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EA EU Showcaseで「Crysis 3」のデモプレイが公開。未来の弓でセフを狩る様子を確認しよう
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印刷2012/04/24 22:00

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EA EU Showcaseで「Crysis 3」のデモプレイが公開。未来の弓でセフを狩る様子を確認しよう

 Electronic Artsは,英国時間の4月19日にロンドンで開催したプレス向けイベント「EA EU Showcase」で,Crytekが開発するFPS「Crysis 3」のデモプレイを公開した。
 ニューヨークに作られた「リバティードーム」の内部で,主人公のプロフェットがさまざまな武器を駆使してエイリアンの「セフ」を倒していくというデモだったが,それがどのようなものだったのか,詳しくお伝えしよう。


 本作は近未来を舞台にしたFPSシリーズの最新作。前2作にも登場したキャラクターであるプロフェットがハイテク装備に身を包んで,前述のセフや民間軍事組織「C.E.L.L.(セル)」との戦いを繰り広げる。Crytekが開発したゲームエンジン「CryENGINE」による美しいグラフィックスにも注目が集まる話題作だ。
 日本では「クライシス 3」PC / PlayStation 3 / Xbox 360)として2013年春に発売予定となっている。
 本作の舞台は前作「Crysis 2」から20年後,同じニューヨークだ。しかし,街の雰囲気はC.E.L.L.がセフ掃討のため,街を覆うように建造したリバティードームによって一変している。ドーム内部は7つのエリアに分かれており,今回のデモプレイはその1つである「沼」のエリアで行われたものだった。

画像集#004のサムネイル/EA EU Showcaseで「Crysis 3」のデモプレイが公開。未来の弓でセフを狩る様子を確認しよう 画像集#002のサムネイル/EA EU Showcaseで「Crysis 3」のデモプレイが公開。未来の弓でセフを狩る様子を確認しよう

 エリア内はドーム建造前からあった建物に熱帯雨林が絡みついているほか,カエルやトンボが生息しているなど,人工物と自然物が一体化したような雰囲気だ。
 デモプレイではその沼エリアに主人公のプロフィットが現れ,エリア内のセフを次々に倒していくというシーンが展開される。そこで使われているのが,新たな武器「コンポジットボウ」だ。ただの弓矢ではなく,使う矢によってさまざまな機能が利用できるという特徴を持っている。
 今回はステルス機能を持った矢を装備し,セフに気づかれることなく近づいて倒す,というシーンが披露された。
 もちろん,矢を放って敵を倒すという弓本来の使用法も可能だ。デモプレイでは,遠くにいるセフに向かって矢を放つと,カメラ視点が飛行中の矢から見たものに切り替わって、そのままヒットの瞬間までをとらえるという演出もあった。
 このほかに,1秒間に500発の銃弾を発射できる「タイフーン」や,セフが使用する散弾銃,アサルトライフルタイプも武器を確認できた。

画像集#006のサムネイル/EA EU Showcaseで「Crysis 3」のデモプレイが公開。未来の弓でセフを狩る様子を確認しよう

 装備以外で確認できた新要素は「分析」「ハッキング」だ。
 デモ中,偵察機のような敵から身を隠しながら、相手の分析を行うシーンがあった。分析を行うと,敵に関する情報が表示され,どのような特徴を持っているかや,有効な攻撃方法が分かる。また,分析に時間をかけるほど,より細かな情報が分かるとのことだ。
 ハッキングは,邪魔になりそうな敵の動きを遠隔操作で止めるような効果が確認できたが,開発陣によれば,ほかにもさまざまな効果が用意されているとのこと。場合によっては、ハッキングが自分に不利となる結果を生むような仕掛けも構想にあるようだ。

画像集#005のサムネイル/EA EU Showcaseで「Crysis 3」のデモプレイが公開。未来の弓でセフを狩る様子を確認しよう

 そんなデモプレイは,プロフェットがセフに囲まれるカットシーンで終わった。やはり印象に残ったのはグラフィックスの美しさで,リバティードームの独特な雰囲気がよく表現されていたように思う。
 また,コンポジットボウによる戦闘がメインだったこともあり,FPSとしては静かなシーンが多かったことも付け加えておきたい。ただ,このあたりは戦闘方法を変えることで大きく変わりそうではある。

画像集#007のサムネイル/EA EU Showcaseで「Crysis 3」のデモプレイが公開。未来の弓でセフを狩る様子を確認しよう
Creative DirectorのRasmus Hojengaad氏
 デモの終了後,CyrtekのCreative DirectorであるRasmus Hojengaad氏に話を伺うことができたので付記しておこう。

 Hojengaad氏によると,やはりグラフィックスにはかなり注力しているとのことで,本作の見どころとして真っ先に挙げてくれた。PC版だけでなく,コンシューマ版でも可能な限り美しいグラフィックスを表現すべく,こだわりを持って開発しているとのことだ。
 舞台をリバティードームとしたことにも「自然物と人工物の融合を表現する」「前作と同じ場所の設定でありながら,まったく違う作品を作り出す」といったことに挑戦する意図があるのだという。

 FPSではかなり珍しいタイプの武器であるコンポジットボウを取り入れたのは,本作のコンセプトの1つが「都市での狩猟」で,狩猟といえば弓,というイメージがあったからとのこと。加えて,銃よりも静かに扱えるため,ステルス行動時の武器としては最適なのだという。
 また,近未来が舞台であるCrysisシリーズに弓という原始的な武器を持ち込むことで「ハイテクとローテクのミスマッチ」という面白い要素が生まれるところも気に入っているそうだ。

画像集#003のサムネイル/EA EU Showcaseで「Crysis 3」のデモプレイが公開。未来の弓でセフを狩る様子を確認しよう

 ゲーム中の細かい部分に関しては,発売までまだ1年を残しているということもあって,未確定の部分が多いようだ。今回のデモで印象に残ったコンポジットボウの矢視点は「プレイの邪魔にならないような発生条件を考えている」とのことで,武器のカスタマイズ機能も「検討中」という返答だった。
 また,マルチプレイに関しては「現段階ではお話しできない」と,完全なノーコメントだったことも付け加えておこう。

 ストーリーは本作で完結するのか,という質問には「プロフェットの物語は終わるが,Crysisシリーズはこれからも続く」と答えてくれた。本作では,これまで他人に利用され続ける人生を送ってきたプロフェットが,積年の思いを晴らすことになるという。
 シリーズ自体は続くということなので,完結を心配していたファンもひと安心というところか。

画像集#001のサムネイル/EA EU Showcaseで「Crysis 3」のデモプレイが公開。未来の弓でセフを狩る様子を確認しよう
 今回のデモプレイからは,本作がかなり幅広いプレイスタイルを許容してくれそうだという印象を受けた。ステルス行動に加えて,分析やハッキングなどの要素もあるので,FPSでありながら,戦わずに進めていくというプレイも可能なのかもしれない。
 まだまだ未確定な部分が多いようではあるが,シリーズのウリであるグラフィックスも含めて,期待が高まる。


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