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「DARK BLOOD」のPvP日本一も決まったオフラインイベント「DBOC2012」をレポート。新職業や各職のバランスに関する情報も発表に
PvPの詳細なデータを公開。どの職業も勝率はほぼ5割
クローズドβテストおよびオープンβテストでは「ロードナイト」「パラディン」といったナイト系職業を使用するプレイヤーが半数近くを占めていたDARK BLOODだが,正式サービス開始から約3か月が経った現在では,「ウォーロック」や「トリックスター」「ウィザード」の使用率も伸びてきているという。
中でも「トリックスター」と「ウィザード」は,通常の狩りでも安定した能力を持つことと,PvPにおける強力なコンボが発見されたことで,急激な人口増加傾向にある。
「ロードナイト」と「パラディン」の人口が半数を占めていた時代では,「トリックスター」の使用率はわずか数%と全職業の中でも最下位だったが,アップデートによってレベルキャップが開放され,新たなスキルを用いた強力な戦術が確立されたことで,現在の増加率はトップとなっている。
赤丸急上昇中とは言え,「トリックスター」を使用するプレイヤーの比率は順位にすると下から二番目。しかし,決闘場での利用率はずば抜けて高く,勝利数もトップを飾っている。平山氏によれば,これはレベルキャップ開放後に覚えるスキルが,PvPに有効なものだったためだという。
一方,「ウォーロード」はレベルキャップ開放後のスキルがPvP向けではなかったことから,決闘場での利用率は減少傾向にある。ちなみに,最もプレイヤーの使用率が低い職業は「スナイパー」で,平山氏は「徹底して間合いを取るスタイルが原因ではないか」と分析する。今後は初心者が使いやすいスキルを追加することで使用率の増加を図っていくとのこと。
また,職業ごとのPvPにおける勝率も公開された。面白いのは,相手にした職業ごとに詳細な勝率が記録されているという点だ。例えば「ベルセルク」は対「パラディン」で60.67%という高い勝率を記録しているが,対「ウィザード」では42.05%に留まる。
「ロードナイト」と「パラディン」はプレイヤーからPvPで強いという意見が寄せられる職業だが,実際の全体勝率はどちらも50%を下回っておりで,数値上のバランスは悪くないことが分かる。
テクニカルな「ファイター」,そして女ウォーリアーや男性メイジの情報も
次に,二種類の新職業に関する情報も公開された。一つは12月26日に実装予定の「シーフ」で,上位職は近接攻撃に特化した高火力低防御の「アサシン」と,状態異常系の魔法攻撃や設置技を得意とする「アウトサイダー」だ。
もう一つの「ファイター」は,性能自体は低いが“竜の力”を持っているという設定の職業で,上位職は「スピーダー(仮称)」と「バランサー(仮称)」の二つ。
「スピーダー」は攻撃力が低いものの「アクセルシステム」を搭載しており,コンボをつなぐことでダメージが上昇していくという。
「バランサー」は一風変わったタメ技を持つ。ほかの職業は最大限まで溜めることでスキルが強化されるが,「バランサー」はタイミング良く溜めた技を放つことで最大限のパワーを発揮する。技を放つタイミングが早いとコンボはつながるもののダメージが少なく,逆に遅いと威力は大きいもののコンボは途切れてしまうという。
なお,平山氏によれば,既存キャラクターの異性バージョンも開発中だという。現在はウォーリアー系は男性のみといったように職業の性別は固定されているが,今後は女性ウォーリアーも作れるようになるというわけだ。なお,見た目が異なるだけでなく,スキルも既存キャラクターとは違ったものになるという。異性バージョンに関しては来年の早い段階に情報が公開されるとのこと。
PvP大会は全国から強者が集う
会場ではPvPの公式大会「DARK BLOOD OFFICIAL CHAMPIONSHIP2012」の決勝戦も行われた。12月8日からスタートしたオンライン予選を勝ち抜いた猛者8名が集結し,11月22日時点での自キャラクターを使い,PvPのテクニックを競い合った。
選手名と使用職業は以下の通りだ。
○代表選手名(五十音順):使用職業
alfal選手:ウィザード
CPX選手:トリックスター
たいやき選手:トリックスター
ディセ選手:トリックスター
マリアローダ選手:ウォーロック
みーたん選手:パラディン
みるくまん選手:トリックスター
やまーだ選手:ロードナイト
職業分布は,8名中4名がトリックスター,ナイト系列とメイジ系列が2名ずつ,ウォーリアー系列の職業からは決勝進出者なし。決勝トーナメントに進む4名を決めるブロック戦では8名を2ブロックに分けての総当たり戦となった。
alfal選手,CPX選手,ディセ選手,マリアローダ選手が激突したAブロックではトリックスターが全員脱落,alfal選手とマリアローダ選手,2名のメイジ系が勝ち上がる。
たいやき選手,みーたん選手,みるくまん選手,やまーだ選手の戦いとなったBブロックは,みるくまん選手とやまーだ選手が勝利。
決勝トーナメントへと駒を進めたのはウィザード,ウォーロック,トリックスター,ロードナイトが1名ずつという構成になった。
最終的に決勝戦へ勝ち進んだのはウィザード使いのalfal選手とロードナイトのやまーだ選手。alfal選手は追尾弾「マナストライク」と,姿を消す「ステルスボディ」を使ってやまーだ選手にプレッシャーをかける。また,やまーだ選手が緊急回避する先を読んで攻撃を重ねるなど勢いに乗り,1ラウンド目はほぼノーダメージで圧勝する。
2ラウンド目ではやまーだ選手も負けてはおらず,alfal選手が姿を消す「ステルスボディ」で忍び寄るのを察知して迎撃する冴えを見せる。しかしalfal選手は焦らず各種回復スキルを使い,慎重な立ち回りで冷静に優勝をおさめた。
イベントの最後に平山氏は「念願のイベントが開催できて嬉しい。今後はチーム戦など,いろいろな大会をやっていきたい。試合を見ていた人も次は参加してDARK BLOODを盛り上げてください」と,次の大会開催に向けて意欲を見せた。
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