グレフは本日(2012年8月30日)付けで,PSP用ソフト
「機装猟兵ガンハウンドEX」を,
12月20日に発売することを発表した。価格は,通常版が3129円,ダウンロード版が2500円,限定版が5229円(いずれも税込)。限定版には,サウンドトラックCDとミニ設定資料集が同梱される。
本作は,1990年代のゲームを思わせるレトロ調の2Dグラフィックスを再現したロボットアクションゲーム。ドラキューが開発し,2009年に発売されたPC用ソフト
「機装猟兵ガンハウンド」のPSP移植版である。PC版のものではあるが,
「こちら」のレビュー記事を読めば,本作のゲーム内容を把握しやすいはずだ。
世界観設定
21世紀末……枯渇した石油に代わる新たな資源「ニュートロンポリマー」を巡り、世界は対立していた。
南欧圏とアフリカ圏が中心となった連合体「EAU」、旧EUを脱退した中東欧勢力とCIS諸国が統合された"超国家連合"「ユーラシア・ユニオン(※1)」。
それぞれの組織がお互いの利益のため、代理戦争を繰り広げていた。
東南アジアの小国「ヴェルトニア」。民主化を求めるレジスタンスと王政を維持しようとする現政府軍との内戦。
しかし、同国に眠る大量の新資源---「ニュートロンポリマー」の存在が、この内戦の意味を大きく変えてしまった……。
NEU陸軍第9機装猟兵隊「ガンハウンド」。泥沼化したヴェルトニア"代理戦争"に投入された、たった1つの小隊が、この戦争を大きく変えることになる。
(※1)略称「EU」。旧EUから継承された組織という位置づけ。旧EUと区別するため「New Eurasia Union(=NEU)」という別呼称もある。
メカの多関節の動き,変形シーンといったメカマニア向けの演出などは前作を踏襲。さらに今作では,豪華声優陣を起用した
「ストーリーモード」が追加されるなど,ゲーム内容も大幅にパワーアップしているという。
また,本作の楽曲は
「サンダーフォースV」の楽曲を手がけた
九十九百太郎氏が,そしてオリジナル版の楽曲は
「悪魔城ドラキュラ」の
山下絹代氏がそれぞれ手がけているが,限定版に同梱されるサウンドトラックCDには,この2つの曲に加えてアレンジバージョンまでが収録されるとのことだ。
登場キャラクター
ユウリ・ユリアーネ
Juliane Yuri 階級 曹長
陸軍第9機装猟兵隊「ガンハウンド」所属の、実質的なエースパイロット。
「地獄のカリキュラム」として有名なナラシノ新機装訓練学校を卒業。女性でありながら機装猟兵隊パイロットの座を勝ち取る。
敵撃破数などの戦績については特に突出した能力があるわけではないが、いかなる状況でも冷静な判断力を発揮し、抜群の危機回避能力を持つ。
また、他の部隊で負傷により出撃を回避した際、その部隊が壊滅したという経験があり、部外者から「悪運の強い女」呼ばわりされている。
任務を離れた素顔は、明るくて前向きな性格の快活な少女(本人談)である。
ミハイル・カレリン
Mikhail Karelin
階級 大尉
陸軍第9機装猟兵隊「ガンハウンド」を率いる隊長。
軍歴のほとんどを最前線で過ごしてきた叩き上げの実力派。冷静沈着で、的確な判断力と戦況を読みきる経験を兼ね備えている。
現場第一主義かつ理論派として上層部からは煙たがられている。
時にその冷静さが、外野から「非情」と呼ばれることもあるが、その実は部下を思いやる優しさも秘めている。
ジェイソン・"キッド"・パウエル
Jason "KID" Powell
階級 軍曹
陸軍第9機装猟兵隊「ガンハウンド」の新人パイロット。
代々軍人の家系に生まれ、英才教育を施された「エリート」。
その資質も高く、若くして軍曹まで昇格した。その結果、先鋭の機装猟兵隊である「ガンハウンド」への着任を命じられる。
自らの出自に誇りを持ち、そのため常に冷静を装わなければならない……という気持ちが、経験不足も交え浮き足立ち、空回りすることも。しかし、心を許した仲間を大切に思う気持ちは人一倍強く、熱い一面を見せることもある。
ソフィア・ピサロ
Sophia Pizarro 階級 伍長
陸軍第9機装猟兵隊「ガンハウンド」の情報担当兼オペレーター。
情報処理のエキスパートとして、部隊をバックアップする。軍事大学を主席で卒業し、キャリア組として将来を有望視されていたエリート候補生だが、思うところがあり志願して最前線へ参加。
その冷静で的確な情報分析は幾度と無く隊の窮地を救ってきた。判断を躊躇しない芯の強さを持っているが、任務を離れると紅茶を愛する物静かな淑女である。
スクリーンショット