プレイレポート
「ARK FRONTIER -時空漂流-」の先行プレイレポートを掲載。やり込み要素を満喫しつつ,時空の歪みを修復して世界を救え
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6種類の職業から1つを選び,自分だけのキャラクターを作り上げよう
まずはキャラクター作成のシステムを紹介する。プレイヤーが選べる職業は,ソルジャー,シューター,セージ,ウィザード,ニンジャ,クラフターの6種類だ。各職業の概要は以下の通り。
・ソルジャー
近接攻撃タイプのタンク職。攻撃と防御の“スタンス”が用意されており,戦闘時はどちらかを選んで戦う。
・シューター
遠距離攻撃タイプのアタッカー職。キャラクターレベルが10に達すると,一緒に戦ってくれるペットが召喚可能になる。
・セージ
キャスター兼ヒーラー職。自身のスタンスを,回復と攻撃から選んで戦える。
・ウィザード
攻撃に特化したキャスター職。スタンスは炎と氷の2種類で,後者は敵を凍結させたり,鈍化させたりと,やや補助的。
・ニンジャ
近接攻撃タイプのアタッカー職。特定のスキルを連続で使うことでポイントを蓄積し,それを一気に放出するコンボシステムがある。
・クラフター
武器や防具など,ほかの職業が生産できないアイテムを作り出せるのが特徴だが,戦闘力はちょっと控えめ。
キャラクターの体型は,男性(大柄/小柄),女性(大人/子供)の4モデルから選択可能だ。スクリーンショットを見てのとおり,グラフィックスのテイストは,日本人プレイヤーにも比較的受け入れやすそうなものになっている。
プレイヤーの意志を反映したオートバトルが便利
アークフロンティアで描かれる世界は,とある事故により“時空”に歪みが生じてしまっており,モンスターが大量発生するといった被害が出ている。
プレイヤーは“アークシティ”と呼ばれる宇宙ステーションを拠点に,さまざまな時代の地域を旅するのだ。各地域にはそこを支配している勢力があり,クエストなどを通じて関係を深めていきながら,時空を修復していく。
拠点のアークシティはSF色が強いが,いざ冒険エリアに出てみるとかなり違った雰囲気となる。ゲームの序盤では森林,海岸,砂漠などといったエリアを訪れることになり,ファンタジー系のオンラインRPGと似たようなイメージだ。
プレイして印象に残ったのは,お手軽にゲームを進めるためのさまざまなシステムが用意されていること。クエストの遂行時は,クエストウィンドウ内の人物や地名などをクリックするだけで,その場所まで走って移動してくれるなど,かなり楽チンだ。
さらに便利なのが,レベル15に到達すると使える“オートバトル”だろう。これは読んで字のごとく,自分のキャラクターが自動的に戦ってくれる機能だ。
この機能では,「ライフやマナが一定値未満になったら回復ポーションを使う」という設定ができるのは当たり前。複数のアクティブスキルを次々に繰り出したり,戦う相手に応じてより効果的にダメージを与えられる武器に持ち替えたり,的確な弱体化スキルを使ったりするように設定できるのだ。また,「ボスモンスターと遭遇したら戦わずに逃げる」といった設定もできる。
設定項目数は全部で30以上もあり,うまく設定すれば,手動操作と変わらない戦闘効率を期待できる。パッと見はオートで動いていると気付かない人もいるだろう。
オートバトルと聞くとあまりいいイメージを抱かない人もいるかもしれないが,本作ではゲームシステムとして取り入れられており,セッティングを煮詰めていくことが楽しい。コンテンツとしてきちんと成立している印象だ。
カードを集めてキャラクターを強化
アークフロンティアのもう一つの大きな特徴は,キャラクターの能力をブーストさせるコンテンツが多いことだ。
その代表例といえるのが“カードシステム”だろう。モンスター/ボスモンスターの討伐,イベントへの参加,インスタンスダンジョンの攻略など,さまざまな条件を達成することでカードを獲得できる。入手したカードは「図鑑」に登録でき,1ページ分を満たすとキャラクターの能力がアップするのだ。また,カードはコレクション以外でも効果を発揮する。例えば「A」というモンスターのカードをセットすると,「A」に対するダメージが増加し,「A」から受けるダメージが軽減するという仕組みがあるのだ。
カードの出現率はかなり低く,モンスター討伐系は1日みっちりプレイして2〜3枚取得できるかどうか,といったバランスだという。とはいえ,これらのカードはプレイヤー同士でトレードできるので,オークションなどでの取引が期待できそうだ。
そのほかにも,アバター用のアイテムを集めたり,ギルドの施設を建築したり,実績(アチーブメント)を満たしたりすることでもキャラクターの能力をブーストできる。一つ一つの効果はそれほど大きくはないが,重ね合わせていくと多少のレベル差を覆すくらいになるという。
最後に,ゲームの全体的なプレイフィールを紹介しよう。レベルアップの速度はほどよく,ソロプレイでもサクサク進められる。チュートリアルの終了時点でレベル10に到達し,メインクエストを辿っていくだけでもレベル25位に到達できるそうだ。もちろん,手ごたえがないかというとそんなことはなく,中盤以降になるとパーティプレイが推奨されるインスタンスダンジョンが待ち受けている。
MMORPGとして必要な機能は過不足なく揃っており,派手さこそないものの,全体的に堅実にまとまっている印象だ。アジア系のオンラインRPGが好きな人なら,チェックしておいて損のないタイトルといえるだろう。
というわけで,先行プレイレポートとしては以上である。本作では現在,クローズドβテスターの募集が行なわれている。本稿で興味を持った人は,下のリンク先から今すぐテスターの応募登録を行なっておこう。
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