プレイレポート
[プレイレポ]「黒い砂漠」に壊れないアクセサリー「カラザド」が登場。新しい狩り場で素材を集めよう
本作では装備を「強化」して,キャラクターを強くしていくのだが,アクセサリーは強化に失敗すると「消失」してしまうというハードコアな装備部位だった。それがカラザドは「壊れない」ことが約束されたのだ。これは,黒い砂漠プレイヤーにとっては革新的なアクセサリーと言えるだろう。
カラザドアクセサリーを作る
カラザドアクセサリーの作り方や材料をチェックしていこう。カラザドアクセサリーは未強化の「デヴォレカアクセサリー」シリーズのいずれかの部位と,新アイテム「夜明けの精髄」50個,「魔力の破片」300個を工作して製作する。
●デヴォレカアクセサリー(いずれか1か所)
カラザドアクセサリーはネックレス,ベルト,イヤリング,リングと,それぞれを部位別に作成する。そのためには,作りたい部位の「デヴォレカアクセサリー」の未強化品を1つ用意する必要がある。
例えば,デヴォレカネックレスを素材にして,カラザドネックレスが製作でき,デヴォレカベルトならカラザドベルトができる。各種デヴォレカアクセサリーは以下の狩り場やコンテンツで獲得できる。
・ネックレス:灰色の森,【デキアの灯り】灰色の森,【デキアの灯り2段階】灰色の森
・ベルト:苦悩が眠る墓
・イヤリング:【デキアの灯り】オルン峡谷,【デキアの灯り2段階】オルン渓谷,【デキアの灯り】アクマン寺院,【デキアの灯り】ヒストリア廃墟,【デキアの灯り】ルード硫黄鉱山,【デキアの灯り】フィラ・ク監獄
・リング:【デキアの灯り】三日月神殿,【デキアの灯り】カドリー廃墟,エレテアの試練
・全般:闇の狭間,アトラクシオン、黒い祠(パーティ),拠点戦勝利報酬(一部段階),冷気の破片を交換(リング以外)
基本的には,装備画面で確認できる攻撃力300を超えるような上位の狩り場でのドロップだが,初心者でもソロのボス討伐コンテンツ「闇の狭間」で獲得できるチャンスはある。また,取引所でも購入可能だ。
●夜明けの精髄
2つめの材料「夜明けの精髄」は新規追加アイテムだ。集め方は3通りある。
1つは,朝の国に新設された狩り場で入手できる各種「夜明けの水晶」を加熱する方法だ。夜明けの水晶には「元」「本」「真」の3つのグレードがあり,狩り場では「元」と「本」のグレードの水晶のみがドロップする。元水晶を1つ加熱すれば1個の精髄を入手でき,本水晶なら10個の精髄が手に入る仕組みとなる。
ただし,夜明けの水晶自体に複数の種類があり「夜明けの水晶 - 全ての攻撃力」を加熱した場合のみ,カラザド製作に利用できる「夜明けの精髄」を入手可能だ。
一方,それ以外の特化型の「夜明けの水晶(闇の精霊の怒り/命中力/ダメージ減少/回避力)」からも「夜明けの精髄」の入手方法はある。特化型の夜明けの水晶を加熱した場合は,それぞれの種類の「特化水晶用の夜明けの精髄」ができる(例えば「本:夜明けの水晶 - 回避力」を加熱すると「夜明けの精髄 - 回避力」が10個できる)ので,それを大都市にいるダリシャインに持って行けば1:1のレートで 「夜明けの精髄」に交換可能だ。
そして2つめは,真IVまたは真V段階の黄色グレードの攻撃型アクセサリーを「夜明けのオーラ」1つと一緒に加熱する方法だ。なお,夜明けのオーラは「終末の月管理人」が1つ500万シルバーで売っている。こちらの方法だと一定量の精髄をまとめて入手可能だ。
最後の3つめは,取引所で購入する方法となる。
●魔力の破片
魔力の破片は既存アイテムだ。主に「封印された黒魔力水晶」を加熱することで手に入る。
カラザドアクセサリーは武器・防具同様の強化仕様に
カラザドアクセサリーは,武器・防具と似たルールで強化が可能となっている。ざっくり要点をまとめると以下の通りだ。
・強化用の材料アイテムを使って強化する
・強化に失敗すると,強化段階が1つ下がる
・強化に失敗しても消失はしない(強化材料は消費される)
・クロン石による強化段階下落防止が可能
・強化段階は10段階(I〜X)
・販売は不可
強化失敗時に消失しないのは心理的に大きく「それならやってみてもいいかな?」と思わせてくれる。また,これまで最強装備の位置にあったデヴォレカアクセサリーよりも,最終的な攻撃力は高くなる点にも夢がある。
真IV・真Vデヴォレカアクセサリーからの交換
こんなに至れり尽くせりだと,デヴォレカアクセサリーをすでに作った人は少し不遇と感じるのではないだろうか。
そこで,真IV段階のデヴォレカアクセサリーは,同等性能の真Vカラザドアクセサリーに,真V段階なら元の性能を超える真IXカラザドアクセサリーに交換できる依頼が,ウルキタ地域にあるベランディール村の「アイン・グレード」に追加されている。
闇の精霊から「[カラザドアクセサリー] アイン・グレードの発見」 依頼を受けると,アイン・グレードのもとへ進み,連続依頼が受けられる。
「夜明けの水晶」で性能を変化させられる
カラザドアクセサリーは「夜明けの水晶」という能力調整用の水晶アイテムを装着して,キャラのステータスを変えられる。
カラザドアクセサリーはそのままだと攻撃力に全振りした性能になっているのだが,夜明けの水晶を装着することで,防御型や命中型のようにステータスを変化させられる。また,それぞれの水晶タイプには3つのグレード(元/本/真)があり,最上位の「真」は,元や本の水晶を加熱したり、黄色等級の各特化アクセサリーを加熱することで入手できる素材で作成する。
これまでの黒い砂漠のアクセサリーは,攻撃型を基本として,目的に応じて命中型,防御型などのそれぞれのアクセサリーを作らなければならなかった。それを考えれば「夜明けの水晶」を入れ替えるだけで,手軽にビルドを変更できるようになったと言えるだろう。
朝の国の新しい狩り場で水晶を集める
夜明けの水晶が手に入る,朝の国の新しい狩り場を紹介しよう。カラザドアクセサリーの材料や強化のために,積極的に狩り場に通うことになるだろう。執筆時点では2か所の狩り場が実装済みで,全部で4か所の狩り場が用意される予定となっている。
●紅林砦(適正攻撃力270,適正防御力360)
朝の国でもっとも簡単な狩り場が「紅林砦」だ。
朝の国:黄海道のストーリーでも登場した「ムカデの棲み処」の山賊たちがわらわらと出現する。それを迎撃するような形でどんどん倒す爽快感の高い狩り場になっている。
紅林砦では敵を倒し続けるとボスが現れ,倒すと青い狐火が現れる。これを3つ集めると味方の「九尾狐」が登場し,圧倒的な力で敵を倒してくれる。九尾狐の登場は「休憩タイム」でもあり,この間に荷物の整理や立て直しをしたりすると良いだろう。
●ドケビの森(適正攻撃力310,適正防御力420)
もう1つの狩り場は「ドケビの森」で,こちらも紅林砦と同様に定点で狩れる場所となり,必要な攻撃力・防御力が高いバージョンという印象だ。
敵の強力な攻撃には赤や青で予兆範囲が出る。それを避けつつ攻撃していれば,適正防御力420まで届かなくても狩りをこなせるだろう。
周囲にときどき出現する「ドケビ火」を中央の塔に集めると,ドケビの親玉である「ドゥオクシニ」が騒がしさに耐えかねて現れ,ドケビたちを即死させるエリアを作る。紅林砦の九尾狐と同様に「休憩タイム」を作ってくれる形だ。
どちらの狩り場も,最近たて続けに実装されていたエンドコンテンツの狩り場に比べると,難度は低めに設定されている。
とくに紅林砦は,シーズンを卒業したキャラクターが向かう「エルビアの領域」の終盤地域程度の難度で,多くの冒険者が挑戦できるはずだ。ドケビの森もギミックを活用すれば,適正攻撃力より多少低くとも倒せるだろう。
これらの狩り場で得た「夜明けの水晶」を加熱すると,水晶の種類に応じた「夜明けの精髄」が手に入る。特殊な効果がついた夜明けの精髄は,各村にいるダリシャインに持っていくと,「夜明けの精髄」に交換してくれる。
カラザドアクセサリーの強化
カラザドアクセサリーの強化は,製作と同じく「夜明けの精髄」を使う。これまでのアクセサリー強化は「強化したいものと同じアクセサリー(ノーマル)」を素材として使っていた。それに比べれば,夜明けの精髄の入手手段は狩り,黄色アクセの強化,取引所購入の3つがあるので比較的に入手しやすい。
ただし,強化段階が上がるごとに,必要な「夜明けの精髄」の数が増える仕様になっている。この点では,カラザドアクセサリーの強化は「簡単になった」とは必ずしも言えない印象だ。
強化材料の「夜明けの精髄」と,強化成功率を上げる「ヴォルクスの助言」(いわゆる“スタック”),そして耐久度回復の「記憶の破片」をガンガン使うことになるので,これらを集めることが日常的な活動になるだろう。
「自分で作る楽しさ」が一番の報酬かもしれない
最近の黒い砂漠は,ブラックスター武器などの「配布」が目立っていた。また,そのほかの部位は完成した装備を買うのがセオリーとなりつつあり,あまり本格的な強化の挑戦をする機会がない冒険者も多いかもしれない。
その点,今回のカラザドアクセサリーは,自力での製作専用装備となっていて,中級者レベルでも手が届く内容だ。
とくに,筆者のように「カポティア」レベルのアクセサリーを利用している冒険者は,一からカラザドを作ってみるのも良いと思う。
「黒い砂漠」公式サイト
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