壮大なスペースコンバットシム「Star Citizen」のシングルキャンペーンを紹介する初のゲームプレイトレイラーが公開

　Cloud Imperium Gamesが開発中のMMOスペースコンバットシム「Star Citizen」の最新トレイラーがリリースされた。これは，2014年10月10日にロサンゼルスで開催されたCitizen Con 2014においてファンコミュニティ向けに公開されたもので，シングルプレイ用キャンペーンの様子が10分にわたって紹介されている。

　現在も公式サイトで行われている独自のクラウドファンディングでは，すでに5800万ドル（約60億円）を獲得している「Star Citizen」だが，元々は1993年の「Priveteer」のように，スペースシップを使ってのコンバットや資源採掘，交易や海賊行為などを行うようなMMOゲームになる予定だった。
　しかしその後，開発資金が増えるにしたがって，さまざまなオプションが追加されており，プレイヤーキャラクターが惑星に降り立ってのサードパーソン風なゲームプレイも採用されたことが以前からアナウンスされていた。


　今回のトレイラーでも，後半部分は実際にプレイヤーキャラクターがスペースドックに入って，入管手続きのようなものを行ったり，さらには都市化した惑星内部を歩き回ったりする様子が収録されている。
　まだ完成にはほど遠い雰囲気だが，ムービーからはスペースシップのアップグレードが行えそうな店舗（DUMPER’S DEPOT）や，おそらく情報収集に活用できると思われる酒場などの存在も分かる。実際にはほかのプレイヤーもアクセスし，さらに賑やかな都市空間になるのだろう。

　まだプレα段階のものらしく，グラフィックスは最適化されてはいないので動きもカクカクしているが，それでも「CryENGINE 3.0」の性能を活かした壮大な宇宙や惑星の街並みに期待が持てる。今後，ここからどれだけ進化していくのかには注目しておきたいところだ。

「Star Citizen」公式サイト