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【PR】シリーズ最新作「F1 2012」が2012年10月4日にリリース。極限のスピードで繰り広げられる,世界最高峰のモータースポーツを徹底再現
コードマスターズが2012年10月4日の発売を予定している「F1 2012」(PlayStation 3/Xbox 360)は,世界最高峰のモータースポーツであるFIA FORMULA ONE World Championship(2012 FIA フォーミュラ1世界選手権)を忠実に再現した作品だ。
2009年にリリースされた「F1 2009」以降,その年の最新データを収録して毎年発売され続けているF1シリーズ最新作で,シリーズ総出荷数は全世界で550万本を超えているというから,ぜひ驚いてほしい。
「F1 2010」は2011年の英国アカデミー賞 ビデオゲーム部門において「ベスト・スポーツゲーム賞」を受賞しており,本作に対するファンやメディアの評価も高い。
F1好きの筆者も,当然ながら毎年の新作が非常に楽しみで,そろそろソワソワし始める時期でもある。
「F1 2012」公式サイト
実際のF1の2012年シーズンは,いよいよ終盤戦へと突入する。本作の発売日の翌日である10月5日からは,鈴鹿サーキットにて第15戦「F1日本グランプリ」が開催されるという絶妙なタイミングでの発売だ。ファンならば実際のF1グランプリを見ながらゲームを楽しむという粋なこともできるわけで,これは嬉しい。
というわけで今回,一足お先にF1 2012をプレイする機会が得られたので,本作がどのような内容になっているのかのインプレッションをお届けしたい。ちなみに,今回は開発バージョンということもあって,マルチプレイモードについては試していない。その点は,ご了承を。
ちなみにマルチプレイモードは,前作同様に最大16人でのオンラインレースを楽しめるほか,手軽にオンラインプレイを楽しめる「クイックレース」,サーキットや周回数などを細かく設定して楽しめる「カスタムレース」,友人と同じチームで1シーズンのチャンピオンシップが楽しめる「CO-OPチャンピオンシップ」などがサポートされている。
2012年F1公式データを収録
一足先にサーキット・オブ・ジ・アメリカズを楽しめる
本作はシリーズ従来作同様FIA公認であり,F1 2012年シーズンのデータをもとにした世界唯一の公式F1ゲームだ。三強であるレッドブル・レーシング,ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス,スクーデリア・フェラーリのほか,ザウバーF1チーム,ウィリアムズ,ロータスF1チーム,HRT F1チームなど,全12チーム24台のマシンが,エアロダイナミクスの固まりとも言える複雑なモデリングからカラーリングまで,実車そのままに再現されている。
もちろん,2010年,2011年の覇者であるセバスチャン・ベッテルを筆頭にジェンソン・バトン,ルイス・ハミルトン,フェルナンド・アロンソ,ミハエル・シューマッハ,キミ・ライコネンのほか,F1参戦4年目となる日本人ドライバー小林可夢偉など,総勢24名のドライバーが実名で登場するほか,全20戦が繰り広げられる開催サーキットのすべてが2012年の公式データをベースに忠実に再現されているのだから,たまんないです。
中でも注目したいのが,2007年以降開催されていなかったアメリカグランプリが復活することにより,テキサス州オースティンに新たに建設されたサーキット・オブ・ジ・アメリカズが収録されているところだろう。第19戦のアメリカグランプリは2012年11月に開催されるため,前作「F1 2011」のブッダ・サーキット同様,本作をプレイすれば,実際のF1よりも一足先にサーキットが体験できるわけだ。噂によると,多くのF1ドライバーが本作でコースシミュレーションをするとかしないとか。
ちなみにF1開催を目的として設計されたサーキット・オブ・ジ・アメリカズは,全長約5.5km,最大高低差40m,20か所のコーナーを持つ,反時計回りのサーキットだ。チョロッと走った感じでは,低速でテクニカルなスタジアムセクション,バックストレートからのヘアピン,連続した大きなS字コーナーなど,全体的にかなりテクニカルなサーキットになっている。
高低差があることでアップダウンは激しく,第1コーナーまでは登りなのでクリッピングポイントが見えないうえ,下りながらブレーキングしてコーナーに飛び込むところもある。何か所かあるヘアピンの入り口は広めで,ここでのブレーキング競争やオーバーテイクシーン,接触等の小競り合いが増えそうだ。アメリカグランプリを楽しみにしつつ,一足先にアメリカグランプリに挑戦できるなんて,本作でしかできないことだ。攻めるのが非常に楽しいレイアウトのこのサーキットに,ぜひ挑戦してほしい。
「ヤングドライバー・テスト」を経て
トップドライバーの道を目指せ
キャリアモードは,最初にチュートリアルも兼ねた「ヤングドライバー・テスト」から始めることになる。このモードでは,簡単な課題に挑戦したり,ムービーを見ることで,F1ドライバーとして必要な基礎知識やスキル,そして現在のF1に装備されているDRS(Drag Reduction System:ドラッグ抑制システム),KERS(Kinetic Energy Recovery System:運動エネルギー回生システム)の使い方が習得できるというもの。
今回,新たにヤングドライバー・テストが用意されたことで,現在のF1がどうなっているのかよく知らない人や,レースゲームそのものが初めてという人でも気軽にプレイできるようになった。ヤングドライバー・テストは何度も繰り返し挑戦でき,課題やテストの結果によって金,銀,銅のメダルが獲得できるほか,結果次第で,所属できるチームの選択肢が広がるのだ。すべてで金メダルを獲得できた頃には,かなりのテクニックが身についているだろう。
そして,ヤングドライバー・テストが終了したら,いよいよトップドライバーを目指した戦いが始まることになる。
メインとなるのは従来作同様,「キャリア」モードになるのだが,そのほかに「シーズンチャレンジ」が用意されている。
これは,あらかじめ設定されているサーキットや天候のもと,予選を経て,決勝が5ラップに短縮されたグランプリを戦うというものだ。参戦するチームとライバルとなるドライバーを選択し,そのライバルよりも良い成績を収めることでライバルチームからオファーが来るという仕掛けだ。最初から上位チームでプレイすることも可能だが,下位チームから上位チームのドライバーをライバルにして打ち負かしていくと一段と面白い。
どちらかと言うと,手軽にチャンピオンシップを楽しみたいプレイヤー向けのモードだろう。
キャリアモードでは,F1ドライバーとして全20戦のシーズンを5つ(つまり5年間)戦っていき,最終的にチームを勝利へ導くことを目指す。最初は下位チームから参戦し,チームメイトを打ち負かしたり,「何位以内でフィニッシュしろ」といったチームからの課題をクリアしていくのだ。レースに勝つと,新パーツでマシンをアップグレードしてもらえたりする。また,上位チームからのオファーを受けて移籍,などということも起きる。
キャリアは実際のレースウィーク同様,プラクティス,予選1,予選2,決勝レースへとセッションが進んでいく。予選は予選第1ラウンド(Q1)〜第3ラウンド(Q3)に分かれており,Q1で15位以内に入らないとQ2へ進むことはできない。
そのため,「このラウンドで終わってしまう!」とか「残り3分で,ようやくタイムが上回った!」といった感じの,かなり熱い予選が楽しめる。緊張してミスしているようなノミの心臓では,ポールポジションなんて取れやしないのだ。筆者のことだが。
また,手軽にゲームを楽しみたい人向けには「クイックレース」が用意されているので,周回数や天候などを好きなように調整して,お気に入りのコースを思う存分楽しもう。
一人でタイムを刻むも良し,
伝説のF1ドライバーに挑むのもまた良し
さて,抜きつ抜かれつのレースよりもラップタイム(1周のタイム)を刻むことに魂を込めるプレイヤーも少なくないはず。前作同様,そんな人のために「タイムトライアル」が用意されている。このモードでは友人や世界中のベストプレイヤーのタイムに挑戦することができ,ゴーストカーを表示させてのタイムアタックも可能だ。
キャリアモードに備え,不得意なサーキットを安定したタイムで走れるように何周も走り込んでおくのもいい。
似た雰囲気のモードとして「タイムアタック」が用意されており,これは使用するマシン,タイヤ,天候条件が決められた6つのサーキットで最速ラップを叩き出すもの。タイムによって金,銀,銅のメダルが授与される。
最初は銅メダルのゴーストカーと戦うことになるが,いきなり金メダルを獲得できるタイムで走りきっても誰も文句は言わない。
このモードではマシンのセッティングは一切できないので,決められた条件で最高の走りをする腕が試される。これはかなり熱くなれるので,ぜひお試しあれ。
だが,個人的に最も熱くなれたのが,本作に新たに用意された「チャンピオンモード」だ。このモードは,2000年以降にF1チャンピオンに輝いた6人のドライバーを相手に,メダルをかけて戦うという,F1ファンにとっては夢のような内容。
キミ・ライコネン,ルイス・ハミルトン,ジェンソン・バトン,セバスチャン・ベッテル,フェルナンド・アロンソ,そしてミハエル・シューマッハを相手に,あらかじめ用意された条件で一人と対戦するのだ。
内容を簡単に説明すると,例えば最初に対戦することになるキミ・ライコネンとの戦い「アイスマンの帰還」では,消耗したプライムタイヤを装着しているキミ・ライコネンに対し,新しいオプションタイヤを装着したプレイヤーが,3ラップ以内に彼をオーバーテイクし,フィニッシュラインまで逃げ切れるかというものになっている。
これをクリアすれば,次はルイス・ハミルトンとの対戦になる。このようにしてミハエル・シューマッハまで戦い抜き,最後に6人のドライバーが参戦するレースに挑戦できるのだ。普通に生きていたら絶対に不可能な出来事なので,この機会にこのチャンピオンモードに挑戦し,あわよくば勝利して,オレは伝説のチャンピオン達に勝ったのだと自慢してほしい。誰にかは分からないが。
初めて走るサーキットでも
「ラップチュートリアル」があるから安心
……というわけで,本作の舞台となるのは実在のサーキットだが,レースゲームビギナーの中には,サーキットの走り方が分からないという人も多い。そのためにヤングドライバー・テストがあるのだが,全20サーキットのそれぞれに走りのポイントになる部分があり,そのあたりはタイムトライアルなどで走り込み,自らつかんでいく必要がある。
それがレースゲームの面白さの一つなのだが,ある程度の指針として,本作には各サーキットごとに走りのポイントをつかむための参考になる「ラップチュートリアル」が用意されている。
これは,本作のテクニカル・コンサルタントを務める元F1ドライバーのアンソニー・デビッドソン氏が,サーキットのライン取りやブレーキングポイント,マシンセットアップのポイント,そしてDRSやKERSの使いどころなどをアドバイスしてくれるという親切な内容のチュートリアルだ。各サーキットを走り慣れるまで何度も見て,ポイントを頭に入れておきたいところだが,それほど真剣にならず,ただ見ているだけでも楽しいものに仕上がっている。それに,レースを前にビデオを見てコースを検討するなんて,まるで本物のレーサーみたいじゃないですか。
限られた人間だけが体験できる,
世界最速マシンを操る楽しさを味わおう
車の挙動については,F1シリーズ従来作と同様,シミュレータとアーケードの中間といった味付けでF1マシンの特性がうまく再現されており,多くの人が世界最高峰のハイスピードバトルを手軽に楽しめるようになっている。
前作と比べて違いが感じられたのは,唐突にリアがブレイクしなくなったという点だ。前作ではコーナーリング中に縁石にタイヤを乗せるとリアが流れ,コントロールが難しかったが,本作ではリアのグリップがより強くなった印象で,多少縁石をまたぐような走りもできる。F1マシンならではのクイックなハンドリングも相まって,気持ちのいい走りが可能になった。このようなリファインは,嬉しいところだ。
マシンのセットアップについては,最高速とダウンフォースのみをスライドバーで調整し,残りをエンジニアに一任できる,ビギナー向けの「クイックセットアップ」が用意された。もちろん,エアロダイナミクス,ブレーキ,バランス,サスペンション,ギアボックスなどをスライドバーで細かく調整できる上級者向けのセットアップもある。
操作についてはゲームパッドでも十分遊べるものの,パッドでのハンドル操作は過敏に反応してしまう印象もある。これは,コントローラ設定やプレイヤーの好み,そして技量でなんとかなる部分なのだが,事情が許せばステアリングコントローラを使うことをオススメしたい。東京ゲームショウでプレイアブル展示されていたコクピットが理想だが,それは無理としても,せっかくここまで作り込まれたゲームなのだから,ステアリングでコンマ数秒を刻む走りをしてほしい。
また,前作から導入された「天候の変化」についても,進化した「アクティブ・トラック・テクノロジー」により,サーキット内の一部がウェットで,一部がドライになっているという状況も緻密に再現され,リアリティは一段と向上している。天候のドラスティックな変化は予測できないダイナミックなレース展開を生み,実際のF1と同様,戦略にも大きく影響してくるのだ。
個人的に,コードマスターズのF1シリーズをこの時期にプレイするのは恒例の行事になってきた感がある。時速300km/hオーバーの世界で繰り広げられる極限のレース,そしてF1マシンの驚異的な加速力,スピード感,一般車とはまったく違うブレーキ性能。まるで自分がF1ドライバーになった気分になれるのは間違いない。
ヤングドライバー・テストやチャンピオンモードなど,ファンなら思わずグッと来るような要素を付け加え,年々進化を続けるコードマスターズのF1シリーズ。今回は従来作以上にF1の世界を疑似体験できるようになり,限られた人間だけが味わえる世界最高峰のレースを手軽に味わえる魅力的な作品になった。走りを極めたい人だけでなく,何か面白いレースゲームをやってみたいと思っている人にも,ぜひ挑戦してほしい一本だ。
「F1 2012」公式サイト
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© 2012 The Codemasters Software Company Limited ("Codemasters"). All rights reserved. "Codemasters”®, “Ego”® and the Codemasters logo are registered trademarks owned by Codemasters. “Codemasters Racing”™ and “RaceNet”™ are trademarks of Codemasters. An official product of the FIA FORMULA ONE WORLD CHAMPIONSHIP.
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