ムービー
自分の姿が見えない不安と,敵に追われる恐怖。独特の世界観とシステムで“透明な主人公”を描く「rain」をプレイムービーで紹介
本作は,「迷子」をテーマに,姿の見えない少年と少女が雨の降る町をさまようという,異色のアクションアドベンチャーだ。その冒頭部分を,さっそくプレイムービーで紹介してみよう。
透明になってしまった主人公の少年は,「雨に打たれている間は姿が浮かび上がる」「雨のないところでは姿が完全に消える」という状態になっている。これにより,自分の姿が見えない不安や,敵に追われる恐怖などが演出され,独特のプレイフィールが生み出されているというのが,本作の面白いところだ。
主人公の姿が見えないというと,操作性が気になるところかもしれないが,そこに対するフォローも,本作では非常に丁寧に行われている。例えば,姿が消えてしまっても,雨に濡れていたのでしばらく足跡が残ったり,あるいはビンや袋などのオブジェクトにぶつかるったりすると,大体どのあたりに主人公がいるのかが分かるようになっているのだ。
また,ステージを進んでいくと,画面に文字で少年の心境などが書かれるという演出が仕組まれているほか,進行先を示すようにカメラアングルが動くため,行き先に迷うということがほとんどない。迷子をテーマにしていても,プレイヤーをいたずらに迷わせるようなことはなく,徹底して分かりやすく,遊びやすい作りになっている。
今回のムービーでお見せしているのは冒頭部分だけだが,先に進めていくとさまざまなステージギミックなども登場するので,世界観に注目している人はもちろん,独特のゲームシステムが気になるという人も,ぜひプレイしてみてほしい。
「rain」公式サイト
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