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KDDI,2つ折り端末「Galaxy Z Flip」を国内独占販売。価格は税込約18万円
Galaxy Z Flipは,Samsungが2020年2月11日に,アメリカ・サンフランシスコで開催した自社イベントにおいて発表した新型スマートフォンだ。ディスプレイに採用した有機ELパネルは,中央部で縦方向に折り畳めるようになっており,広げると約6.7インチサイズ,アスペクト比21.9:9の縦長形状に,折りたたむと手のひらやポケットに収まるサイズになるのが最大の特徴である。
ヒンジ部分は,0〜180度までの無段階角度調整に対応しており,本体の下側をスタンドのように使うことも可能だ。
対応アプリによっては,折り目に合わせて表示を最適化する機能を備える。たとえば,標準搭載の「カメラ」の場合,画面の上側にカメラが捉えている画像を,下側にはカメラアプリのUIを表示するといった使い分けが可能だ。
また,Qualcomm製ハイエンド市場向けSoC(System-on-a-Chip)「Snapdragon 855 Plus」や容量8GBのメインメモリの搭載など,2019年のハイエンドスマートフォンに相当する高いスペックも見どころだ。ただ,通信機能は,2020年に国内でも始まる「5G」には対応しておらず,既存の4G LTE対応に留まる点は注意が必要だろう。
メーカー | Samsung |
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OS | Android 10 |
ディスプレイパネル | 6.7インチ有機EL, |
プロセッサ | Qualcomm製「Snapdragon 855」 ・CPUコア:Kryo 485(最大2.8GHz) ・GPUコア:Adreno 640 ・モデム:Snapdragon X20 LTE |
メインメモリ容量 | 8GB |
ストレージ | 256GB |
アウトカメラ | 2眼式 ・標準:約1200万画素,F1.8,画角78度 ・広角:約1200万画素,F2.2,画角123度 |
インカメラ | 約1000万画素,F2.4 |
対応LTEバンド | 未公開 |
対応3Gバンド | 未公開 |
無線LAN対応 | IEEE 802.11ac |
Bluetooth対応 | 5.0 |
連続待受時間 | 4G LTE/WiMAX 2:約390時間 |
連続通話時間 | 約2110分 |
バッテリー容量 | 3300mAh |
USBポート | USB Type-C |
公称本体サイズ | 74(W) 74(W) |
公称本体重量 | 約183g |
本体カラー | ミラー パープル,ミラー ブラック |
新端末購入プログラム「かえトクプログラム」も発表
また,KDDIは,新しい端末購入プログラム「かえトクプログラム」を2月21日から提供することも合わせて発表した。
かえトクプログラムは,KDDIが機種ごとに設定する「2年後の買取価格」を引いた本体価格を,分割で支払うというもの。新しい機種に買い換えるときに,それまで使っていた端末を返却することで,「2年後の買取価格」分の支払いが免除となる仕組みで,普通に24回払いで購入するよりも,1月あたりの支払額が安くなるという仕組みだ。
電気通信事業法の改正によって,通信事業者による端末購入時の割引額に規制が入り,端末価格の高いハイエンドスマートフォンの売れ行きが落ち込んでいるのに加えて,5G対応スマートフォンは,さらに高額になり,端末購入時の負担が増すことが予想できる。こうした問題に向けたKDDIなりの対策と言えよう。
たとえば,Galaxy Z Flipの場合,本体価格17万9360円のうち,「2年後の買取価格」である5万9760円を引いた,11万9600円を23回に分割して支払い,24回目の支払い月(25カ月目)に機種変更して,Galaxy Z FlipをKDDIに返却すると5万9760円の支払いが免除となるわけだ。25カ月目以降もGalaxy Z Flipを使いたい場合は,5万9760円を一括、もしくは再度24回分割払いで支払うことも可能となっている。なお,KDDIは,従来の端末購入プログラム「アップグレードプログラムNX」の新規受付を2月20日で終了するという。
KDDIのGalaxy Z Flip製品情報ページ
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