プレイレポート
「世界樹の迷宮IV」インプレッション&QRクエスト「マフィア梶田のリベンジ」を掲載。より遊びやすく,深くなったシリーズ最新作
「世界樹の迷宮IV 伝承の巨神」公式サイト
本稿では,本作を実際にプレイした印象を交えつつ,ゲームの特徴と魅力を紹介していこう。また,インデックスのご厚意により,3DS本体付属のカメラで読み込めるQRクエストを用意してもらったので,「こちら」のQRコードとあわせてぜひ利用してほしい。
ゲームを進めることで利用可能になる「カーゴ交易場」で「QRコードの読み込み」を選択し,3DS本体付属のカメラからQRコードを読み込むことで,クエスト「マフィア梶田のリベンジ」(推奨レベル15,受領条件は「風馳ノ草原」への入場)を入手することができます。RADIO 4Gamer「世界樹の迷宮IV」特集回で,声優の岡本信彦さんを苦しめたF.O.Eを,ぜひ退治してください
スキル習得のシステムが大幅に変化
限られたポイントを君はどう割り振る?
筆者は迷わずノーマルを選択したわけだが,その際に「あなたの冒険の道に,実りある苦難が訪れんことを……」と,思わず身震いしてしまうようなひと言が表示された。期待させてくれるじゃないの!
難度設定のあとは,自分のギルド名を決定し,キャラクターメイク/パーティ編成を行うことになる。パーティはシリーズお馴染みの最大5人編成(前衛/後衛を2〜3人にするのが基本)で,最初に選択できる職業は7種類。前作をプレイしている人なら,どの職業がどんな役割を持っているのかが,何となく分かるはずだが,シリーズ未経験でも,職業名や解説文,見た目などを確認すれば,大体の特徴はつかめるだろう。「どのキャラが強いのか」「最強のパーティ編成は?」といったことは,ゲームをやり込んでいけばいくらでも考えられるので,まずは好みのままにパーティを編成してみよう。
なお,公式サイトで公開されているいくつかの職業(ミスティックやモノノフ)は,これまでのシリーズ同様,冒険を進めていく中で選択できるようになる。
本作は前作と比べ,スキル習得画面が大きく変化しており,どのスキルを習得すれば,どのスキルが習得できるようになるのかがひと目で理解できるようになった。また,今回のスキルには,レベル制限なしで習得できる「NOVICE」,レベル20以上でなければ覚えられない「VETERAN」,そしてレベル40以上にならないと習得できない「MASTER」といった具合に,“格付け”が設けられている。最終的に習得したいスキルを考慮しつつ,まずは序盤のスキルビルドをあれこれ考えてみるといいだろう。
スキル全体を見渡してみると,各能力値の底上げを行える「ブースト」系スキルが,前作よりも若干少なくなっている。また,習得のための前提条件が設定されているスキルが減り,習得レベルも低めになっている印象。その分,序盤〜中盤でキャラクタービルドの差を体感しやすい作りになっている感じだが,実際のところは,製品版をしっかりと遊んでみてから判断する必要がありそうだ。最終的なキャラクタービルドをアレコレと想像しながら,いろいろなクラスを育ててみるといいだろう。
見た目の進化と中見の変化
何がどう変わったのかを見極めて冒険しよう
パーティ編成が終わったら,冒険者の最初の課題となる「ミッション」(ストーリー進行に関わるクエストのようなもの)を受領。いよいよ本格的な探索および戦闘に挑戦していくこととなる。
まず,本シリーズにおける探索の基本,マッピングについてだが,いくつかの設置アイコンは増えているものの,基本的には前作と同じ感覚で作業できる。これまでタッチ操作が必要だった拡大マップの視点移動が,左スライドパッドで操作可能になったのは地味にありがたいところだろう。ちなみに,メモの上限数はシリーズ伝統(?)の25個。気球艇に乗って探索する大地でもそれは同様で,全体的に使い勝手が向上している。
なお,本作は3DダンジョンRPGということで,ニンテンドー3DSの裸眼立体視との相性は悪くないが,集中してマッピング作業を続けていると,さすがに目が疲れるという人もいるだろう。迫力ある戦闘シーンや,戦闘中のウィンドウが前後に重なって見える感覚はぜひ体験してほしいが,3D機能をオンにするなら,若干弱めに設定しておくことをオススメする。
採取,伐採,採掘は,場所によってアイテム入手回数が決まっているが,それ用のスキルは不要。専用スキルを習得すると,アイテム入手数が増える |
マップ探索中は,カメラ操作で周囲を見回せる。これだけで,なんだか世界が広がったような気分 |
ゲーム序盤は,初心者に向けたチュートリアルを兼ねているため,初期に出会える敵からは,前作ほどの単純な力強さを実感できない。最初にしっかりと武器/防具を用意さえしておけば,一瞬で叩き潰されるようなことはないだろう。だが,毎ターン状態異常「盲目」を与えてくる敵や,単体のみで現れる手強い敵などもいるので,単純なパワープレイではとうてい勝ち抜けそうにない。油断は禁物である。
なお,現在配信中の体験版で育てたキャラクター達は,製品版「世界樹の迷宮IV 伝承の巨神」へデータ移行することができる。謎の多い“大地”やまだ見ぬ強敵,サブクラスシステムやQRコードを利用したコンテンツ配信などなど,本稿で紹介しきれなかった要素は山ほどあるので,そういった要素はぜひとも製品版で楽しんでほしい。
「世界樹の迷宮IV 伝承の巨神」公式サイト
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