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[E3 2012]遂にベールを脱いだ新世代スター・ウォーズゲーム「Star Wars 1313」デモプレイレポート。ILM直伝のビジュアル効果をムービーでチェック
本作は,E3開催の直前に発表されたばかりの,スター・ウォーズを原作としたアクションゲームの最新作だ。ブースはテーマパークのライドアトラクション風に,宇宙船のコクピット内部を模した作りになっていて,ちゃんと“窓の外”の景色まで動くという凝りよう。のっけからスター・ウォーズ気分を堪能できるシアターで,見ている側も座っているだけでノリノリな気分になってくる。
タイトルについている1313(サーティーン・サーティーン)とは,スター・ウォーズの世界における銀河の一丁目,惑星コルサントの1313階を意味していて,本作はこの1313階を中心に物語が展開するという。
ちなみに映画に出てくるような宇宙船が行き交う最上部は5000階に相当する部分であり,下層部に行くほど治安は悪くなる。つまり1313階というのは,ジェダイの騎士が普段は近づくこともないような,ならず者達の住処というわけだ。
プレイヤーキャラクターは,ひょんなことからこの1313階へと降りていくこととなった若者で,そこでバウンティハンターとして善と悪の境目もない仕事を請け負っていくことになる。プロデューサーのMatt Shell(マット・シェル)氏の説明によれば,本作はこれまでのどの作品よりもダークで,大人向けのアドベンチャーになるとのことだ。
パフォーマンスキャプチャとはモーションキャプチャ技術の一種で,通常のモーションキャプチャと同時に,役者の頭部に固定したカメラで細かい表情を録画し,それをリアルタイムでモーションキャプチャと連動させるというもの。最近では映画「猿の惑星 創世記(ジェネシス)」などで利用されている。
パフォーマンスキャプチャという名称は,Lucasfilmが自社のテクノロジーを名付けてこう呼んでいるものだが,ゲームにおけるその効果は明らかだ。今回のデモでは,キャラクター同士で会話しているときに,ふと遠くに目を逸らすような“目の泳ぎ”までが再現されていた。話したり,首を振ったりしたときのシワの拠り方なども非常に自然で,さすが百戦錬磨のILMといったところだろう。
デモでのストーリーの流れは,プレイヤーとその雇用者と思われる男性が,幼生のランコアのような獰猛なモンスターを積めた箱を,1313階へと密輸しようとするところから始まる。巨大な通風孔のように縦に開いた場所を宇宙船のまま下降していると,そのモンスターを奪いに来たアサシンドロイドとストームトルーパー軍団による襲撃を受けるという内容で,2隻の船が炎上しながらも主人公達が戦うという迫力のあるものだった。
途中,主人公達が相手の船に向かってジャンプするようなシーンもあり,このあたりはアンチャーテッド風の臨場感あるクイックタイムイベントで描かれることになると思われる。銃撃戦では,カバーアクションをとりながら,遮蔽物から腕だけ出して乱射するようなシーンも見られ,アクションゲームとしても十分に楽しめそうな印象だった。
Star Wars 1313は,PC,PlayStation 3,そしてXbox 360向けにリリースされる予定だが,発売日を含めてその詳細はまだまだ明らかにされていない。今回のデモも,まだα版にも達していない,PC上で開発されているプリプロダクション版ということで,完成版では細部が変更される可能性もなくはないが,少なくとも技術力の高さはお墨付きだ。スター・ウォーズ サーガの最新IPという意味でも注目を集めることは必至の本作。今後の続報に期待しておきたい。
「Star Wars 1313」公式サイト(要年齢認証)
「E3 2012の特設ページはこちら」
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