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「黒い砂漠」のバトルは難しい? そんな心配を解消するアクションゲーム初心者向けの解説を掲載
だが,ゲーム冒頭のチュートリアルで教えてもらえる操作は,基本的な移動くらいだ。ベテランゲーマーならともかく,初めてMMORPGをプレイする人は,どのように戦えばいいのか分からないだろう。「黒い砂漠」のサービスが始まったのは6年も前だが,それだけに今さら初歩的なことを聞きづらい雰囲気があるかもしれない。そこで今回は,アクションが苦手なゲーム初心者に向けて,基本的な「動かし方」から,本作のバトルを解説したいと思う。
黒い砂漠の魅力「ノンターゲティングバトル」の特徴
黒い砂漠の戦闘システムは,攻撃範囲に敵がいれば位置や数に関係なく攻撃が当たる「ノンターゲティング(ノンタゲ)方式」になっている。言ってみれば,ほぼすべての攻撃が範囲攻撃で,敵を指定して攻撃するタイプのゲームと比べると,直感的な戦闘が楽しめるわけだ。
HPを見やすくしよう
さっそく戦闘を始めたいところだが,その前にUI(ユーザーインタフェース)を調整し,HPなどの重要な要素を見やすい位置にまとめることをオススメしたい。HPやMPゲージは画面の左上に大きく表示されているが,そのままだとキャラクターから遠く,若干見づらいためだ。
戦闘で使う各キーをチェック
ゲーム内でF1キーを押すと表示されるヘルプ画面の下に「ホットキーのヘルプ」というボタンがある。これを押すとキーボードの役割が表示されるので,最初に確認しておこう。
戦闘で使うキーはかなり多いが,まとめると次のようになる。
・W(↑) / A(←) / S(↓) / D(→):前後左右の移動
・マウス移動:カメラの移動
・Tab:抜刀,納刀
・左クリック:抜刀,基本攻撃
・右クリック:補助攻撃
・Q / E / F:特殊動作(スキル発動)
・Shift+攻撃関連キー:スキル発動
・Shift+ A(←) / S(↓) / D(→):回避
・Shift+W(↑):走る,ダッシュ系のスキルの発動
・Space:ジャンプ
・Ctrl:マウスカーソルを出す / 戦闘操作の切り替え
・R:会話 / アイテムを拾う / 馬に搭乗など,決定キー的な役割
レベルが上がるともう少し機能が増えるが,とりあえずこれだけ知っていれば,一通りの操作はできる。基本は,“W/A/S/D”キーでキャラクターを移動させつつ,マウスで視点を変え,左クリック,右クリックなどの攻撃関連キーで戦うという形だ。
攻撃は特殊動作を含めて5種類のキーを使用するが,これに加えて移動キーやShiftキーを組み合わせることで,異なるスキルを発動できる。最初は操作に戸惑うかもしれないが,徐々に慣れていこう。
前方ガード
操作方法を確認したところで,戦闘での立ち回りの第一歩として「守り」である前方ガードと回避を解説したい。
前方ガードは文字どおり,自分の前面の敵の攻撃を防ぐものだ。ダメージだけでなく,敵の攻撃に含まれる転倒や気絶などの状態異常効果も防げる。前方ガードの方法は何種類かあるが,もっとも手軽なのはSキーで後ろに下がる「後退ガード(Sガード)」。とりあえず後ろに下がり続けていれば,前方向の敵の攻撃を自動的にガード可能だ。
盾を持っているクラスの場合はQキーでガード姿勢を取ることができ,ガードを維持したまま移動できる。
後退ガードを持たないクラスもあるが,攻撃自体に前方ガード効果を持っていることがある。
例えば,ロングボウで戦闘中のレンジャーは後退ガードができない。しかし,「パワーブレイドスイング」スキルに前方ガード効果があり,パワーブレードスイングの待機状態から攻撃終了まで前方ガード状態を維持できる。
なお,ガードに成功すると「BLOCK」の文字とともにガードゲージが現れる。ガード状態のまま敵の攻撃を受け続けると,このガードゲージが減っていき,0%になるとガードが解けてしまうので注意しよう。ガードゲージはガードを止めれば自然回復する。
どの程度ガードができるかは,自分の防御力とキャラクターの持つ特性,相手の攻撃力などによって変わる。とくに強敵の攻撃は,一発でガードゲージがなくなってしまうこともあるので注意が必要だ。
回避
ガードができない場合やガード不可能な攻撃に対しては,回避を行うことになる。回避も「スキル」であり,タイミングよく出さなければならない。クラスによって特性が違ったりするため,ガードよりもやや難しい要素だ。
例えば格闘家の回避コマンドでは「躍動」という回避スキルが出る。どんな攻撃も受け付けない「無敵」の効果を持っているが,スキルレベルに応じて4〜6秒に一度しか出せない。
序盤のゲームプレイでガードや回避が必要なケースはボスとの戦闘くらいだが,敵が強くなってくると狩りでも使うようになる重要なテクニックなので,早めに慣れておきたいところだ。
スキルガイドを参考にスキルを出す
次に攻撃の基本について紹介しよう。黒い砂漠はコマンドによってスキルを次々に出して攻撃するゲームであり,上達のためにはスキルを覚えることが欠かせない。
黒い砂漠のプレイ画面には主要なスキルのコマンドを表示する「スキルガイド」機能があるので,まずはこれを参考にスキルを出してみると良い。画面に表示されていない場合は,次の手順で表示できる。
ESCキーのメニューから「設定」→「UI編集」を開く |
UI編集画面で「スキルガイド」ウインドウ右上の「目のマーク」をクリックしてアクティブ(白い状態)にする。必要に応じて見やすい位置に調整し,保存を押して「プリセット1」などに設定しよう |
敵を正面に捉えて,スキルガイドにあるスキルを出す。ゲーム序盤はこれだけでも十分戦えるはずだ。
慣れてきたら背後を取ってから攻撃する
操作に慣れてきたら,敵の後ろに回り込んでからスキルを出してみよう。敵の背後からの攻撃を決めると「BACK ATTACK」の文字が表示され,ダメージが上昇するのだ。ボス戦など,大型の相手は背後がガラ空きになるチャンスが存在するので,そのときは必ず背後から攻撃するようにしよう。逆に,自分も背後から攻撃されると被ダメージが上昇してしまうので注意が必要だ。
連発できないスキルもある
スキルガイドにならってスキルを使っていると気づくと思うが,黒い砂漠のスキルは連発できないものが多く存在する。黒い砂漠における攻撃のほとんどは,一度出すと「スキルの再使用待機時間」が発生する。プレイヤー間ではスキルCT(クールタイム),もしくはCTと呼ぶことが多い。
CTはスキルによって数秒〜数十秒と幅があり,大技ほど待ち時間が長くなる傾向がある。この待ち時間も計算に入れながら,スキルの使い方を考えたいところだ。
重要なスキルとは何か
戦闘に少し慣れてきたら,スキルの特性を学んでみよう。スキルの詳細についてはKキーの「スキルウインドウ」で確認できる。
キャラクターのレベルが上がると覚えられるスキルが開放されるが,覚えるためにはスキルポイントが必要だ。スキルポイントは主に戦闘を行うことで溜まっていく。スキルウインドウの右上で「残りSP」として割り振れるポイントの残りが確認できる。
スキルの習得とレベルアップはスキルアイコンの「+」マークを左クリックすることで行える。キャラクターLv56までは,習得したスキルの取り消しが右クリックで自由に行える。なので,いろいろなスキルを覚えて使い勝手を試してみよう。Lv57以降は,振り直し用のアイテムが必要だ。
また,スキルアイコンにカーソルを合わせると,スキルツールチップが表示され,必要なスキルポイントや発動コマンドなど,スキルの詳しい内容が見れる。ダメージ量や各種効果など,最初からすべてを覚える必要はないが,初心者のうちに把握したほうがいいスキルには,以下のものがある。
・HPやMPを回復する効果がついているスキル
HPやMPが回復するスキル。大きく分けると攻撃を当てて回復するタイプと,発動だけで回復するタイプがある。
・青文字で「再使用待機時間中,使用可能」と書かれているスキル
「再使用待機時間中,使用可能」と書かれたスキルは,CT中でも使用できる。便利なスキルだが,CT中でのスキル使用はダメージや効果が減少するなどのペナルティが発生する。威力が高いスキルならそれだけでも戦えるが,同じスキルを連発するのではなく,別のスキルにつなげていけるよう,少しずつ慣れたいところだ。
・続けて出せる「コンボ」スキル
コンボスキルは,前提スキルのあとに特定のキーを押すことで発動するものだ。短時間でスキルを連続発動できるため,ダメージ効率が高いのが特徴となっている。
メモ機能を使ってスキルメモを作る
スキルについては,なんとなく分かってきた。でも,コマンドと機能を覚えるのが大変……そんな時は,画面にテキストメモを貼っておく機能を活用してみよう。
Escキーを押してメニューを出し,「便利」項目から「メモ帳」を押すとステッカーメモ帳のウインドウが開くので,ここで「メモ追加」を押せば,好きな内容のテキストメモを作ることができる。
アクションゲーム初心者にもおすすめの3クラス紹介
最後に初心者でも使いやすいと個人的に考える,3つのおすすめクラスを紹介したいと思う。戦闘システムが難しすぎると感じた人は,これらのクラスでのチャレンジも検討してほしい。
・CT中でもガンガンスキルが出せる「格闘家」
格闘家は高い火力を持つクラスで,スキルCT中に出せるスキルが多い。Shift+左クリックの「弾丸暴脚」から,続けて左クリックで「迫爪刃」「コンボ:孤狼拳」を連続して出せるので,キャラクターに慣れていなくてもすぐに敵をボコボコ殴る感覚が楽しめる。これを主軸に,ほかのスキルも覚えていこう。
HP回復はS(↓)+右クリックの「拳獄」を使うが,これにはCTがないので好きなだけ繰り出せる。後退ガードも可能で移動が速く,初心者向きのクラスだ。
・HP回復力の高さとシンプルな操作の「ガーディアン」
ガーディアンはとにかくタフで,多くのスキルにHP回復がついている点が特徴だ。攻撃,移動共にやや鈍重だが,高い攻撃力と攻撃範囲で正面での殴り合いに向いている。ただし,その性質上,防具の能力で狩場の上限も決まるところがあるので注意しよう。
後退ガードのほか,Qキーで盾を構えたガードでき,その状態のまま歩くことも可能。繰り返し発動可能なスキルは少ないものの,1つのスキル発動で繰り出す攻撃時間が長めなので,時間あたりの操作量は少ない方だ。初心者でも比較的操作が覚えやすいだろう。
・少ない操作で火力が出せ,空も飛べる「ラン」
ランは軽快な動作とシンプルな攻撃スキルが魅力で,比較的操作量が少ない。敵の攻撃をガードしながら攻撃できるなど,安全性にも優れている。後退ガードも備えており,Shift+S(↓)を押せば,ふわっと無敵状態で後退する「風華」で離脱することもできる。
また,1回の攻撃時間は長めだが,前方のガード状態を維持することに長けているので意外とダメージを受けにくい。CT中の使用可能スキルも多く,初心者でもスキルが覚えやすいのが特徴だ。「軽功」スキルで敵の間を飛び回ることができ,移動時の操作が楽しいクラスでもある。
「黒い砂漠」公式サイト
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