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「那由多の軌跡」の楽曲も披露された「Falcom jdk BAND 2012 Super Live in ニコファーレ 〜今日は零の軌跡Evolution・那由多の軌跡・Ys25周年記念祭りだぁ〜」をレポート
「Falcom jdk BAND 2012 Super Live in ニコファーレ 〜今日は零の軌跡Evolution・那由多の軌跡・Ys25周年記念祭りだぁ〜」と,非常に長いタイトルがつけられた今回の公演。その名のとおり,発売を控えた「那由多の軌跡」や「英雄伝説 零の軌跡 Evolution」,そして25周年を迎える「Ys」シリーズなどの楽曲を中心に演奏するというもの。さらに今回は昼と夜の2回公演で,ともに300人の会場キャパシティを超えるファンが集結し,大いに盛り上がった。その模様をここでお伝えしよう。なお今回参加したのは,以下のおなじみのメンバーだ。
ファルコムjdkバンドメンバー
Vo. イカルス渡辺さん
Vo. 小寺可南子さん(コテカナ)
Gt. 井上央一さん(テル)
Gt. 寺前 甲さん(アンジェロ)
Ba. 榎本 敦さん(王子)
Dr. 岡島俊治さん(オカジ)
Key.上倉紀行さん(かみちゃん)
Vn. 水谷美月さん
「ファルコムjdkバンド」メディア合同インタビュー
ステージはイントロダクションからの「Get Over The Barrier」(零の軌跡)でスタート。ファンにとって耳馴染みのある曲なうえに,主旋律が水谷さんのヴァイオリンによるアレンジバージョンで,客席はもちろん,中継されていたニコニコ生放送のコメントもヒートアップしていた。
2曲目の「MIGHTY OBSTACLE 〜The Wind of Zemeth」(イース6)と,MCを挟んで演奏された「Maybe it was fated」(空の軌跡 SC)は,ともにボーカルバージョンだ。ここでボーカルの“角神”ことイカルスさんと,小寺さんがステージに加わり,メンバー全員が揃っての演奏を行った。
続く「Feena 〜女神たちの囁き」(イース)と「星の在り処 bossa nova」(空の軌跡)では,前半の激しい楽曲から一転,しっとりと聴かせるバラードを小寺さんが歌いあげる。
続いてのコーナーでは,メンバーの小寺さん,岡島さん,上倉さんが出演しているニコニコ動画の番組「jdk TV」のコーナーをイメージした,3人によるアコースティックライブが披露された。ちなみにこのコーナーは,昼の部と夜の部で演奏曲が異なり,昼は「LILIA」(イース2),夜は「誰かがあなたを愛してる」(ぽっぷるメイル)と,どちらもファンには懐かしいメロディを聴かせてくれた。
次の2曲は,やはり懐かしい名曲「遙かなる時を越えて」(ソーサリアン),そして「Endless History」(イース)。イカルスさんの熱いボーカルで聴かせるバラードで,会場のLEDパネルに流れるニコ生コメントには「涙出てきた……」「鳥肌が止まらない」など,感激するファンも見られた。
その後,キャスター風にメガネをかけた水谷さん(似合う!)より,次回のファルコムjdkバンドのライブ決定が告知された。開催日は「那由多の軌跡」発売翌日の7月27日,場所は東京・日本橋三井ホールで行われるとのこと。ニコファーレの約3倍以上となる1000人近くのキャパがあるホールとのことで,客席の盛り上がりはより大きなものとなりそうだ。
そして今回のライブの目玉といっても過言ではない,インストゥルメンタル曲5連発パートがやってきた。
ダルク・ファクトの声色を演じるイカルスさんのMCから,ファルコムファンなら誰もが知っている名曲「TO MAKE THE END OF BATTLE」(イース2),「OVER DRIVE」(イース2),「Intense Chase」(零の軌跡),「Formidable Enemy」(零の軌跡),「Invitable Struggle」(零の軌跡)のアレンジバージョン5曲がノンストップで合計20分以上も演奏された。バンドにとっても,観客にとっても怒濤のハイボルテージタイムとなった。
続く演奏は,現在開発中の「零の軌跡 Evolution」に収録される新曲「セルリアンブルーの恋」,そして新たにアレンジされたオープニングテーマ「way of life -Evolution Edit-(仮)」。完全新曲となる前者は,一般客の前での演奏そのものが初めてとなる。小寺さんの透き通るようなボーカルに,客席一同は聞き惚れていた。これら2曲を含め,「零の軌跡 Evolution」では,オリジナル版「零の軌跡」のサウンド全曲が,アレンジバージョンとして収録されるとのこと。
ライブ最後となるパートでは,ともにイース6から「RELEASE OF THE FAR WEST OCEAN 〜I'm here for you」「パンドラ」を演奏。どちらもボーカル曲で,後者はイカルスさんと小寺さんのツインボーカルが美しい曲となっており,会場とニコ生コメントが「ララーララーララーララー♪」のコーラスであふれた。
もちろん,ライブはここで終わるはずもない。「jdk! jdk!」「発情期! 発情期!(2011年のX'masライブでの言い間違えが発端に)」の大合唱により,アンコールへと突入。メンバーのソロパートを交えた「FIRST STEP TOWARDS WARS」(イース),続いて最新作「那由多の軌跡」より,このライブで初公開となった「那由多の星の物語」「Cry for me, cry for you」(空の軌跡 The 3rd),そしてライブの大トリでは定番の「銀の意志 金の翼」(空の軌跡 SC)が演奏され,会場の熱気冷めやらぬまま,これまでのjdkライブ史上最長となる全21曲,約2時間半の公演が終了となった。
なお当日夜の公演後には,ファルコムjdkバンドに対する合同インタビューも行われたので,その模様は追ってお送りすることにしよう。
「ファルコムjdkバンド」メディア合同インタビュー
【セットリスト】
「Falcom jdk BAND 2012 Super Live in ニコファーレ 〜今日は零の軌跡Evolution・那由多の軌跡・Ys25周年記念祭りだぁ〜」セットリスト
2:MIGHTY OBSTACLE 〜The Wind of Zemeth(イース6)
3:Maybe it was fated(空の軌跡SC)
4:Feena 〜女神たちの囁き(イース)
5:星の在り処 bossa nova(空の軌跡)
6:LILIA(昼の部/イース2)
誰かがあなたを愛してる(夜の部/ぽっぷるメイル)
7:遙かなる時を越えて(ソーサリアン)
8:Endless History(イース)
9:TO MAKE THE END OF BATTLE(イース2)
10:OVER DRIVE(イース2)
11:Intense Chase(零の軌跡)
12:Formidable Enemy(零の軌跡)
13:Invitable Struggle(零の軌跡)
14:セルリアンブルーの恋(零の軌跡 Evolution)
15:way of life -Evolution Edit-(仮題/零の軌跡 Evolution)
16:RELEASE OF THE FAR WEST OCEAN 〜I'm here for you(イース6)
17:パンドラ(イース6)
En1:FIRST STEP TOWARDS WARS(イース)
En2:那由多の星の物語(那由多の軌跡)
En3:Cry for me, cry for you(空の軌跡 The 3rd)
En4:銀の意志 金の翼(空の軌跡 SC)
- 関連タイトル:
那由多の軌跡
- 関連タイトル:
英雄伝説 零の軌跡 Evolution
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