アトラスは本日(2012年5月23日),同社が8月30日に発売を予定しているニンテンドー3DS用ソフト
「デビルサマナー ソウルハッカーズ」の最新情報を公開した。今回は,本作に追加される新要素や,ストーリー,登場キャラ,キーワードの説明などが届いている。
「デビルサマナー ソウルハッカーズ」は,真・女神転生の流れを汲んだ外伝的作品,
「デビルサマナー」シリーズの第2作として,1997年にセガサターンで,1999年にプレイステーションでそれぞれ発売された。今回の新生にあたっては,オリジナル版を遊んだ人でも再び興味を引かれそうな新要素が追加されているようだ。
まず,今作は
全編フルボイス化されている点が挙げられる。キャストは,ヒトミ/ネミッサ役の
寿 美菜子さんを始め,
中井和哉さん,
小野大輔さん,
梶 裕貴さん,
斉藤千和さんら豪華声優陣が名を連ねる。オリジナル版の雰囲気を味わいたい人のために,
ボイスのON/OFF機能が搭載されている点もにくい。
また今作では,オープニングアニメが新たに制作され,オリジナルのOPアニメと共に収録されるほか,3DSのマシンスペックを生かして,
ローディング時間の大幅な短縮も図られているという。オリジナル版ではエンカウント時などのローディングでストレスを感じた人も少なくなかったと思うので,これは嬉しいポイントだろう。コマンド入力時のレスポンスなども短縮されているとのことなので,全体的にテンポよく遊べそうだ。
新規オープニングアニメの一部
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ローディング時間の短縮については,オリジナル版の時点でも多くの要望があったらしい
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オリジナル版を遊んだことがないという人は,本作のストーリーや,主人公ほか登場キャラクター,本作において重要なキーワードとなる
「スプーキーズ」といったキーワードについての説明を以下に掲載しておくので,じっくりと読み込んでおいてほしい。
Story
日本の一地方都市、天海市。
政府肝いりのプロジェクト『次期情報都市制作』のモデル地区に指定された天海市では、市民がインターネット上の都市『パラダイムX』でコミュニケーションやショッピングを楽しんでいた。
そんなある日、ハッカーである主人公の少年は、『悪魔召喚プログラム』がインストールされた銃型携帯端末『GUMP』を偶然手にしてしまう。それと時を同じくして、天海市には神話上の空想物と思われていた『悪魔』が現れ始め、日常が少しずつ狂い始めていた。
少年はGUMPを手に、ハッカー集団『スプーキーズ』のメンバーと協力し、パラダイムXに隠された巨大な陰謀に立ち向かうことになる───。
Character
主人公
天海市あかね台のマンションで、両親と妹の4人で暮らす青年で、ハッカー集団「スプーキーズ」のメンバー。
幼馴染のヒトミと共に、「パラダイムX」のモニター権を得る為、サーバーへハッキングを仕掛ける。それをきっかけに、悪魔召喚を可能にする銃型COMP「GUMP」を手に入れ、事件へ巻き込まれてゆく。
ヒトミ(遠野瞳) CV:寿 美菜子
……あたしはネミッサさえいなきゃ、
普通の女の子なんだから。
主人公の幼馴染。天海市のあかね台にある主人公と同じマンションに住んでいる。真面目でしっかりした性格の少女。幼いころに母を亡くし、祖母に育てられた彼女は、現在は考古学者で留守がちな父親とふたり暮らしをしている。ある日GUMPから現れたネミッサに憑依され、主人公と共に事件に巻き込まれていく。
ネミッサ CV:寿 美菜子
キャハハッ!やぁっと出れた。
ついに外の世界に、憧れの外に!
ヒトミに憑依した謎の存在。ネミッサは、時折、もしくは頻繁にヒトミの意識から抜け出して、ヒトミの口を使って話しかけてくる。ネミッサとヒトミは身体の奪い合いを日々演じている。彼女の性格は派手好きで、奔放。現在は誕生の記憶をなくしており、事件を追うごとに徐々に真相が明かされていく。
Keyword
スプーキーズ
精鋭ハッカー集団スプーキーズ
リーダーのスプーキーを中心に結成された精鋭ハッカー集団で、主人公もここに所属している。スプーキーが所有する大型トレーラーをアジトに、企業情報や裏取引情報などのハッキングを行っている。
デビルサマナーとは?
悪魔を召喚し、使役する者たち
何らかの手段を用いて悪魔を召喚し、使役する者たちを「デビルサマナー」と呼ぶ。彼らの中には、専門の修業をして高い霊能力をもつものから、なんとか悪魔が見えるといった程度の霊能しか持たないものまでさまざま。そして、彼らは悪魔召喚の方法も個人個人で大きく異なっている。
本作の主人公は、悪魔召喚プログラムがインストールされた銃の形をしたコンピュータ=通称「GUMP」を用いて悪魔召喚を行うのだが、作中にはエレキギター型、サクソフォン型、メリケンサック型など多彩なラインナップの召喚具が登場。彼らはそれを用いて悪魔を召喚している。
天海市
天海を望む最先端情報環境モデル都市
政府によって進められていた“次期情報都市政策”に基づいて作られた情報環境モデル都市。都市には専用の高速回線が敷かれ、市民相互の情報交流と政府自治体との緊密なネットワークが構築されている。この都市は再開発により5つの機能的なブロックに分けられ、『パラダイムX』という専用のコミュニティ空間が設けられているほか、生活の利便性が向上している。また、天海市の市民は再開発に伴って、新しく引っ越してきた人が多い。
パラダイムX
仮想と現実が融合する、つくられた電子の街
「パラダイムX」とは、天海市議会の承認を受け、アルゴンソフトという大手システムソフトウェア開発会社の本社サーバー上に作られた仮想都市である。ユーザーである市民は、接続することで行政公共サービスや各種サービスをうけられるほか、ここでしか体験できないアミューズメント施設なども楽しむことができる。つまり、「パラダイムX」を利用すれば、外に出ず家の中に居るだけで市民の生活が事足りるようになっている。
なお、現在はテスト段階のため、利用者を制限しており、モニターのみが「パラダイムX」を利用できる状態となっている。モニターに当選するにはかなりの倍率となっているようだ。