プレイレポート
iOS版「ソウルキャリバー」,本日配信。一足先にプレイしてみたので,プレイフィールをお届けしよう
「ソウルキャリバー」紹介サイト(iTunesが起動します)
本作は,ドリームキャスト版「ソウルキャリバー」をiOS向けに移植したタイトルとなる。ゲームには「ARCADE」「TIME ATTACK」「SURVIVAL」「EXTRA SURVAIVAL」「MUSEUM」「PRACTICE」「OPTIONS」の計7つのモードを収録。なお,「TIME ATTACK」「SURVIVAL」「EXTRA SURVAIVAL」の3つは,Game Center機能に対応し,オンラインのリーダーボード上でスコアを競い合える。
・「ARCADE」
CPUとの対戦を勝ち抜き,ステージ8(最終ステージ)にいるボス「インフェルノ」を倒せばクリアとなる。デフォルトのプレイアブルキャラクターは10名。なお,難度MEDIUM以上でゲームをクリア(コンティニュー可能)すると,隠しキャラクターやステージがアンロックされる。
・「TIME ATTACK」
ARCADEと同様に全8ステージが舞台となり,いかに速くクリアできるかを競う。
・「SURVIVAL」
限られた体力の中で,CPUを相手に何人勝ち抜けるかを競う。
・「EXTRA SURVAIVAL」
基本的な内容は「SURVIVAL」と共通だが,こちらはすべての攻撃が一撃必殺となっており,緊張感ある戦いを楽しめる。
・「PRACTICE」
練習モード。コマンドリストで技を確認したり,コンボの練習ができたりする。
・「MUSEUM」
CPU同士の戦いを見られる「BATTLE THEATER」と,ARCADEでクリア済みのキャラクターの演舞をチェックできる「EXHIBITION THEATER」を収録。
・「OPTIONS」
ゲーム難度(EASYからULTRA HARDまでの計5段階)の設定,制限時間の変更,バーチャルパッドのセッティングなどが可能。
バーチャルパッドのレスポンスは良好
ボタンの位置も自由に変更可能
iOS版「ソウルキャリバー」に注目している人の多くは,バーチャルパッドを使用した操作性が気になっていることだろう。格闘ゲーム初心者の筆者の率直な感想は,「レスポンスがよく,思っていたよりも操作しやすい」というものだ。一通りのモードを試してみたが,ボタンを押した瞬間,それに応じたアクションが起こり,とても気持ちよくプレイできる。
本作のボタン配置についても説明しよう。デフォルトの操作方法は,画面左下にスティック,右下にA(横斬り),B(縦斬り),K(キック),G(ガード)という4つのボタンがひし形状に配置された「TYPE A」となる。さらに,右下のボタンがG/A/B/Kという順で横並びに配置される「TYPE B」,プレイヤーがボタンの位置を自由に変えられる「CUSTOM」という3つの操作方法が用意される。個人的に,TYPE Aはゲームパッド派,TYPE Bはアーケードスティック派に向いている印象を受けた。
また,「ソウルキャリバー」の特徴的なシステムである「8WAY RUN」は,動かしたい方向にスティックをドラッグすれば,キャラクターもそれに対応した方向に移動する。
そのほかに,バーチャルパッドの透明度を変えたり,「A/B」「A/K」「A/B/K」など複数のボタンを1つにまとめたものを,補助ボタンとして表示させられる。
今回は先述の通り,iPad 2でプレイしたが,持ち方も大事な要素になるといえる。最初は両手で持って操作していたのだが,初期設定ままのコントローラーセッティングでは,右側にある4つのボタンが少々遠く,押しにくさを感じた。そこで,これらをさらに右寄りに移動させ,iPadを膝の上に置きながらプレイしてみたところ,かなり操作しやすくなった。Game Centerでスコアを競ったりするなら,「CUSTOM」で最適なボタン配置を調節するのがいいだろう。
なお,デフォルトのゲーム難度はMEDIUMだが,ボタンを適当に押すいわゆる「ガチャプレイ」でも,敵をどんどん倒していくことができ,ノーコンティニューでエンディングを迎えられた。その1段階上のHARDでも,それほど難しくなかったので,格闘ゲームが得意でない人でも,十分楽しめるだろう。
完成度は非常に高い
このクオリティが携帯端末上で動くのは衝撃的
iOS版ソウルキャリバーを遊んでみて,高品質なグラフィックスに驚かされた。キャラクターの動きはとても滑らかだし,フレームレートも安定して,処理落ちなどは見られなかった。「家庭用版がそのままiOS上で動いている」といっても過言ではない。iPhone/iPad上で,このクオリティのゲームが動くのを目の当たりにすると,素直に感心させられる。
通信プレイや対戦プレイといったことはできないが,キャラクターやステージをアンロックしたり,TIME ATTACKやSURVAIVALに挑戦し,オンライン上のリーダーボードでスコアを競い合うことができる。格闘ゲームなので,1回のプレイは短時間で終わるし,ちょっとした空き時間に遊ぶなんてスタイルもいいかもしれない。
新たに生まれ変わった名作格闘ゲームを,この機会にぜひ体験してみてほしい。
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