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ジゴロモードはZ指定ならではの“エロの様式美”を追求。「KILLER IS DEAD」“完成披露Wイベント”が東京・秋葉原にて開催
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印刷2013/06/24 12:35

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ジゴロモードはZ指定ならではの“エロの様式美”を追求。「KILLER IS DEAD」“完成披露Wイベント”が東京・秋葉原にて開催

画像集#008のサムネイル/ジゴロモードはZ指定ならではの“エロの様式美”を追求。「KILLER IS DEAD」“完成披露Wイベント”が東京・秋葉原にて開催
 2013年6月23日,アクションゲーム「KILLER IS DEAD」PlayStation 3 / Xbox 360)の完成を記念したイベントが,東京・秋葉原にて開催された。イベントは二部構成で行われ,第一部はゲームショップ店頭での試遊会,そして第二部は会場をバーに移しての和やかなトークショーとなっていた。

 本作は,グラスホッパー・マニファクチュアが開発を手掛け,角川ゲームスより8月1日発売予定の新作アクションゲームだ。主人公のモンド・ザッパは,殺し屋を処刑する“処刑人”として任務を遂行する一方,仕事を離れれば美女たちを口説き落とす“ジゴロ”としての顔をも持ち合わせている。また,モンドの左腕はさまざまな武器に換装できる“義手”となっているが,そうなった経緯について当人は一切の記憶を失っているなど,ミステリアスなストーリーにも注目が集まっている。
 4Gamerでは,本作のプレイレポートを掲載しているので,詳しいゲーム内容が気になった人は,こちらも合わせてチェックしてほしい。

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角川&GhM新作「KILLER IS DEAD」は,不思議さと不気味さと不条理さが同居した世界が描かれた,遊べば遊ぶほど気持ち良くなるアクションゲームだった

「KILLER IS DEAD」公式サイト


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本作のイメージガールを務める“キューティー3”。左からジェシカ・ニグリさん,さん,水谷望愛さん
 第一部の体験会は,本作の大きな醍醐味である“処刑ミッション”と“ジゴロミッション”に,順に挑戦するというもの。処刑ミッションでは,“エピソード6:耳を奪った男”と“エピソード4:月を奪った男”を通じて,モンドのカタナ・アクションを存分に満喫することができた。アクションを楽しんだ後は,息抜きとして“ザ・フェロモン”ことナタリアを口説き落とすというわけだ。
 このミッションを見事クリアした参加者は,本作のイメージガールを務める“キューティー3”らと一緒に記念撮影ができるという“リアルな”ジゴロミッションのご褒美もあり,多数の男性客の見るからに嬉しそうな表情が印象的だった。



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第一部の会場となったヨドバシカメラ マルチメディアAkiba 6Fゲームコーナー
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 会場をバーに移した第二部は,まずは何はともあれ,本作の完成を記念して乾杯からスタート。第一部とは打って変わってリラックスした雰囲気で,開発スタッフらがそれぞれの立場からエピソードを語った。

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第二部のトークショーの会場となった秋葉原パセラ電気街店 B1F BAR RHYTHM
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左からキューティー3(水谷望愛さん,渚さん,ジェシカ・ニグリさん),エグゼクティブプロデューサーの安田善巳氏,エグゼクティブディレクターの須田剛一

 最初は,本作のエグゼクティブプロデューサーを務める角川ゲームス代表取締役社長の安田善巳氏がゲームの紹介を行った。本作の魅力について「須田氏(グラスホッパー・マニファクチュア)の持ち味である,グラフィックス,ストーリー,世界観の3本柱を大切にしつつ,アクションゲームとしての“レスポンス”に注力した」と語り,その結果,遊ぶ人にとって触り心地が良いアクションゲームに仕上がっていると評価した。

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 これを聞いたグラスホッパー・マニファクチュア CEOの須田剛一氏も,プレイヤーが操作を入力した瞬間の“感触”にはとくに力を入れたと語った。応答速度はもちろん,エフェクトなどをフレーム単位で追求しており,「ここまでスピーディなアクションゲームは中々ないでしょう」と,自ら太鼓判を押していた。

 つつがなくイベントが進行する中,キューティー3のジェシカ・ニグリさんから「アダルトファンタジーってナニ?」との質問が飛び出す。安田氏は「ええと,これは美しい映像で,ドキドキワクワク感を極限まで追求したものを……」と無難に答えようとするものの,横から割り込んだ須田氏が「要するに,“エロを様式美”にしたものですね」と直球の回答。須田氏によると,ジゴロミッションでは“大人のロマン”を追求するべく,その表現を「どのように」「どこまで」行うのか,ときには10名近くのスタッフが顔を付き合わせながら熱い議論を交わしたそうだ。

 会場内では,その苦労の集大成といえるジゴロミッションのカットシーンが紹介された。ジゴロモードは1回限りの挑戦ではなく,同じ女性に対して繰り返しチャレンジすることで,カットシーンの内容もどんどんエスカレートしていくのだという。

 例えば,京都の芸者という設定の“小春”を攻略するジゴロミッションでは,1回目の成功時は雰囲気たっぷりのラブロマンスが繰り広げられる。ところが2回目では,小春の帯を引っ張ってグルグル回しながら脱がす,いわゆる“よいではないか”が展開。さらに3回目となると,画面いっぱいに広がるモザイクの向こう側で,力強い和太鼓のリズムに合わせて2人が激しい何かを行っているという……。ちなみに製品版ではモザイクはないとのことで,「CERO Z」のレーティングを受けるに相応しい“様式美”に会場は大きな笑いに包まれた。

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キューティー3の3名は衣装を変えて登場。これらの衣装は,数量限定版「KILLER IS DEAD PREMIUM EDITION」に追加コスチュームとして収録される予定だ

 続いて,開発ディレクターの新 英幸氏と,ミュージックディレクターの山岡 晃氏,そしてシネマティックディレクターの山口雄大氏の3名が登壇。それぞれの立場から,開発時にこだわったポイントが紹介された。

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右からディレクターの新 英幸氏,シネマティックディレクターの山口雄大氏,ミュージックディレクターの山岡 晃
 ディレクターの新氏によると,近年のゲームは昔ながらのゲーマーにとって,「やらされてる感が強いのでは?」という思いがあるそうだ。そんな中,本作のアクションでは,プレイヤーが触れる箇所すべてに対し徹底的にこだわったという。あたかもマニュアル車の運転のように,一つ一つのの動作は地味でも,それらをプレイヤーが組み合わせることで,達成感が得られるようなアクションを目指したとのこと。
 自信たっぷりに語った新氏は,自らデモプレイを披露した。タイミング良くガードやドッジを行う「ジャストガード」「ドッジバースト」で反撃チャンスを繰り出し,そしてミッションを華麗にクリア。本作のアクションの出来栄えには,来場者も大いに期待できたのではないだろうか。

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 サウンド全般を担当した山岡氏は,音によるさまざまな演出を模索したという。たとえばBGMはジャズやクラシック,ハードロック,ときにはヴォーカル入りの曲など,さまざまなジャンルから採用。すでに公開されているPVからも,サウンド面のセンスの良さは伝わってくるはずだ。興味を持った人は,公式サイトで確認してほしい。

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 また,カットシーンには「日本語ボイス」に加え,「英語ボイス+日本語字幕」のバージョンも用意されている。会場ではナタリアのジゴロミッションを例に,両バージョンの違いが紹介された。確かに両者を聞き比べてみると,日本語ボイスのナタリアは可愛らしさが強調されているが,英語ボイスだとセクシーさがぐっと引き立つ印象で,このあたりは国内外のニーズを考慮して対応したのだという。

 シネマティックディレクターを務めた山口氏にとって,本作のカットシーンは,グラスホッパー×角川ゲームスによるアクションゲーム「LOLLIPOP CHAINSAW」PlayStation 3 / Xbox 360)に続く2度目の共同制作となる。本作のカットシーンは,計2時間近くにおよぶボリュームだが,今回は新しいアプローチを試みているそうだ。最初に役者による実演をモーションキャプチャで収録後,アニメ化の処理を行っているのだ。こういった手法により,役者のアドリブが加わったり,より自然な演技がゲーム内で実現できるとのこと。映画監督を生業とする山口氏らしいアプローチといえよう。

 ここで止めておけば格好良かった山口氏だが,実は最も熱の入った収録はジゴロミッションだったと続けてしまう。ときには監督が役者を押しのけ,自ら身振り手振りを交えながら「もっと,こう!」「いつもやる感じで!」と,力強く演技指導を行なっていたと語った。キューティー3は見るからにドン引きしていたが,来場者はZ指定のトークショーを大いに楽しんでいた。

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