明)
・身長:193cm
・体重:77kg
『機密事項につき、返答を拒否する』
帝国軍により密かに保管されてきた、古代に造られた機械の人間。とあるきっかけで眠りから目覚め、主の手がかりを求めて一行のあとを追う。
擬似スピリアという、人間の精神を模した機能を搭載しており、人の感情をある程度は理解できる。しかし、万事において融通が利かず、その言動はときに冷酷である。
●カルセドニー・アーカム
CV:神谷 浩史
・年齢:16歳
・身長:162cm
・体重:48kg
『私も一緒に行こう。命を救われた借りは返す』
若年ながら優れた剣の腕で聞こえた、バレイア教会結晶騎士団の隊長。
騎士の使命感と婚約者への想いから己を必要以上に厳しく律している。
任務中にシングたちと遭遇し何度も激しく戦うが、互いを認め合う仲となり、彼らの旅に力を貸す。