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[E3 2012]Kinect専用格闘ゲーム「Marvel Avengers Battle for Earth」がプレイアブル展示。アメコミヒーロー同士による対戦モードがアツい
本作は,キャラクターの肩越し三人称視点で戦う,Kinectを利用した格闘ゲームだ。その視点や操作性は大きく異なるものの,Namco Bandai Gamesが欧米市場向けに,同じくE3 2012で発表したばかりの「Dragon Ball Z for Kinect」と似たようなコンセプトになっているように思える。
Battle for Earthでは,アイアンマン,マイティ・ソー,超人ハルク,キャプテン・アメリカといったアベンジャーズのキャラクターだけでなく,「X-メン」のウルヴァリンやマグニートー,さらにはスパイダーマンなどMarvel Comicsの人気キャラクター,総勢20体が敵味方に関係なく戦うことになる。詳しい世界設定は明らかにされていないものの,アベンジャーズにウルヴェリンにスパイダーマンが登場するということで,Marvelファンであればコミック版「Secret Invasion」シリーズが思い浮かぶだろう。
Kinectのモーションセンサーに対応して,それぞれのキャラクターに両腕両足を使ったパンチとキックが用意されている。相手を空中に投げ飛ばしてから,パンチを連打して大ダメージを追わせるといった攻撃もできる。また,それぞれのキャラクターには複数の専用ジェスチャーが用意されており,マイティ・ソーであればモノを投げるジェスチャーをすることで神槌ムルニョルが飛んでいくし,ハルクならば両腕を地面に振り下ろすことで地面を裂く,スパイダーマンなら指を突き出すポーズでウェブを投げる,といったことが可能だ。
画面分割によるホットシートや,Xbox Liveを利用した対戦モードのほか,スタッフの話ではCo-opとしても遊べるとのことだ。手を大きく振れば,ピンチになったキャラクターに変わって新しいキャラクターが登場するような,タッグマッチ風の要素もある模様。コミックをベースにした何らかのストーリーモードもあるかもしれない。
ジェスチャー認識の反応はなかなかのもので,どのような動きをすれば良いのかが表示される機能もあって,デモに飛び入り参加した人達は,老若男女を問わず非常にエキサイトした様子でプレイしていた。これまでKinect対応ゲームは何本もリリースされており,今回のE3会場でも「Fable: The Journey」を始めとするアイデア満載のゲームが披露されていたが,筆者が個人的に「最も面白そうだ」と感じたのが,このBattle for Earthだった。映画人気にあやかっただけのゲームではない,かなりの可能性を感じさせる1本である。
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Marvel Avengers Battle for Earth
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