紹介記事
「黒い砂漠」の世界を自分のペースで冒険,生活したい。そんな人にマイペースで楽しめるコンテンツを紹介
そんな人に向けて,MMORPGをソロで遊ぶことに意味があるのか,と問いかける人がいる。だが,それはオンラインゲームの一側面のみを見ているからだと筆者は思う。MMORPGは,自身の意志とは関係なく巨大な世界が動き続け,そこで誰かが暮らす(遊ぶ)中で,直接的にも間接的にも,プレイヤー同士の意図しないつながりが発生するゲームだ。そんな世界で,一期一会を楽しみながら,自分のペースで冒険,生活をしたいと思うのは何もおかしなことではないだろう。
というわけで,「黒い砂漠」魅力紹介の2回目は,プレイ時間が他の人と合わない人や,ソロで気軽に楽しみたい人向けに,マイペースで遊べるコンテンツを紹介したいと思う。
6年間人気なのにはワケがある。「黒い砂漠」が持つ魅力とプレイのコツを改めて紹介
日本でのサービス開始から6年が経過した,Pearl AbyssのMMORPG「黒い砂漠」。今でもMMORPGとして,非常に高いアクション性と美しいグラフィックスを持ち,その魅力を語るに十分な作品だ。そんな本作のアピールポイントや「トラブル回避のコツ」を現役プレイヤーでもある「おっさんゲーマー」が紹介する。
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23種類のクラス(キャラクター)のアクションを楽しむ
黒い砂漠の魅力と言えば,ノンターゲティングで繰り広げられる戦闘アクションが挙げられる。その操作感は,MMORPGでありながら本格的なアクションゲームにも引けを取らないクオリティだ。
6月29日には,新クラス「コルセア」が実装されており,シーズンチャンネルでアクションを楽しんでいるプレイヤーも多いだろう。一方でコルセアは,「そんな動きが可能なのか!」と驚くような機動力や連携を見せてくれるプレイヤーもいれば,そもそも思うように操作ができないというプレイヤーがいたりと,熟練度の差がはっきりと出やすいようで,なかなかに練習しがいのあるクラスになっている。
このコルセアのように,黒い砂漠ではさまざまな特徴を持った23種類(7月31日時点)のクラスのアクションが楽しめる。1アカウントですべてのクラスを作成でき(※),多少の得手不得手はあるがロールのような区分けもないので,例えばキャラクターの紹介や見た目で選んでみたりして,先入観や評判にとらわれず,いろいろなクラスを触ってみることをオススメしたい。
※7キャラめ以降は有料またはマイレージを貯めて交換できる「キャラクタースロット拡張券」でスロットの開放が必要(最大24キャラ作成可能)
生産職人としてすべてのアイテムを製作する
素材を加工して生産するのが好きな人は,採集と労働者(※)を使ってさまざまなアイテムを集め,生産活動に挑戦してみよう。
※労働者:街や村で雇えるNPC。指示を出して採集や製作などを依頼できる
そもそも黒い砂漠の生産活動とはどのようなものなのか。今回は代表的な生産物である「料理」から,チーズパイを紹介したい。チーズパイはいくつかの作業工程を経て完成するので,細かく作られた黒い砂漠の生活コンテンツを理解しやすい料理だ。
このように,料理は材料の獲得や加工の流れが1つ1つ丁寧に描かれており,リアリティを感じさせる。
料理のレシピは,世界を旅して,材料が得られる農場などを探し出すことで増えていく。また,料理よりさらに難度の高い生産コンテンツとして「錬金」があり,キャラクター能力を一時的に向上させる“エリクサー”などが作成できる。
料理や錬金などによる製作アイテムは,大量に生産すれば「皇室製作納品」としてNPCに納品(販売)でき,まとまった収益になる。皇室製作納品は各サーバーchや街ごとに納品可能量が決まっているため,ほかのプレイヤーと間接的に発生する納品競争と言えるコンテンツだ。
ハウジングにこだわる
黒い砂漠では,ゲームスタート直後から家を借りられる。この自宅をさまざまなアイテムで飾っていくのも本作の楽しみの1つになるだろう。
家具はパールアイテム(有料アイテム)のほかに,プレイヤーが製作することでしか入手できないものもある。例えばテーブルを自分で作るなら木材が必要となる。労働者を雇って採集させるか,急ぐなら自分で木こりをして入手しよう。木材が入手できる樹木には種類があり,それぞれ見た目が異なるのだが,ベテランになると遠目からでも見分けがつくようになるだろう。
トネリコの木 |
シラカバの木 |
なお,ハイデル宴会でも公開されたが,今後のアップデートでは「大邸宅」の追加が予定されている。ハウジングに凝っている人は,登場が待ちきれないことだろう。
変幻自在のキャラメイクをマスターする
黒い砂漠のキャラメイクシステムは非常に細かく,テンプレートを利用しているのでなけば,顔を見るだけでキャラクターの区別がつくその細かさもあって,キャラクターメイキングにこだわるプレイヤーが多いのだ。ちなみに,黒い砂漠はワールドワイドにサービス展開されているゲームだが,海外サーバーと日本サーバーとで,人気の顔が異なるのも面白い。
このようにこだわって作ったキャラクターデータは,「ビューティーアルバム」というコンテンツでほかのプレイヤーと共有できる。同じキャラクターでも,「キュート」「クール」「なりきり」「ネタ」といったジャンルが設けられているあたり,それだけで印象の異なる見た目を作成できることが分かるのではないだろうか。
実際に,人形のような「ドール系」のキュートなキャラクターを作る人や,クールな目元のキャラクターが得意な人,特定の有名人やキャラクターに似せられるか挑む人など,プレイヤーによってキャラへの愛情の注ぎ方はさまざま。ぜひオリジナリティ溢れるキャラクターを作ってみてほしい。
スクリーンショットや動画撮影で作品を創る
黒い砂漠では,Ctrl+UキーでUIを一瞬で非表示にできる。UIを完全に消したまま戦闘もできるので,ノンターゲティングアクションならではの格好良い戦闘デモ動画などを撮ることが可能だ。なお,本稿で利用しているスクリーンショットの多くがUIを非表示にした状態で撮影したものである。
野生動物なども作り込まれているので,風景撮影も楽しい。黒い砂漠は1920×1080のディスプレイでも4K/8Kの高解像度のスクリーンショット撮影が可能な機能を備えている。さらに,PNG形式出力に設定し,Shift+Ctrl+PrintScreenキーを同時に押すと,スクリーンショットとともにマスクデータも出力できる。
対象のスクリーンショット |
マスクデータ |
このマスクデータを使えば,画像編集ソフトを使ってキャラクターだけを簡単に切り抜くことが可能だ。合成画像を作成する際に便利な機能であり,ワンランク上の画像を作りたい時などにオススメしたい。
自作楽曲の披露
作曲の心得があるプレイヤーなら,自作の楽曲データを作成して,吟遊詩人のように街中や道行くほかのプレイヤーに聴いてもらうという,ロールプレイに寄せた遊び方はどうだろう。なお,演奏はシャイというクラスのみが可能となっている。
MIDIのように,ピアノロールにノートを打ち込んで,音楽を演奏できる |
演奏は5人までのパーティでの合奏も可能 |
馬主として8世代馬や幻想馬を育成する
長距離移動ではやはり乗り物が欲しくなるもの。黒い砂漠の乗り物と言えば基本は“馬”で,「野生馬の捕獲」から「レベル上げ」「交配」と,3つのステップで遊ぶコンテンツになっている。
まずはフィールド上で野生馬(※5世代までフィールドに存在)を見つけて捕獲だ。捕獲さえ成功させれば,レベル上げは乗馬した状態でオートランしていれば,自動で上がっていく。仕事などでまとまったプレイ時間が取れないプレイヤーにも優しい設計と言える。
レベルがある程度まで上がったら,雄と雌を交配させて,5世代,6世代,7世代……といった形で,より上位の馬を誕生させていく。これを繰り返し,有力なスキルを持った8世代馬を作るのが当面の育成目標になるだろう。
航海士として海上貿易や戦闘用の船を所有する
大型の帆船は,膨大な量の資材を必要とするコンテンツだ。貿易船や戦闘艦などを製作することで,海上の交易で大きな利益を上げられるようになる。また,船に積まれた艦砲を使って海洋モンスターを討伐することも可能だ。
しかし,海上は陸よりも逃げ場が少なく,海賊プレイヤーに襲われることもある。少し危険性の高い場所でもあるからこそ,速度や戦闘力に優れた上位の船に価値があるのだ。
船の性能も重要だが,キャラクターの航海スキルも忘れず上げたい要素だ。航海スキルを上げることで,ドリフトのような操作が可能になるなど,戦闘面で優位に立つことができる。
知識・称号の獲得に挑戦
「知識」と「称号」はそれぞれコレクション要素で,「何かを集めるのが好き」というプレイヤーにオススメのコンテンツだ。
「知識」は黒い砂漠の根幹を成すシステムで,文字どおりゲーム中で“何かを知る”ことによって得られるものだ。例えば,あるモンスターを何度か倒していると“生態”知識が得られる。そのモンスターに詳しくなったことで,与えるダメージが増えて早く倒せるようになるなど,ゲームプレイに影響する要素でもある。なお,この生態知識はC〜Sまでのランクがあり,高いランクを得るほど与えるダメージが増えたり,ドロップするアイテムがよくなったりする。
生態知識のほかにも,人物(NPC)の知識,地形の知識,ゲーム上の歴史の知識などが得られる。こうした知識を増やすことで「行動力」,いわゆるスタミナのようなパラメータが上昇するため,ゲーム攻略要素として知識を集めていく人も多い。
もう1つの「称号」は,何かを成し遂げたときに与えられるもので,キャラクターの頭上に表示させられるテキストだ。これを表示しておくことで,そのプレイヤーが何を成し遂げたか,ほかのプレイヤーからひと目で分かるようになる。狩りに凝っている人,生産コンテンツに凝っている人,釣りに凝っている人などで,獲得しやすい称号も異なるので,プレイヤーの興味,個性が出やすい要素だと言えるだろう。
なお,称号を集めると「幸運」「行動力」「経験値獲得量」「最大持久力」など,ゲーム攻略や戦闘に関わるボーナスが得られるので,知識と同様にそれを目的に集める人が多い。
とはいえ,知識も称号も極めようとすると,普段のゲームスタイルから少し離れた活動――冒険が必要になるので,その道はなかなかに険しいのだ。
「黒い砂漠」公式サイト
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