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Google,「Nexus 7」の国内発売を正式発表。10月2日には家電量販店でも販売開始
Nexus 7は,先にお伝えしているとおり,7インチ,800×1280ドット解像度のIPSパネルを採用し,クアッドCPUコアを統合するNVIDIA製SoC「Tegra 3」を搭載した製品だ。今どきのスペックを採用しながら,Google Playでの直販価格が1万9800円(税込)に抑えられているのが特徴である。
Nexus 7は,Google Playですでに直販が開始されており,期間限定で,購入者にはGoogle Playで利用できる2000円分のクーポンが贈られるとのこと。さらに10月2日には,「ベスト電器」「ビックカメラ」「エディオン」「Joshin」「ケーズデンキ」「コジマ」「ヨドバシカメラ」といった,全国の家電量販店でも販売される予定という。
期間限定で,Nexus 7購入者には,Google Playで利用できる2000円分のクーポンが提供されるとのこと |
Google Playではすでに購入可能だが,10月2日には家電量販店でも発売されるそうだ |
●国内版Nexus 7の主なスペック
- サイズ:120(W)×10.45(D)×198.5(H)mm
- 重量:約340g
- プロセッサ:NVIDIA「Tegra 3」(クアッドCPUコア),動作クロック1.3GHz
- ディスプレイ仕様:7インチIPS液晶パネル(Corning製「Gorilla Glass」採用)
- ディスプレイ解像度:800×1280ドット(216ppi)
- メインメモリ容量:1GB
- ストレージ容量:内蔵16GB
- 3G/LTE通信:非対応
- 無線LAN:IEEE 802.11g/n
- Bluetooth:搭載
- NFC:搭載
- センサー類:GPS,加速度,電子コンパス,光,磁力,ジャイロ
- 外側カメラ:非搭載
- 内側カメラ:120万画素
- バッテリー:4325mAh(動画再生時で8時間駆動,スタンバイ時で300時間駆動)
本日より国内でもサービス開始となった「Google Play Books」やAndroid 4.1の新機能「Google Now」を解説
また,同社が展開する電子書籍サービス「Google Play Books」が,本日,日本国内で開始されたことも明かされた。書籍はGoogle Playから購入可能となっており,漫画や日本語の書籍も順次追加されていくとのことだ。
Barra氏は,Nexus 7が採用するAndroid 4.1の解説も行っている。氏によれば,Android 4.1で採用された新機能「Google Now」がポイントになるという。これは,スケジュールや端末の位置情報,現在時刻などからユーザーの行動を予測し,最適な情報などを自動で表示してくれるというもの。
たとえば,ユーザーが駅の近くにいたら,電車の時刻表を表示してくれたり,GPS情報から現在地の天気予報を示してくれたり,次のスケジュールを教えてくれたり,といった具合だ。
Schmidt氏いわく,Androidの強みはオープン性。もし黒と白のスマートフォンが嫌なら,ピンクやブルーのスマートフォンを購入できるし,日本には,フィーチャーフォンのようなAndroid端末もあると述べる。こういった多様性が強みであるとアピールした。
さらに,現在では,スマートフォンの性能が向上し,あらゆることがスマートフォンで行えるようになってきているが,こうなってくると,さまざまなクラウドサービスが重要になってくるとSchmidt氏。たとえば,外出前に自宅のPCで調べた場所の地図をスマートフォンに自動で表示させたり,PCで見ていた映画やウェブサイトの続きを,外出先でスマートフォンを使って見ることができたりといったイメージである。
Googleでは,こういったシームレスなサービスの提供を進めているが,まだ不完全だという。「より完全なシームレスを目指したい」とSchmidt氏は語っていた。
Nexus 7製品紹介ページ
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