スクウェア・エニックスは本日(2013年11月11日),同社が12月26日に発売を予定しているPlayStation 3用ソフト「
FINAL FANTASY X/X-2 HD Remaster」,PS Vita用ソフト「
FINAL FANTASY X HD Remaster」の最新情報を公開した。
今回届いた情報では,ティーダ,ユウナを始めとする
登場キャラクター達のイメージCGと,戦闘シーンなどの新たなHD版ビジュアルが明らかにされた。このほか,本作の基本システムも改めて紹介されているので,確認しておこう。
イメージCGは,「ティーダ」「ユウナ」「ワッカ」「キマリ」「アーロン」「ルールー」「リュック」といったキャラクター達にフォーカスしたものとなっている。その中でも,聖なる泉のティーダ&ユウナのイメージCGは非常に美しく,印象的なカットだ。
このほか,支払ったギルの金額により攻撃が変化する
「ようじんぼう」,昆虫のような姿をしたドグ,マグ,ラグで構成される
「メーガス三姉妹」などの召喚獣や,各キャラクターの戦闘シーンなど,新たなHD版ビジュアルも公開されている。
また,成長システム
「スフィア盤」や,ミニゲームとして遊べる
「ブリッツボール」,「FFX」の後日談が描かれ,
「FINAL FANTASY X-2」につながる物語
「永遠のナギ節」などが,改めて紹介されているので,同作をまだプレイしていないという人は要チェックだ。
なお,今回は「FFX-2」の新情報は公開されていないので,続報に期待しよう。
召喚士ユウナとそのガードたち
召喚士/スピラ全土に破壊と死をもたらす「シン」を「究極召喚」によって倒すこのとできる、唯一の存在。
ガード/究極召喚を得るために旅をする召喚士を護衛する者たち。
ユウナ Yuna
10年前に「シン」を倒した大召喚士ブラスカの娘。スピラの人々の幸せを願う気持ちから、自身も召喚士の道を志す。究極召喚を得て「シン」を倒すため、ティーダやワッカたちと聖地ザナルカンドを目指す。
ティーダ Tidus
大都市ザナルカンドのブリッツボールチーム「ザナルカンド・エイブス」でエースとして活躍する少年。街がシンに襲われた際に、異世界であるスピラに迷い込む。ブリッツボールの伝説的選手ジェクトを父に持つ。
アーロン Auron
かつてユウナの父である召喚士ブラスカと共に旅した、伝説のガード。全てを知りながら、多くは語らず一行を真実へと導いていく。
ワッカ Wakka
ビサイド島のブリッツボールチーム「ビサイド・オーラカ」の選手兼コーチ。ルールーと共にユウナが小さい頃から面倒を見てきた。ガードとしてユウナの旅に同行する。
ルールー Lulu
豊富な知識を持つ黒魔道士の女性。幼いユウナがビサイド島に来て以来、実の妹のように思い、見守ってきた。ユウナのガードとして常に冷静な判断でその旅を支える。
キマリ Kimahri
獣人種族ロンゾ族の青年。父を失った幼いユウナをずっと守り続けている。寡黙で無表情なためその心情は量りにくいが、ユウナを守ろうとする意思は誰よりも強い。現在はガードとしてユウナの旅に同行する。
リュック Rikku
機械の扱いに長けたアルベド族の少女。召喚士という重い使命を持つユウナを案じて、ガードとして旅に同行する。常に明るく前向き。雷が苦手。
究極召喚を求める旅
召喚士はシンを倒す唯一の手段「究極召喚」を求めてスピラ各地の寺院をまわる。しかし究極召喚を得て、シンを倒したとしても、シンはつかの間の平和の後に復活してしまう。そして召喚士には残酷な運命が待ち受けている。この世界「スピラ」で当然のように繰り返されてきた慣例に異世界からきたティーダは違和感を覚え反発する。
10年前の旅
現在のシンが現れる前、最後にシンを倒したのはユウナの父親ブラスカ。そのガードとしてアーロンとティーダの父ジェクトが同行していた。ティーダは自分が元々いた世界で行方不明とされていた父親もスピラに来ていたことを知り、驚く。
聖なる泉
これまで信じ続けてきた存在に裏切られ酷く落ち込むユウナ。旅をやめて自分のザナルカンドに行こうというティーダの誘いが、決して叶わぬことだとユウナは痛いほどわかっていた。今まで精一杯抑えてきた感情が涙と共に溢れ出す印象深いシーンだ。
聖ベベル宮
大召喚士の娘ユウナと、エボンの老子でありグアド族の長でもあるシーモアの結婚は、死の螺旋にとらわれたスピラの人々に明るい話題をもたらすはずだったが──。様々な思惑が聖ベベル宮で交錯する。
アーロン
アーロンのオーバードライブ「秘伝」は表示された方向キーやボタンをを制限時間以内に入力するもの。時間内に入力できれば威力がアップ!
|
画面は敵全体にダメージを与える「陣風」 |
ルールー
ルールーのオーバードライブ「テンプテーション」は習得した黒魔法を連続で放つ。制限時間内に右スティックを回すことで魔法を放つ回数がアップする。
最強の黒魔法アルテマ |
ワッカ
ワッカのオーバードライブ技「スロット」は回転する3つのリールを止めて発動する。絵柄を合わせた数によって特殊効果が追加されたり、攻撃が敵全体対象になるなどパワーアップする。
キマリ
キマリのオーバードライブ技「敵の技」。習得したモンスターの技を放つことができる。「まわしげり」といった敵への攻撃の他「マイティガード」など味方の強化する技も習得することができる。
リュック
リュックのオーバードライブ技「調合」。消費アイテムを2個組み合わせることによって、様々な効果が発動する。効果は組み合わせるアイテムによって変化する。
ようじんぼう
「心づけ」でギルを支払った金額で攻撃が変化する一風変わった特徴を持っています。お供につれた犬「ダイゴロウ」に攻撃させたり敵を真っ二つにする「斬魔刀」を放ちます。
召喚獣ようじんぼう
|
|
メーガス三姉妹
昆虫のような姿をした、ドグ、マグ、ラグの3体からなる召喚獣。一般的な召喚獣とは異なり、細かくコマンドを指定することはできないが、3体それぞれが行動し攻撃や回復をすることができる。
強力なモンスターたち
モンスター訓練場に現れる「すべてを超えし者」。FFXインターナショナルで追加された「ヘレティック召喚獣」「デア・リヒター」。どのモンスターもキャラクターを十分に成長させなければ倒すことができない強敵です。
成長システム「スフィア盤」
FFXでは敵を倒すだけではキャラクターは成長させることはできず、「スフィア盤」を進めて成長させます。敵を倒してAPを獲得すると、スフィアレベルがアップします。アップしたレベルの分だけ、すごろくのようにマスを進めることができ、さらに消費アイテムのスフィアを使用することで止まったマス付近のアビリティや魔法を習得できるのです。HDリマスター版では、ゲーム開始時に自由度が高いが、分岐が多くてルートが複雑な上級者向けスフィア盤を選択することができます。
ブリッツボール
FFXの世界「スピラ」で盛んなスポーツがブリッツボールです。水中でボールを奪い合い、ゴールに入れた得点を競います。作品内ではミニゲームとなっており、各地の人物をスカウトてチームを編成し、試合に参加することができます。シュートやパスなどのコマンドを選択して試合を進めていきます。
永遠のナギ節
FFXの物語の後日談を描いた映像作品です。大いなる災厄「シン」が消えた後、ビサイド島で暮らすユウナの生活や、変わり始めた世界の様子を垣間見ることができます。FFX-2へとつながるこの物語もHD化されて収録されています。