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DMM.comが放つ“カジュアルなハクスラ”「ダンジョンストライカー」。ジョブチェンジシステムや傭兵システムなど見どころ盛りだくさん
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印刷2015/09/16 14:45

プレイレポート

DMM.comが放つ“カジュアルなハクスラ”「ダンジョンストライカー」。ジョブチェンジシステムや傭兵システムなど見どころ盛りだくさん

画像集 No.002のサムネイル画像 / DMM.comが放つ“カジュアルなハクスラ”「ダンジョンストライカー」。ジョブチェンジシステムや傭兵システムなど見どころ盛りだくさん
 DMM.comは新作オンラインアクションRPG「ダンジョンストライカー」の正式サービスを2015年9月1日より基本プレイ無料(アイテム課金制)でスタートした。
 本作は,以前掲載したインタビューで運営プロデューサーが語っていたように,“ハック&スラッシュ”(以下,ハクスラ)型のMORPGとなっている。ハクスラが持つ醍醐味──群がる敵をなぎ倒していくアクション性や組み合わせでシナジー効果が発揮されるスキルビルド,そしてさまざまなオプション効果が付いた武具を収集するトレジャーハンティング要素など──は,しっかり盛り込まれつつ,既存のジャンルイメージにとらわれない独自のシステムも導入された意欲作だ。かわいいビジュアルも相まってこの手のゲームに慣れていない人にもとっつきやすく,少しずつ難度が上がっていくゲームバランスも良好で遊びやすい。

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 一見すると,本作はカジュアル寄りのゆるいゲームなのかと思う人がいるかもしれない。実際,序盤はとくになにも考えずに攻撃をしているだけでダンジョンを攻略していけるのだが,レベルが上がってくにつれて敵の攻撃が激しくなってきて,敵の攻撃を的確に回避するプレイヤースキルも必要不可欠となる。難度の高いパーティプレイ必須のダンジョンも用意されているので,やり込み派の人でも十分に楽しめる内容だ。

 シルバーウィークを前に,今回はプレイレポート形式でシステムを紹介しながら,本作がどんなゲーム性を持っているのかを探っていきたい。

ゲームをスタートするとすぐにチュートリアルが開始され,バトルの基本を学ぶことになる
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※本作のランチャープライグインのインストールに失敗する場合は,Webブラウザを管理者として実行したうえでインストールしてみよう。


オリジナル要素がふんだんに盛り込まれたハクスラ型ゲームの進化系タイトル


 ゲームの基本サイクルは,拠点でクエストを受けて「疲労度」を消費してダンジョンに進行し,スキルを中心としたアクションを活用して敵を撃破していく流れとなる。そこで経験値を稼いだり武具類を拾ったりして拠点に戻り,装備を整えて次のクエストに備えるといった感じで,MOタイプのRPGとしてはスタンダードな作りとなっている。疲労度がリセットされるのは,毎日9:00(午前9時)だ。
 ストーリーも進行する「メインクエスト」を中心にプレイして,途中で敵が強く先に進めないようなら,パーティを組むか,少し前のダンジョンでキャラクターを強化して再チャレンジすることになるだろう。

ダンジョンを攻略することで次のダンジョンへの道が開ける。そして,一つのエリア内のダンジョンをすべてクリアし,クエストを完遂することで次のエリアへ移動可能になる
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 冒頭でも述べたが,序盤は拾った装備品を適当に装備して戦っているだけでもどんどんメインクエストを進めていけるはずだ。キャラクターのレベルも自然と上がっていくので,新しいスキルを覚えてより多彩なアクションが楽しめるようになってくる。
 同時に,新しい要素も少しずつ開放されていくので,スキルビルドをどうするのかを含めて,試行錯誤しながらプレイしていくのがよいだろう。

パッシブスキルも豊富なので,どういうビルドにするべきなのか悩ましいところ
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 本作では「リミットレスジョブチェンジシステム」が採用されていて,正式サービス開始時に導入されている基本ジョブ(ウォーリア/メイジ/レンジャー/クレリック)を自由に切り替えることができる。新しいジョブに転職するには,最初の拠点にいるNPCサラから転職推薦書を購入し,転職クエストを行う必要があるが,この転職クエストは拠点の中にいるNPCと会話するだけの簡単なものだ。

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 転職は,拠点の中でしか行えないというルールはあるものの,文字どおり瞬時にジョブを切り替えられ,なおかつ装備品はそれぞれジョブごとに保存されているので,ジョブチェンジ後すぐにダンジョンに進行できる。
 本作ではジョブごとにレベルが別々に設定されていて,一部のスキルは別のジョブでも流用できるのがリミットレスジョブチェンジシステムの特徴で,複数のジョブを育てることでスキルビルドに幅が出てくるのだ。疲労度がジョブごとに設定されているので,いろいろなジョブをプレイしてみるといいだろう。

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 ただし,メインクエストは一度しかクリアできないので,後発のジョブは,ジョブごとのクエストやデイリークエストでしか育成できなくなってしまうので注意しよう。もっとも,クエストよりもダンジョン攻略で得られる経験値のほうが高いため,経験値稼ぎとトレジャーハント兼ねたバトルにだけ集中できるという見方もできる。

 もう一つ「傭兵」も本作で重要な位置を占める大事なシステムだ。この傭兵は,一緒にダンジョンに潜って戦ってくれる心強い助っ人NPCだ。キャラクターと共に経験値を稼いでレベルが上がっていく。レベルが上がればそれに応じて強くなっていき,さまざまなスキルを使って,場合によっては敵のターゲットを取ってくれるなどかなり役になってくれる。
 傭兵のレベルはジョブチェンジしても引き継がれるので,新規で始めたジョブでもすでに育った傭兵を連れていくと,ボスを瞬殺してくれるなど目覚しい活躍が期待できるのだ。

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 本作の傭兵は完全に各自の判断で行動し,HPがなくなると一時的に撤退することもあるのが特徴だ。撤退といっても,時間の経過ですぐに戻ってきてくれるし,召喚時間などに制限があるわけでもない。ダンジョンに進入する際は毎回傭兵を呼んで,経験値を稼いでおこう。

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 なお,傭兵を取得するにはレベル32程度で受諾できるクエストをクリアする必要があり,そこでもらえるアイテムを使うと,傭兵(アシャエル/カースマン/エンケ/ボスマン/ピヌトの5種)から1人がランダムで選ばれる。

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 筆者が手に入れたアシャエルの場合,HPを回復できる魔方陣を高確率で設置しつつ,敵を攻撃してくれる頼もしい仲間だった。なお,クエストで入手する傭兵以外は,課金要素とはなるが,ガチャではなく自分の好きな傭兵を選んで購入することも可能となっている。

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 レベル30で別ジョブのスキルを流用できるようになり,レベル32で傭兵を雇えるわけだが,このレベル帯は敵の攻撃が激しくなってくる時期でもあり,序盤のカジュアル寄りな印象からアクション性の高さが際立ってくる。それでも,低い難度のダンジョンなら店売りしている回復ポーションを使いながらクリアできる程度にはなっているので,カンストレベルの50までソロで到達するのも難しくはないだろう。


オーソドックスな操作系のなかで“ジョブ基本スキル”が一つのアクセントに


 続いて本作のアクション要素について解説していこう。
 操作は,移動/通常攻撃/回避/ジョブ基本スキルの4種に,アクティブスキルと消費系のアイテムをショートカットに入れて使っていく。キーカスタマイズが細かくできるほか,ゲームパッドにも対応しているので自分の使いやすいように設定しよう。なお,アクティブスキルは,各ジョブそれぞれレベルに応じて入手できるスキルポイントを割り振って習得できる。
 キーボードによる操作はキーのカスタマイズが可能で,W/A/S/Dキーなど,自分が慣れた操作方法で扱うことができる。
 なお,ゲームパッドだと,(Xboxのコントローラの場合)RBを押しながらAボタンといったような同時押しには対応していないため,ショートカット系をすべて割り振ることができない。ゲームパッドでも快適にプレイできるタイトルではあるのだが,初期設定でジャンプがYに割り振られているなど,使いにくいとかんじる人もいるかもしれない。その場合は各自でキーカスタマイズは自分なりに工夫する必要があるだろう。

ゲーム中のカメラは,最大までキャラクターに寄るるとTPS視点,逆にキャラクターから離すとクォータービュー視点を切り替えられる。視認性を考えると大多数の人がクォータービューでプレイすることになるのだろうか
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 実際のバトルは,基本攻撃を連打(攻撃ボタン押しっぱなしに)しながら,随時MPを消費してアクティブスキルを使っていく形だ。ジョブ基本スキルはジョブごとに異なった性能で,例えばウォリアーのバトルハウルなら,雄叫びを上げて周囲の敵にダメージを与え,2分間防御力が向上するという効果がある。
 そうした本来持つ能力のほかに,ジョブ基本スキルには直後に使うスキルの性能を変えるという性質があり,これがアクションで重要となってくる。ウォリアーの例でいうと,最初から習得しているワールスラッシュは,バトルハウルを使った直後だけプロボークハウルという敵を引き寄せるスキルに変化する。入力の受付時間が短く,テンポ良く続けて押さなくてならならないため,最初は面倒と感じることもあったのだが,続けてプレイしていくとバトルのアクセントになって楽しく感じられてくる。

ジョブ基本スキルを使うと,一瞬(1〜2秒)対応するスキルショートカットのアイコンが変化して光る
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 なお,ジョブ基本スキルはいつでも使えるが,ワールラッシュとプロボークハウルは元は同じスキルということで,クールタイムが共通となっている。スキルビルドを考えるときは,こういったことも考慮する必要があるだろう。
 ジャンプについては,ダンジョン内にトラップや一部の敵の攻撃を回避するために使うもので,ジャンプ中は基本攻撃やスキル使用ができない。

 ダンジョンはほぼ一本道となっていて,道中でザコ敵を処理しつつ,クエストの目的を達成しながらボスが待つ最奥を目指す。途中の道はいくつかのブロックに分かれており,その中にいるザコ敵を全滅させると次のブロックへと移動できる仕組みだ。
 ハクスラということでトレジャーハンティングを楽しみにしている人もいると思うが,道中の宝箱やザコ敵からのドロップでもレア度の高い武具が(相当低確率だが)狙えるのは嬉しいところだ。マゼンタ色に輝くレジェンダリー装備が出現したときは,かなりテンションが上がる。

バトルを有利に進められるアイテムが配置されていることもある
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 ボス戦は専用のエリアで行われ,直前ではHPとMPが全回復する。ボスが放つ強力な攻撃は赤い色のマーカーで表示されるので,これを的確に回避しながら着実にダメージを与えていこう。
 低レベル帯ではそれほどでもないが,高レベルになるにつれて赤いマーカーとともに出る攻撃の破壊力がアップしていって,メイジやレンジャーなど防御力が低いジョブだと一発で致命傷になることもあるので注意しよう。

赤いマーカーが発生してからしばらくすると,マーカーに沿って敵の攻撃が飛んでくる
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 ちなみに,ダンジョンは3種類の難度(ノーマル/ハード/ベリーハード)があるが,入手できる経験値は大きな変化はないようだ。しかし,ドロップするアイテムの数やレア度は高難度ほど上がっている。ボスを倒したあとに大量の武具がドロップされる場面は快感そのものなので,ぜひともパーティを組んでベリーハードに挑戦してもらいたい。
 もちろん,ソロでもベリーハードに挑戦することはできるが,敵が硬く,途中でMPが尽きてしまうケースも少なくない。MP回復ポーションは店で売っていないので,MPの自然回復を待っているとどうしてもテンポが悪くなってしまうのだ。

1人でベリーハードに突入することも可能。ドロップアイテムとして入手できるものを事前に知ることもできる
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ダンジョン攻略以外にもさまざまなコンテンツが用意されている


 本作は,ストーリーに沿ってクエストを進めてキャラクターを育成し,あれこれスキルビルドを考えているだけでも楽しいタイトルだが,サブコンテンツも充実していている。
 この手のゲームにしては珍しく生産系のコンテンツも完備されていて,共有技術として「釣り」と,生産技術として「料理」「機械工学」「錬金術」の3種から一つを選んで習得できる。

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 バイセル工房という生産技術関連の店やNPCが集まっている拠点があり,ここでレシピを買ったりして習得した技術ごとに違ったさまざまなアイテムを生産できるのだ。ただ,素材が通常のダンジョンでは入手できないため,専用の曜日ダンジョンに行かなければならず,ここの難度が相当高いためmソロでコツコツ……というわけにはいかない。1日あたりの回数制限もあるので,イベント感覚でパーティを組んで挑戦する必要がありそうだ。

曜日ダンジョンは,ジョブが低レベル時はなんとかなるが,高レベルになると敵も強化されてボスモンスターが手に負えなくなってくる
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 装備品の強化については,「ルーン」と「ジェム」という2種類の独自仕様があり,どちらも強化に必要な素材をダンジョンで入手できる。ジェム同士を合成してより強力なジェムを生成するなど,やり込み要素の一つともなっているので,ゲームに慣れてきたらぜひチャレンジしてもらいたい。
 曜日ダンジョンのような特殊なデイリーダンジョンも豊富だ。高難度のパーティ用のアビスダンジョンは,1日2回までチャレンジできるもので,報酬アイテムだけでなく大量の経験値も稼げる。ただ,難度がベリーハードのみの固定となっていて,ソロでクリアするのは相当大変だ。ソロでも挑戦するダンジョンとしては,「テキトー塔」というダンジョンが用意されていて,こちらは,1日1階層を進めていける特殊なダンジョンとなっており,途中で失敗しても何度も挑戦可能だ。

お手軽にチャレンジできるテキトー塔
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 プレイヤー同士のコミュニティの場と用意されている「ギルド」は,ギルド専用のクエストやギルド倉庫/ギルド商店といった便利な機能もあるので,積極的に参加してもらいたい。

装備品を好きな色に「染色」することもできたりする
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 以上がダンジョンストライカーの概要である。基本的に拠点とダンジョンの往来でゲームが成り立っているが,ダンジョンの種類とコンテンツを豊富に用意することで,プレイヤーを飽きさせないような作りになったタイトルといえる。
 クエストをクリアする,より良い装備品を手に入れる,レベルを上げて新しいスキルを習得するといった目の前の目標を達成していくことで,自然とジョブレベルが上がって,気が付いたらスキルビルドであれこれ悩む。ビジュアルイメージはともかく,ゲームの本質の部分では,そうしたハクスラらしい楽しみを随所で感じることができるはずだ。
 オンラインアクションという大きなジャンル分けで見ても,ダンジョンストライカーは良質なタイトルと言えるだろう。ジョブにごとに戦い方が異なるアクションの爽快感と,敵の動きを観察しながら状況に応じて動きを変えて難所を突破していく達成感が両立されており,プレイヤーの操作のセンスがプレイ状況にダイレクトに反映されるのだ。コツコツと複数のジョブのレベルを上げていく感覚に好感を持つ人も多いだろう。
 正式サービスから半月ほど経過したが,9月15日には新クラス「バーサーカー」が実装され,今後の展開も大いに期待できる。この機会に,プレイを始めてダンジョンストライカーが持つ魅力を感じてみてはいかがだろうか。

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「ダンジョンストライカー」公式サイト

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