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【PR】初代から平成までを経験したガンダム歴30年のライターは,「SDガンダム オペレーションズ」に何を見たのか。一年戦争を生き抜いたあるパイロットの記録
今も昔も,ガンダムファンの心には「一機でも多くのモビルスーツを所有したい」という願望が,少なからずあるのではないだろうか。「機動戦士ガンダム」のプラモデル,略してガンプラという実体はもちろん,ゲームに登場する非実体でも,できるだけたくさんの機体を手中に収めたいのだ。
ガンプラブーム直撃世代である筆者にとって,それを意識する印象的な思い出がある。友達とコレクションのガンプラを持ち寄り,ずらりと並べて写真を撮っていたことだ。
ジオラマなんていう立派なものは作れなかったから,持ち寄った何体ものガンプラをそこらの地面に立たせただけ。それでも色や形が異なる20体近くのモビルスーツ(以下,MS)が一堂に会する様は壮観で,まだ子供だった筆者が,コレクションすることの楽しさに,おそらく最初に魅せられた瞬間だった。
あるガンダムファンが
「SDガンダム オペレーションズ」と出会った
そんな昔話を思い出したのは,バンダイナムコオンラインが6月25日にサービスを開始した,「SDガンダム オペレーションズ」をプレイしたからだ。本作は,Yahoo!ゲームにて展開中のオンラインRPGで,Yahoo! JAPAN IDを使ってブラウザ上でプレイできる。
初代「機動戦士ガンダム」はもちろん,平成になって展開された「機動戦士ガンダムSEED」など,ほぼすべてのガンダムシリーズからさまざまなMS/モビルアーマー(以下,MA)が登場するという本作。ならば,ガンダムファンとして,できるだけ多くのMS/MAを並べてみたいと思うのは,至極当然なのだ。
「SDガンダム オペレーションズ」公式サイト
SDガンダム オペレーションズのゲームシステムは,カード化されたMS/MAやパイロットを集めて戦力を強化し,各原作シリーズがモチーフになったステージをクリアしていくというもの(※8月11日時点で,「機動戦士ガンダム」「機動戦士ガンダムSEED」「機動戦士Zガンダム」といった3シリーズのステージが実装されている)。プレイヤーは,バトルヘックスと呼ばれるマスで「任務」を実行しながら進み,原作のストーリーをダイジェストで追体験していくことになる。
戦闘では敵味方のMS/MAが飛び交い,アニメと同じ効果音による演出が楽しめる。脳裏に「自分だけの戦闘シーン」が浮かんでくるようだ。
NPC部隊と編隊を組む,自分のガンダムの姿。「60mmバルカン」のコマンドで発射される機銃弾が,敵のザクをつらぬく様。「防御」コマンドは,画面上ではバリアのようなものが張られるという処理だが,ガンダムファンの目には,アニメのオープニングさながらに,ガンダムが盾を構える様が「見える!」だろう。
軽くトリップしかけるのを抑えつつ,チュートリアルを進めていくと,教官役を務めるセイラさんから所属する「チーム」を選ぶよう促された。チームとはプレイヤーが集まる寄り合いのようなもので,一般的なオンラインゲームにおけるギルドに相当する。それぞれ「所属する人が好きなシリーズ」によって区分けされているため,チーム選びでは「お前が愛するガンダム(シリーズ)はどれなんだ」と,突きつけられたかのようにも思えた。これはもしや,試されているのか?
「ガンダムと言えば,ファーストだ」と言いたいところだが,宇宙世紀(初代ガンダムから続く,一連の歴史の流れ)を現代の映像技術で再構成するという難題に挑んだ「ガンダムUC」にも敬意を払いたい。大人になって理解できた,ビターでディープな「Zガンダム」も捨てがたい。
もちろん平成ガンダムも面白い。わずか数分のオープニングから「現代風にスタイリッシュなガンダムを作ってやるぜ!」という挑戦心がビリビリ感じられる「ガンダムSEED」。「ガンダムはかくあるべき!」という先入観を粉々に打ち砕き,後のシリーズ展開の幅を広げた「Gガンダム」。どれも送り手が魂を削って作った作品揃いで,たったひとつなんて,とても選べるわけがない!
ディスプレイの前で苦悶すること小一時間。悩みに悩んだ末,結局初代ガンダムのチームに入ることにした(編注:入ってから数時間が経過すれば,ほかのチームに移動できるようになる。気軽に決めても大丈夫だ)。
6月末からスタートした本作だが,遊んでいるうちに季節は夏になり,気温はどんどん上がっていった。この暑さは,中学生のころにガンプラの行列に並んでいたことを想起させる。同じ富野由悠季監督が作った劇場版アニメ「伝説巨神イデオン」の予告編が行列脇のTVで繰り返される中,品不足のガンプラが買えるかどうか,やきもきして待っていたものだ。
しかし,オンラインゲームである本作に「品切れ」や「行列待ち」はない。任務を進めたり,敵部隊を倒したり,仲間との挨拶でもらえる「絆P」で「ユニットガシャ」を回したりすることで,MS/MAのカードがどんどん入手できる。
「機動戦士ガンダム」の第1話冒頭の潜入シーンが痺れるほどの格好良さで,みんな必ず一体は持っていた量産型ザク(ザクII),ガンプラの中でも人気だった旧ザク(ザクI),巨体が魅力だったゾック,友達と一緒に3機並べて黒い三連星を気取ったドム。売り切れていたり,小遣いが足りなくて買えなかったりで買えなかった,思い出の機体が出るたびにテンションが上がる。メジャーな機体からマイナーな機体まで,さまざまなMS/MAが登場するのは,ファンにはたまらない。
「戦いは数だよ,兄貴!」
総力戦に見る,強大な相手との戦い方
任務を実行していくと,ときおり巨大ユニットが出現して戦うことになる。これは「総力戦」という,本作を象徴する一大イベントだ。
総力戦に登場する巨大ユニットは,初めて出現したときならば,なんとか一人で倒すこともできるのだが,倒せば倒すほどレベルが上がり,一人では倒しきれない戦力を持つようになる。しかも,1回の戦いは4ターンまでという制限があるのだ。
ただ,一度の戦闘で勝てなくても,減らした耐久力(HP)はそのままで,BP(総力戦や対人戦であるガンダムバトルの参加に必要なポイント)を消費する必要はあるが,2時間以内であれば何度でも戦うことはできる。さらに,チームメンバーに自動で救援信号が発信されるので,仲間と協力して戦うことも可能だ。
メンバーが接続していない時間であったり,巨大ユニットが強すぎてチームメンバーだけでは倒しきれないような場合でも大丈夫。あとからプレイヤー全員に救援信号を出せるので,どこかのまだ見ぬ仲間が,敵を撃って撃って撃ちまくってくれる。
わざわざBPを消費して,助けてくるのだろうか……という心配をすることはない。というのも,巨大ユニットを撃破できれば,ご褒美としてレアなユニットが当たる可能性が高い「チャンスガシャ」が回せるのだが,一定量以上のダメージを与えたプレイヤーにも権利が与えられる。仲間を助けて,チャンスガシャにも挑戦できるという,どちらのプレイヤーにも嬉しいシステムだからだ。
※8月11日時点で,チャンスガシャだけで入手できるユニットの情報を入手した。記事の最後に掲載したので確認してみよう。
筆者がゲーム中で初めて出会った巨大ユニット。それは巨大MAの代名詞である怪物機ビグ・ザムだ。MSの平均サイズ18メートル前後に対して,59.6メートルという頭頂高を持ち,無数のメガ粒子砲で近づく敵を焼き払う,一騎当千の機体である。
そんなモンスターマシンだが,倒せばレアが手に入るかもしれないということで,任務を実行するたびにビグ・ザムが現れるのを期待し,どこかの誰かが戦っているビグ・ザム戦に参加しようと「総力戦」のメニューを確認する。まるでビグ・ザムに飛びつくと幸運が得られるお祭りのようだ(事実,レアが得られるかもしれないのだが)。
同時に,これはガンダムという作品のムードが満喫できるイベントではないだろうかと,筆者は思っている。というのも,ビグ・ザムに返り討ちにあっていた無数のGM(ジム)やボール,これに搭乗する名も無きパイロットになったかのような気分になれるのだ。侘びしさを感じる? いや,これはガンダムファンにとっては,ご褒美だと断言しよう。なぜなら「ガンダムの戦場に一般兵となって参加したい」と,常々願っているのがガンダムファンなのだ。きっと!
33年後,筆者はこのセリフの真の意味を体感しつつ,仲間と共にビグ・ザムに挑んでいる。たとえ自分がやられても,仲間がビグ・ザムにトドメを刺してくれる。数は力なのだ。
総力戦は,最初の出現から1週間で次のフェイズに移行する。ビグ・ザムで言えば,先の1週間で一定数のビグ・ザムに遭遇して撃破したプレイヤーは,ドズル・ザビが搭乗したビグ・ザムに遭遇する可能性が出てくるのだ(通常のビグ・ザムに遭遇する場合もある)。
ドズル搭乗のビグ・ザムは通常のものよりも桁外れに強く,張り切って挑んだはいいが返り討ちにあう(一定値までダメージが届かない)ことも度々あった。まるでランバ・ラルにあしらわれるアムロのようであり,東方不敗やシュバルツに叩きのめされるドモンのようだ……とは少し美化しすぎか。
強敵に勝つには,修行(MSのレベル上げ)に加えて,仲間の力を借りるしかない。修行と仲間といえばGガンダム。初代ガンダムの戦場を,Gガンダム的価値観で戦う。これは「オール・ガンダム」を掲げる本作ならではの体験なのかも知れない。
また,総力戦には必ず与えるダメージが数倍になる“得意ユニット”が設定されている。公式サイトでは,そのユニットが公開されているので,手持ちにそのユニットがあるなら,強化してリーダーに設定しておけば,チームメンバーにも喜ばれるだろう。
ちなみに,原作のパイロットが搭乗したレアユニットにおけるチャンスガシャでは,よりレアなユニットが引ける可能性がある。そのため,救援信号に応えるプレイヤーの数は多く,あっという間に最大参加人数の25人に到達してしまう。まだ参加が1名のものを見つけても,出撃できる機体を選んでいるうちに枠が一杯になってしまうことも。総力戦は,争奪戦でもあったのだ……。
なお,現在ではこの仕様は変更されており,参戦を表明した時点で人数の確認が行われる。その後でゆっくりと機体が選択できるようになり,以前ほどの激戦(クリック勝負)にはなっていないので,安心してほしい。
また,8月11日現在,ビグ・ザム,サイコガンダム,ノイエ・ジールに続く第4の巨大ユニット「アプサラスII」が登場している。基本的に総力戦で登場するユニットは,2週ごとにどんどん入れ替わっていく。ビグ・ザムなどの過去のユニットが再び登場するかどうかは不明だが,個人的には,また何らかの形で相対したいところだ。
「弾幕薄いよ,なにやってんの」と言いたくなるガンダムバトル。しかし,だからこそ成立する原作愛があるのだ
総力戦と同様に,任務の実行中にほかのプレイヤーの部隊と遭遇し,戦闘が行われることがある。これが「ガンダムバトル」だ。
ガンダムバトルはプレイヤー同士の部隊を戦わせる,いわゆる対人戦だ。先述のとおり,任務中に出会う遭遇戦のほか,「ガンダムバトル」ボタンから対戦相手を探して戦うこともできる。なお,対戦相手を探して戦う場合“のみ”BPを消費する。
ガンダムバトルでは専用ポイント「PP」が手に入り,これを貯めることでパイロットを手に入れる「パイロットガシャ」を回すことができる。言い換えれば,新たなパイロットを入手するためにはガンダムバトルに参加する必要があるのだ。勝敗に関わらずPPは入手できるが,勝てばより多くのPPが手に入るのだから,できるだけ勝ちたくなってくる。しかし,いろいろ試せど安定して勝てる方法は見えてこない。
それというのも,ガンダムバトルはAIによるオート戦闘のみになっているからだ。それもあまり賢いとは言えず,わざわざ相性の悪い相手を狙って効果の薄い攻撃を繰り返したり,弱っている相手を放置するような非効率的な戦いを展開してしまうので,目も当てられない。
原作初期のアムロに対するブライトさんの苦労が,身にしみて分かるというものだ。「近」属性のガンダムが不利な「遠」属性の相手にアタックしているのを見ると,ガデムのように「素人め! 間合いが遠いわ!」と罵りたくもなってくる。
ちなみにユニットに設定された属性の相性は,「近」は「中」に強く,「中」は「遠」に強く,「遠」は「近」に強いという三すくみの構造になっている。
逆に,相手のAIに救われることもある。相手のAIがこちらの傷ついた機体を無視してくれたおかげで辛くも勝利したような試合も少なくないし,明らかに自分のユニットよりも強いであろう相手にも,ときおり勝ててしまうのだ。
ふと,もしAIが賢かったらどうなるだろうかと想像してしまう。もしくはプレイヤーが操作できたなら?
きっと相性のいい相手だけを1点集中で狙い,スキルを適切に使いこなし,状況に合わせて最善の手を打つようになる。この流れで,同じような戦術でぶつかるのであれば,強い機体/パイロットを揃えたプレイヤーが,確実に,より多く勝利できるようになるはずだ。
そこで思うのは,ガンダムバトルはある程度のランダム性があり,勝敗が強さだけに依存していないからこそ,気楽に楽しめるのではないかということ。3機のドムにガイア,マッシュ,オルテガを乗せた「黒い三連星」チームだったり,ジオン系の水陸両用機を集めたチームだったりといった,原作愛が感じられる編成は,勝つ為の最適解からでは生まれてこないだろう。
せっかくガンダムゲームを遊ぶのだから,勝つためだけではない,原作を愛するがゆえの遊び方があってもいいはずで,そんな気持ちに本作は応えてくれるのだ。
ガンダムはただの道具だったのか? 一年戦争の最終バトルヘックス「ラストシューティング」に想う
ゲームは進み,一年戦争も後半にさしかかる。そして,ついにララァのエルメスとシャアが乗るゲルググのタッグと戦う時がやってきた。エルメスの属性は「遠」,シャア専用ゲルググの属性は「近」。耐久力が高いエルメスに,より多くのダメージを入れようと「中」属性で挑んだところ,シャア専用ゲルググにコテンパンにされてしまった。
なんとか力押しで勝とうと,SPや回復アイテムをフルに投入するが,何度も敗北を繰り返してしまう。勝つには仲間の部隊が不可欠だが,仲間部隊の回復のカウントダウンが本当に待ち遠しい(※一度,仲間の力を借りると,しばらくその仲間は呼べなくなる)。なんというか「時が見える」わけだが,攻略に焦っている時にはこれも良し悪しか。
待ち時間にカード合成や任務を繰り返して戦力の底上げを図るが,これは即効性のある対策ではない。こちらの手元には「ウェイブライダー」や「百式」といった,一年戦争から約7年後の機体があるにもかかわらず勝てないのだから,シャアに「モビルスーツの性能の違いが戦力の決定的差ではない」ということを,イヤというほど叩き込まれた気分になる。
しかし,本当にどうにもならないのか。そんなことを考えつつ,戦術を練り直して何度目かの戦いに挑む。初めて出会った新型MSグフを目の前に,「やってやる,やってやるぞ。新型のモビルスーツがなんだ!」と,自らを鼓舞するアムロの気持ちがなんだか分かるなあ,なんて思いながらスキルを連発し,使い切る気持ちで回復アイテムを投入する。まずは,比較的倒しやすいシャア専用ゲルググからだ。
運にも恵まれたのだろう。自分と仲間の部隊が,エルメスのビット攻撃を何度か回避してくれたのだ。これはいけるかも!? というはやる気持ちを抑えつつ,戦術は崩さないように戦いを続ける。ゲルググは倒せたものの,回復アイテムは尽きてしまった。無理な攻撃はできない。HPが減ったユニットはしっかりと防御させ,頭数が減らないように注意して,なるべくエルメスのターゲットを分散させよう。そうして,見事にエルメスを撃破できたのだ。ついに倒せた……と,RPGらしい充実感を感じながら,安堵のため息をひとつ。
そして,舞台は宇宙要塞ア・バオア・クーへ。もはや言わずと知れた,ジオングとの決戦の舞台だ。
最終バトルヘックスの名称は「ラストシューティング」。満身創痍のガンダムがジオングの頭部を打ち落とした最後の一撃にちなんだ名称である。ああ,もうこの10文字だけで感慨深く,胸に迫るものがある。
原作のラストでアムロとシャアがMSを降りて生身でぶつかり合う様は,まさに富野イズムの発露だ。富野監督はその後の作品で「MSとはマシンであり,人の意志を現す道具なのだ」と繰り返し語っている。しかし,「ラストシューティング」に続くガンダム最後の活躍,ジオングと相打ちになって半身を溶かされつつも,腹部のコアファイターでアムロを無事脱出させる姿に,道具を越えた何かを見た人も少なくないのではないだろうか。
ジオング戦は先のエルメス戦とは違い,敵となるのは「遠」属性のジオング一体のみ。「遠」に有利な「中」の属性で部隊を固め,エルメス戦で学んだ戦い方で挑む。ここまで進んできた筆者にとって,もう負ける要素はない。
さすがの強さのジオングだったが,沈むまでにさほど時間が掛かることはなかった。SDガンダム オペレーションズにおける,一年戦争は終結したのだ。
しかし,ゲームはここで終わりではない。この先は「機動戦士ガンダムSEED」の世界が広がっている。
世界は,まだまだ終わらない
新たなスタンダード「ガンダムSEED」の世界を追体験
筆者は,「機動戦士ガンダムSEED」というアニメに触れたときの驚きを今も覚えている。遠い未来を舞台に,あらゆるガンダムを総括する「∀ガンダム」から2年。そこに現れたのは,新たなスタンダードを目指したと思しきガンダムだった。
SEEDの序盤においてひときわ目を惹いたのは,MSという人型兵器の再定義だ。MSの操縦は複雑すぎ,遺伝子操作された人類「コーディネイター」でなければ扱えない(通常の人である「ナチュラル」が使うには専用OSが必要になる)。ナチュラルの地球連合軍は大きく戦力が劣るMAで対抗するしかなく,無数のMAがザフトのMS隊に壊滅させられるシーンは,「MS恐るべし」という印象を抱かせるに充分な迫力だった。こうした設定と描写の積み重ねにより,SEEDにおけるMSという兵器の格は大いに上がることになる。
SEEDワールドの最初のステージ「ヘリオポリス」は,原作序盤がベースになっており,ザフトによるガンダム強奪やキラがストライクに搭乗するシーンが描かれている。「未調整のOSをリアルタイムで書き換えて,ストライクを起動させる」というシーンも収録されており,初めてSEEDを見た時に,キラの超人ぶりにいい意味で唖然となったことを思い出させてくれる。
任務中に遭遇する敵部隊は問題なく突破できるのだが,問題はボスユニットだ。「機動戦士ガンダム」ワールドから,「機動戦士ガンダムSEED」ワールドに移動したわけだが,手持ちのデッキそのものは共通している。つまり,当然と言えば当然なのだが,あとに追加されるワールドに進むほど,敵(とくにボス)の強さはどんどん上がっていく。正直なところ,7月に追加された「機動戦士Zガンダム」もだが,その後に登場するであろうワールドとボスのことを考えるのは,ちょっと怖い。
さて,ここではボスの1体として「ジン」が登場するのだが,さすがに強さは強烈。重斬刀の一撃を受けようものなら,HPが1万ほど吹き飛ぶことも珍しくない(この段階では,部隊のHPはおよそ3万〜5万ほどだろう)。「生意気なんだよ,ナチュラルがMSなど!」と叫ぶ,ミゲルの声が聞こえてくるかのようだ。
どうやって倒したものか。チームメンバーの戦闘力を見ると,多くがまだ初代ガンダムのステージを越えていないようで,戦闘力は高くない。仲間との連携が鍵になる本作では,若干厳しい状況だ。「このままではジンに勝てないかも?」 そんな折りに,ある事件が起きた。ログインするとメールボックスに,メッセージが届いていたのだ。
突然降ってきた重責。筆者はこの先に何を見るのか
メールを見ると,そこには「【役職変更】チームの新リーダーに選ばれました」という件名のメッセージが。え,何かのイタズラ?
チームメンバーの一覧を確認してみると,そこには「除籍」という見慣れないアイコンが存在していた。どうやら本当にチームリーダーになってしまったらしい。元のチームリーダーは,リーダーの権限を委譲して,別のチームへと移ったようだ。戦闘力的にはお互い似たような値だったので,もしかすると,ミゲルに自らのナチュラルぶりを思い知らされた結果の移籍だったかも知れない。
本作では任務中のNPCのメッセージとして,チームを移籍する手段が出るくらいなので,もっと気軽にあちこちに移籍するくらいでも,いいのかもしれないが……。
エルメス戦において,仲間の力を借りて勝利したことが忘れられない。チームにはどんどん新規加入者が増え,きっと彼らも同じようにエルメス戦で助けを必要とすることだろう。心は決まった。このチームに留まってみよう。
幸い,「カードのドロップ率アップ」と「絆Pの取得量増量」というイベント仕様が,無期限で継続されることが決まったばかりだ。レベルを上げるためのMS/MAには困ることがない。とりあえず,カードを次々と合成してレベルを上げよう。デフォルトのままになっている,チームをアピールするメッセージも書き換えよう。そして,成長した仲間と“ジン”を倒したい。まだまだ,ガンダムSEEDの世界はスタートしたばかりなのだから。
「SDガンダム オペレーションズ」公式サイト
■(8月11日時点で)チャンスガシャだけで手に入るカード一覧
「SDガンダム オペレーションズ」公式サイト
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