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印刷2012/01/19 13:50

プレイレポート

iOS版「ソウルキャリバー」,本日配信。一足先にプレイしてみたので,プレイフィールをお届けしよう

 バンダイナムコゲームスは本日(2012年1月19日),「ソウルキャリバー」(iOS版)の配信をApp Storeで開始した。価格は1500円だが,配信記念価格として,現在は配信記念価格1200円にて購入可能だ。本作はアーケード/家庭用の格闘ゲームとして高い評価を得たタイトルだが,iOS版はグラフィックスや,アーケードスティック/ゲームパッドを使用した操作を,どのように再現しているのか。今回,一足先に製品版をプレイする機会を得たので,さっそくプレイフィールをお伝えしよう。なお,本稿の執筆はiPad 2でのプレイを元にしている。

画像集#024のサムネイル/iOS版「ソウルキャリバー」,本日配信。一足先にプレイしてみたので,プレイフィールをお届けしよう

「ソウルキャリバー」紹介サイト(iTunesが起動します)



 本作は,ドリームキャスト版「ソウルキャリバー」をiOS向けに移植したタイトルとなる。ゲームには「ARCADE」「TIME ATTACK」「SURVIVAL」「EXTRA SURVAIVAL」「MUSEUM」「PRACTICE」「OPTIONS」の計7つのモードを収録。なお,「TIME ATTACK」「SURVIVAL」「EXTRA SURVAIVAL」の3つは,Game Center機能に対応し,オンラインのリーダーボード上でスコアを競い合える。

・「ARCADE」
 CPUとの対戦を勝ち抜き,ステージ8(最終ステージ)にいるボス「インフェルノ」を倒せばクリアとなる。デフォルトのプレイアブルキャラクターは10名。なお,難度MEDIUM以上でゲームをクリア(コンティニュー可能)すると,隠しキャラクターやステージがアンロックされる。

ARCADEモードでは,それぞれのキャラクターが,「ソウルエッジ」を求めて,ほかのライバル達と戦いを繰り広げる。ラウンド終了後にはリプレイも見られる
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ARCADEモードをクリアし,隠し要素をアンロックしていこう
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・「TIME ATTACK」
 ARCADEと同様に全8ステージが舞台となり,いかに速くクリアできるかを競う。

TIME ATTACKモードはステージ8クリア後に,総タイム,各ラウンドに要した時間,勝敗数を確認できる
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・「SURVIVAL」
 限られた体力の中で,CPUを相手に何人勝ち抜けるかを競う。

・「EXTRA SURVAIVAL」
 基本的な内容は「SURVIVAL」と共通だが,こちらはすべての攻撃が一撃必殺となっており,緊張感ある戦いを楽しめる。

「SURVIVAL」「EXTRA SURVIVAL」は,画面左下に倒した相手が使用する武器のアイコンが表示される。また,リザルト画面ではどの相手を何回倒したかも分かる
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・「PRACTICE」
 練習モード。コマンドリストで技を確認したり,コンボの練習ができたりする。

PRACTICEでコマンドを確認できるので,操作に慣れていないなら,まずこのモードから始めてみるのがいいだろう
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・「MUSEUM」
 CPU同士の戦いを見られる「BATTLE THEATER」と,ARCADEでクリア済みのキャラクターの演舞をチェックできる「EXHIBITION THEATER」を収録。

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・「OPTIONS」
 ゲーム難度(EASYからULTRA HARDまでの計5段階)の設定,制限時間の変更,バーチャルパッドのセッティングなどが可能。

OPTIONSからは勝利に必要なラウンド数や制限時間の変更,各キャラクターの使用率を確認可能だ
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バーチャルパッドのレスポンスは良好

ボタンの位置も自由に変更可能


 iOS版「ソウルキャリバー」に注目している人の多くは,バーチャルパッドを使用した操作性が気になっていることだろう。格闘ゲーム初心者の筆者の率直な感想は,「レスポンスがよく,思っていたよりも操作しやすい」というものだ。一通りのモードを試してみたが,ボタンを押した瞬間,それに応じたアクションが起こり,とても気持ちよくプレイできる。

画像集#017のサムネイル/iOS版「ソウルキャリバー」,本日配信。一足先にプレイしてみたので,プレイフィールをお届けしよう

 本作のボタン配置についても説明しよう。デフォルトの操作方法は,画面左下にスティック,右下にA(横斬り),B(縦斬り),K(キック),G(ガード)という4つのボタンがひし形状に配置された「TYPE A」となる。さらに,右下のボタンがG/A/B/Kという順で横並びに配置される「TYPE B」,プレイヤーがボタンの位置を自由に変えられる「CUSTOM」という3つの操作方法が用意される。個人的に,TYPE Aはゲームパッド派,TYPE Bはアーケードスティック派に向いている印象を受けた。
 また,「ソウルキャリバー」の特徴的なシステムである「8WAY RUN」は,動かしたい方向にスティックをドラッグすれば,キャラクターもそれに対応した方向に移動する。
 そのほかに,バーチャルパッドの透明度を変えたり,「A/B」「A/K」「A/B/K」など複数のボタンを1つにまとめたものを,補助ボタンとして表示させられる。

バーチャルパッドの設定画面。左から順にTYPE-A,TYPE-B,CUSTOMとなる
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 今回は先述の通り,iPad 2でプレイしたが,持ち方も大事な要素になるといえる。最初は両手で持って操作していたのだが,初期設定ままのコントローラーセッティングでは,右側にある4つのボタンが少々遠く,押しにくさを感じた。そこで,これらをさらに右寄りに移動させ,iPadを膝の上に置きながらプレイしてみたところ,かなり操作しやすくなった。Game Centerでスコアを競ったりするなら,「CUSTOM」で最適なボタン配置を調節するのがいいだろう。

画面右上のバーを右に動かすとバーチャルパッドの色が濃くなり,左に動かすと薄くなる。なお,左端までバーを動かすと,パッドは完全に消える。また,左上には補助ボタンの設定メニューがあり,プリセットされたものの中からいずれか1つを表示させられる
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 なお,デフォルトのゲーム難度はMEDIUMだが,ボタンを適当に押すいわゆる「ガチャプレイ」でも,敵をどんどん倒していくことができ,ノーコンティニューでエンディングを迎えられた。その1段階上のHARDでも,それほど難しくなかったので,格闘ゲームが得意でない人でも,十分楽しめるだろう。


完成度は非常に高い

このクオリティが携帯端末上で動くのは衝撃的


 iOS版ソウルキャリバーを遊んでみて,高品質なグラフィックスに驚かされた。キャラクターの動きはとても滑らかだし,フレームレートも安定して,処理落ちなどは見られなかった。「家庭用版がそのままiOS上で動いている」といっても過言ではない。iPhone/iPad上で,このクオリティのゲームが動くのを目の当たりにすると,素直に感心させられる。

 通信プレイや対戦プレイといったことはできないが,キャラクターやステージをアンロックしたり,TIME ATTACKやSURVAIVALに挑戦し,オンライン上のリーダーボードでスコアを競い合うことができる。格闘ゲームなので,1回のプレイは短時間で終わるし,ちょっとした空き時間に遊ぶなんてスタイルもいいかもしれない。
 新たに生まれ変わった名作格闘ゲームを,この機会にぜひ体験してみてほしい。

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