プレイレポート
[TGS 2012]「アサシン クリードIII」プレイレポート。シリーズ初の「海戦」を,大迫力のヘッドマウントディスプレイで試遊してみた
同タイトルは,1775年から1783年まで続くアメリカ独立戦争の裏で起きていた,アサシン教団とテンプル騎士団の抗争へと身を投じる主人公コナーを描くアクションアドベンチャーである。今回,TGS 2012にて公開されたプレイアブルバージョンでは,シリーズ初の要素となる「海戦」を体験できたので,その模様をレポートしよう。
綺麗なコンパニオンのお姉さんが優しくHMZ-T2を装着してくれて,視野やピントを調整する方法を手取り足取り(……足はなかった)教えてくれるので,なんだかもうプレイ前から得した気分になれるかもしれない。ちなみに試遊台は全3台で,1回あたりのプレイ時間は約15分となる。
こんなにきれいなコンパニオンのお姉さんが優しく「HMZ-T2」をセットしてくれちゃうのだ! |
表情が妙に真剣になっているのは、「HMZ-T2」による没入感が高いためである |
プレイアブルバージョンは,コナーが自身の艦の舵を取るところからスタート。○ボタンと×ボタンで帆を畳んだり広げたりして,スピードと旋回速度を切り替えつつ航海していると,すぐに敵艦と遭遇する。敵艦を攻撃すべく接近していくと,それまで晴天だった空が嵐へと変化し,いよいよミッションのスタートだ。
最初のミッションは,先ほど遭遇した敵艦を残しつつ,新たに登場した2隻の敵艦を撃破すること。自艦の攻撃手段は,「大砲」と「旋回砲」があり,前者はR1ボタンによって一斉射撃が可能で,敵艦に大ダメージを与えられる。しかしこの時代の戦艦は,船体の横に大砲が並んでいる……つまり,敵艦と並走するときか,またはすれ違うときにしか大砲による攻撃ができないのだ。一方の,L1ボタンで操作する旋回砲は,小回りが利いて比較的狙いが定めやすいものの,威力は低い。
加えて上記のとおり,敵艦は3隻いてこちらを狙ってくるうえに,嵐と波によって,自艦のコントロールはままならない。正直なところ,最初のうちは1隻を回避しようとして,接近していた別の一隻に突っ込んでしまうなんてことも頻繁にあり,攻撃どころの話ではないかもしれない。
とはいえ,コンパニオンのお姉さんによれば,このプレイアブルバージョンは,自艦が撃沈されにくい設定になっているとのこと。操作に慣れてくると,だんだん狙って並走したり,すれ違ったりできるようになってくる。実際,筆者も最初の1隻を撃破するのに非常に苦労したにも関わらず,そこを突破したあとは簡単に2隻目を撃破できてしまった。
2隻を撃破すると,ミッションがアップデートして,残る1隻を拿捕(だほ)するよう指示が出る。指示に従い,R2ボタンを押して大砲の弾を連鎖弾に替え,敵艦のマストに撃ち込むと,敵艦は操舵不能に。さらに接近して自艦を横付けすると,コナー達が敵艦に乗り込んでいくカットシーンに切り替わるという寸法である。このあとの展開は,甲板における白兵戦へと移っていくのだろうが,残念ながら今回プレイできたのはここまで。
海戦の全体的な感触は,操舵と攻撃を同時に進行することになるため,やはり難度は高めといえる。しかし上手に操作できずとも,シリーズ3作目でさらなる磨きのかかったグラフィックスと演出によって描かれる,嵐の海を舞台にした戦艦同士の大砲の撃ち合いやぶつかり合いは圧巻で,一見の価値があると言える。さらに,20m先に750インチの仮想大画面を表示できるHMZ-T2でのプレイということもあり,その迫力は相当なもの。HMZ-T2を体験できる機会も,まだまだ多くはないはずなので,TGS 2012に足を運ぶ機会があれば,ぜひアサシンクリードIIIのプレイアブルバージョンを試してほしい。
「アサシン クリードIII」公式サイト
- 関連タイトル:
アサシン クリードIII
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