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【PR】ブラゲなんてどれも同じ? 勝つための“思考”が不可欠な「蒼天三国」。高難度なゲームバランスが生む面白さを検証してみた
日本では,“高難度”を謳ってサービスを展開する当タイトルだが,実は「2011年度海外運営WEBGAME ベスト商業大賞」を受賞するなど,先行してサービスを行っている中国と台湾での評価は非常に高い。今回はゲーム内容を解説しつつ,「どこが高難度なのか」「なぜ高評価を得ているのか」その2つの理由について考えていこう。
さて,わざわざ“高難度”と言われると身構えてしまう人もいるかもしれないのだが,別にゲームシステムが難解なわけではない。どちらかというとブラウザゲームではオーソドックスなゲーム内容であり,ブラウザゲームやシミュレーションゲームに慣れ親しんでいる人ならすんなりプレイできるだろう。実際にプレイすれば分かると思うが,序盤はサクサクとゲームが進行していくので驚くほどだ。
世の中,三国志を扱ったブラウザゲームはほかにも山ほど出ている。この作品のゲームの画面がちょっと地味めなこともあって,ほかのゲームとそう違いがあるようには見えないかもしれない。むしろ「どこが違うの?」と思う人のほうが多いだろう。しかし,とくに中盤以降の展開では蒼天三国が持つ“高難度”のゲーム性と,高評価を得ている“面白さ”が姿を現すことになるのだ。
チュートリアルを通じて基本を学ぶゲーム序盤
まずは自分の所領にある施設の等級(レベル)を上げて資源を確保する。最初は全体の等級の基本となる“主城”のほかは,武将のレベルを上げる“訓練場”,アイテムの売買や強化ができる“万屋”,ゲーム内の基本通貨である銀幣を蓄えられる“銀蔵”があるのみだが,主城の等級を上げていくと,次第に建設できる施設が開放される仕組みだ。チュートリアルが充実しているので,それに沿ってゲームを進めていけば各施設の役割も分かってくるだろう。
もちろん三国のいずれかに所属したあとも世界は広がっていき,戦えるNPCも黄巾党から董卓や呂布といった具合に増えていく。なかには倒すことで仲間にできるNPCもいるので,世界が広がるほどに自分の戦術の幅も広がっていくというわけだ。
なお,三国のいずれかに所属したあとからは,徐々にPvPが行われるようになる。
戦略シミュレーションゲームのPvPというと,見張っていないと資源の略奪が行われるような印象もあって,PvPを嫌う人もいるかもしれない。しかし,蒼天三国におけるPvPは,基本「攻撃のみ」で,とんでもなくペナルティの少ない設定となっている。
どれくらいとんでもないかというと,敵国のプレイヤーに攻撃されても勝敗を記した書簡が届くだけ。占領されると,占領した側には一定の資源などが供給されるのだが,それは占領されたプレイヤーの持分から出るのではなく,システム側から提供されるという,徹底して低ペナルティなシステムとなっている。日夜,拠点の防御に腐心する必要もなく,攻撃する側にとっても実に気楽な設定だ。“力試し”程度の感覚で気軽にPvPを楽しんでもらいたい。
主城の発展,武将育成,装備品収集,遠征などなど,序盤といえどもプレイヤーができることは数多い。公式サイト内には,役立つゲーム情報を集めた“ゲームデータ”という項目があるので,なにか疑問を感じたらこちらを参照するといいだろう。運営サイドとしては「ゲームシステムをすべて理解してからが本当のゲームスタート」と考えているとのことで,開示できるデータのほぼすべてをこのゲームデータ項目に掲載しているという。
実際の序盤のゲームプレイについては,建築を行いつつ,遠征してNPC戦を進めていくことになる。陣形の人数を増やせる“策略府”と主城,この2か所の等級を優先的に上げていき,武将のレベルを上げる“訓練”も忘れずに行っていけば,ゴリ押しで戦っていくことも可能。NPC戦で武具も手に入るし,任務や成就(Xbox 360でいう実績,PlayStation 3でいうトロフィーみたいなもの)を達成することで資源や金/銀幣も増える。
また,主城の等級を上げることで新しい建築物も開放されていくので,トントン拍子に序盤は進行していくのだ。
ただ,主城の等級を抑え,武将やほかの建築物の等級を充実させるというのも一つの戦術となる。本作には,主にPvP戦に勝利することで上昇する“威望”という数値がある。こちらを優先させる方策だ。
PvPは,基本的に主城レベルが同程度のプレイヤーとマッチングされるため,主城レベル以外を充実させておくと,その分,PvPで有利になるのだ。威望は武将を仲間にするためにも使われるものだが,非常に溜まりにくいパラメータなのである。ささっと駆け抜けていくレベル帯である序盤で威望を溜めておくと後々有利になることもあるだろう。
また,達成した任務や成就についても,すぐには報酬を受け取らないほうがいいかもしれない。中盤以降は資源と金幣/銀幣の消費が激しいので,消費の少ない序盤は温存しておくというわけだ。ちなみに,任務と成就はクリアした状態でいくつでも放置しておける。
話は少々逸れたが,序盤は将棋やチェスで例えると“駒の動きを覚える”段階だ。早々に駆け抜けて中盤以降の実戦に向かってもいいし,システムやルールを学習しながらまったりとプレイしてもいい。
勝つための思考が必要不可欠となるゲーム中盤
ちなみに,蒼天三国では,NPCとの戦いがサーバーに記録されるのが特徴でもある。しかもデータは公開されているので,先に同じ個所をプレイしたユーザーがいる場合,その様子を確認することができるのだ。敵武将の配置は変わらないので,この記録を頼りに,勝てる戦法を構築していくのもよいだろう。どうしても勝てないと思っていた相手を,意外な陣形や編成で打ち崩していくさまを目にすると,このゲームの懐の深さが実感できるはずだ。
本作は,なによりも「バランス重視」で作られているとのことで,どんな強敵であっても必ず穴があり,それを打ち崩す方策が存在する。武将,兵種,装備,陣形,そして軍印(Buffアイテム),それらの組み合わせにより,敵を倒せる部隊を組み上げる。その組み合わせのバリエーションは,プレイヤーの想像力によって無限に広がっていくのだ。
蒼天三国は,相手の意図を読み,戦法を千変万化させながら状況を打開する思考を練ること,すなわち「勝利するための思考」が抜群に面白いタイトルなのだ。
とはいえ,ブラウザゲームというとどうしても「お手軽」「簡単」といったイメージがあり,中盤以降の壁にぶつかって辞めてしまう人も出てきてしまうのではないだろうか。そのあたりを聞いてみると,「それでもいい」と運営サイドはいう。「高難度のゲームであるからこそ,多少の離脱は織り込み済みです」とのこと。
後半のゲーム内容には絶対の自信を持っているので,そちらだけで勝負ができると踏んでいるようだ。ただ,毎日お決まりの操作だけ回していればゲームが進むようなライトなタイトルしかやったことのない人には絶対に無理なので,あえて最初から“高難度”を謳っているのだという。
中盤以降のゲームプレイは,主城を中心に全体的に建築物の等級を上げていきながら,武将を強化して自分なりの戦法を構築していくことが中心となる。ある程度完成された布陣ができたとしても,NPC戦を進めていくと新しい武将が手に入るので,その都度,陣形を組み直したり,必要な装備を整えていく必要がある。戦法の研究はずっと続いていくのである。
ちなみに,武将の中でとくに重要となるのが,回復や援護ができる知将系武将だ。序盤は直接攻撃力の高い武将でのゴリ押しも可能だが,中盤以降は援護スキルを使った上での全体攻撃などが強力になってくる。知将系武将は攻撃を受けにくい後衛に配置したくなるが,あえて前衛に置くのも戦略的にはアリだ。攻撃を受ける分スキル発動に必要な“士気”が早く溜まることになる。もちろん,回復が間に合わないようでは意味がないので,その辺りは何度も実戦で試しながら自分なりの配置を考えていく必要がある。
自分の知識をフル活用してNPC戦や大規模PC戦に挑むゲーム終盤
ある程度拠点の建築物の等級が上がり,武将も揃ってきた終盤は,戦いに集中する時期となる。「遠征地戦」や「旅団戦」といったNPC戦で自分の部隊の強さを披露し,「軍団戦」や「国戦」といった大規模なPC戦では,多人数同士のぶつかり合いによる激しい戦いが行われる。
グラフィカルに表示される戦闘はスキップすることも可能なのだが,自分の部隊の活躍を見たいがために,スキップせず最後まで見てしまう人も多いという。
PC戦に関しては,奥が深すぎて終わりが見えない感じだ。国戦のような集団戦闘では,できるだけ万能な陣形を組んで,なるべく多くの敵を倒したいところ。しかし,1対1の戦いでは,陣形の弱点を突くような戦法が必要不可欠だ。とはいえ,相手の弱点を突くことに特化した戦法だと,自分の陣形にも弱点ができることになり,別のプレイヤーには勝てなくなる……。
このレベルに達すると,あのプレイヤーに勝つための戦法を考えよう,といったように「勝利するための思考」に対するモチベーションが高まってくるのである。自分の戦法を考える前に,トッププレイヤー同士の戦いを見ているだけでもワクワクしてくるから不思議だ。
終盤のゲームプレイは,最高難度のコンテンツ「試練の塔」に挑みながら,「武闘会」をはじめとするPvPを楽しむといったところだろうか。
ゲームの中盤,主城の等級が75以上になると行けるようになる試練の塔は,強力な敵NPCが待ち受けている超難関コンテンツだ。階層がいくつもあり,一つの階層を突破すると次の階層に挑戦できる仕組みになっている。当然,階層が上がるとそれだけ敵も強くなっていく。
この試練の塔の最大の特徴は,自分の陣形を変えずに連続した戦闘に勝ち続けなければならないことだ。敵の陣形も変わらないので,何度も試行錯誤を繰り返しながらベストの陣形を探してクリアを目指すことになる。
クリアの褒賞として,君主クラスの強力な武将が手に入ることもあり,最強の部隊を構築したいなら避けては通れないコンテンツとなるだろう。
また,武闘会は1日3回,10時/15時/21時に開催される“単騎決戦”方式の戦いだ。武将1人での戦いとなるため,戦法が固まっていなくても気軽に出場できるのが利点で,上位に入賞すると貴重な金幣(課金で購入できる貨幣)を入手できる。
高難度のゲームバランスが生む独特の面白さ
既存の戦略シミュレーションタイプのブラウザゲームの多くでは,自分の城や村を育て,課金などにより強力なカードを入手した者が強いというパターンが多いだろう。しかし,蒼天三国で強さを求めると,城や武将を育てたうえで,さらに「勝利するための思考」が必要不可欠となってくるのである。
どんな相手であっても,本作に関しては“無敵”であることはありえない。必ず攻略の手口が存在する。それをいかに見つけ出すか,いかに新しい戦略で迎え討つか。上級者同士の戦いでは,知力と戦略こそがものをいう。その点こそが高難度と冠される所以であり,また高く評価される面白さにもつながっているのである。
なお,蒼天三国では,武将をいわゆる“ガチャ”で入手できるようにはしないそうだ。課金はあくまでゲーム中でも入手できる金弊のみを基本とし,課金者と無課金者の差がそれほど付かないように考慮しているのだ。もちろん金幣を使うと“冷却時間”(プレイヤーの待ち時間)が短縮できるため,トップのレベル帯では金幣による差は出てくるだろう。しかし,それだけで勝てるゲームではないので理不尽な差は生まれない仕様だ。
ちなみにアイテムモールもあるにはあるのだが,「売り物になるのは,一番上の“赤装備”のみですね」(運営プロデューサー)とのこと。それだけは飛ぶように売れるらしいのだが,あろうことか,厳しい販売数制限のため,非常に入手しにくい設定になっている。
そのほか,装備を売ると,装備の強化に要した金額の7割が戻ってくるなど,比較的プレイヤーに優しい設定のゲームになっていたり,国の選択で「ランダム」を選ぶと不人気の国に行きやすくなるのだが,代わりにたんまりお金をもらえるといった要素もある。こういったものもバランスを重視した開発元の意向のようだ。
ブラウザゲームは手軽にプレイできるけれど,中身はどれも同じと思っている人は多いかもしれない。普通のブラウザゲームには少し飽きてきたというなら,あえて高難度と謳うほどピーキーにチューンされたゲームバランスを体験してみてはいかがだろうか? 従来のブラウザゲームにはない,将棋やチェスにも似た,勝利するために試行錯誤する感覚がきっと味わえるはずだ。正式サービスが始まって間もないこの時期に,ぜひ本作を一度試してみてほしい。
「蒼天三国」公式サイト
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